歯科の給水配管と休診日明けの水|ユニットの水回りをどう管理するか

歯科の給水配管と休診日明けの水|ユニットの水回りをどう管理するか
この記事の結論

水道の元栓に1台入れると、ユニット・手洗い・器具洗浄のシンクまで、その系統を通る水がまとめてウルトラファインバブル水になります。院内に装置を置く場所は要りません。

本体価格は20Aが350,000円、25Aが600,000円(税抜)。工事費は50,000〜80,000円で、電源も薬剤も使わず、保証は計10年です。

休診日明けの水のにおい、ユニットのチューブの内側、朝のフラッシングにかける時間。歯科クリニックの給水回りをどう管理するかを、院長先生と衛生管理の担当者さま向けに整理しました。

目次

休診日明けの1杯目に、配管の中で起きていること

診療していない時間、院内の給水管とユニットのチューブの中では水が動きません。滞留している間に遊離残留塩素は下がり、水温は室温に近づきます。壁面に汚れが定着しやすい条件がそろうのは、この止まっている時間です。

だから朝いちばんに水を流します。フラッシングで置き換わるのは、その時点で管の中にたまっている水です。壁面にすでに定着した層は、流すだけでは離れません。

管理の勘どころは、流す量を増やすことよりも、止まっている時間に壁面へ付きにくくしておくことにあります。

壁面に定着する層(バイオフィルム)と、水の側の手段

微生物とその分泌物が壁面に定着して層になったものがバイオフィルムです。水が止まっている時間が長いほど育ち、いちど定着すると水流だけでは離れにくくなります。レジオネラをはじめとする衛生リスクの対策で基本とされるのが、この温床となるバイオフィルムを抑えることです。

ウルトラファインバブルは直径1マイクロメートル未満の泡で、浮き上がらずに水の中を長くただよいます。表面はマイナスに帯電していて、プラスに帯電した疎水性の汚れに吸着し、付着力を弱めて水流で剥がれやすくします。壁面を泡が覆うことで、離れた汚れが再び付くのを抑える働きも期待できます。

薬剤で処理する装置とは働き方が違います。物理的なアプローチなので、法令や院内の手順で決まっている洗浄・記録は、これまでどおり続けていただく位置づけです。

いま歯科クリニックで行われている管理を並べてみる

朝と患者さまごとのフラッシング

手順書に残しやすく、費用もかかりません。置き換わるのは管の中の水なので、止まっていた時間が長い朝は流す時間を長めに取る運用になります。

据置型の専用装置

ユニットの近くや機械室に置くタイプです。フィルターや電極の交換という消耗品の費用と、発注・在庫の管理という事務がついてきます。設置スペースも必要です。

項目 据置型の専用装置(一般例) UFB DUAL®(元栓一体型)
働き方 薬剤などで処理するタイプが多い 泡が汚れの付着力を弱め、剥がれやすくする
ランニング フィルター・電極の交換と定期の保守費用が続く 消耗品なし・電源なし
診療への影響 方式による 減水率は約5%で、いまの水圧を保つ
対象になる範囲 つないだ機器・系統 元栓から先の全系統
保証 製品による 計10年

出典:株式会社ウォーターデザインの公開資料(2026-09-26 確認)

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給水側に1台入れると、どこまで届くか

取り付けるのは水道メーターの二次側です。そこから先の系統を通る水が変わるので、ユニットの注水と給水、患者さまのうがいの水、手洗い、器具洗浄のシンク、掃除用のシンクまでが同じ水になります。ユニットの台数が増えても、装置は元栓の1台のままです。

ユニットのチューブでは、設置後に約200Lを通水した時点で内側の汚れが剥がれていく記録があります。配管に残っていた汚れが動くため、変化は通水した量と時間に応じて進みます。

ここから先が、院内の仕事の言葉に変わるところです。チューブ内の汚れの堆積ペースが緩やかになれば、チューブ交換や配管洗浄の間隔を見直す検討材料になります。据置型の消耗品がなくなれば、電極やフィルターの発注と在庫管理という事務がそのまま消え、スタッフの時間を診療と患者対応に戻せます。

導入したあとに院内で確認できる項目

変化は数字ではなく、日々の記録の形で見えてきます。導入の前後で同じ項目を同じ手順で見るようにしておくと、次の判断が早くなります。

  • 朝のフラッシングで色とにおいが落ち着くまでの時間
  • ユニットのチューブを交換したときの、内側の付き方
  • スピットン・排水トラップまわりの汚れの付き方
  • 器具洗浄のシンクで、つけ置きのあとに手を入れる回数
  • 水圧の体感(ユニットの注水と手洗いで、設置前と比べる)

口径・費用と、工事のあいだの断水

口径は給水管の太さで決まります。歯科クリニックでは25Aが多いものの、ビルのテナントでは20Aのこともあり、実際の管を見て選びます。

作業する場所は、敷地かパイプスペースにある水道メーターの周りだけです。診療フロアに立ち入らないので、チェアや技工室の養生は要りません。水が止まるのは1〜2時間で、これは配管を切って UFB DUAL® をつなぎ込んだあと、接着剤が固まるまで通水できないためです。前後の段取りを含めた全体は3時間〜半日を見ておけば足り、休診日や診療後の時間帯に合わせて組めます。

テナントとして入っているビルが受水槽を使っている場合、院内の蛇口は止まりません。つなぎ込む位置が水道メーターと受水槽のあいだになるため、作業中も槽に貯まった水がそのまま各テナントへ配られます。

口径 当社販売価格(税抜) メーカー希望小売価格 工事費(税抜・目安)
20A 350,000円 498,000円 50,000〜80,000円
25A 600,000円 850,000円 50,000〜80,000円

税抜。

よくあるご質問

診療を止めずに工事できますか

休診日か診療後の時間帯に行えば、診療時間には影響しません。断水は1〜2時間で、配管をつないだ接着剤が固まるまで水を通せないためこの時間が要ります。工事全体は3時間〜半日です。

いくらかかりますか

25Aなら本体600,000円と工事費50,000〜80,000円で、合計650,000〜680,000円(税抜)です。20Aなら本体350,000円で、合計400,000〜430,000円になります。製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切頂きません。

いま使っている据置型の装置は外せますか

取り外しにも対応できます。外したあとは消耗品の費用と交換の手間がなくなり、給水の管理は元栓の1台に集まります。

ランニングコストはかかりますか

かかりません。可動部と消耗品がなく、電源も薬剤も使いません。水道の水圧だけで泡をつくる構造です。

保証は何年ですか

計10年です。メーカー保証2年と当社の延長保証8年を合わせたもので、窓口は当社ひとつです。

お見積もりには何が要りますか

水道メーターまわりの写真、口径の数字が読める写真、建物の全景の3枚があれば概算をお出しできます。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社


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歯科クリニックさま

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ご相談とお見積もりは無料です。製品代と工事代を分けてお示しし、お見積もり以上の金額はいただきません。

送信後、24時間以内に一次回答いたします。

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