ポセイドンと UFB DUAL® の方式の違い|電解で補正するか、剥がすか

ポセイドンと UFB DUAL® の方式の違い|電解で補正するか、剥がすか
この記事の結論

ポセイドンは、ユニットに入る水の遊離残留塩素を電気分解で補正する装置で、ユニットの水の衛生に目的をしぼった、実績のある設備です。UFB DUAL® は、水道の元栓で水そのものを汚れが剥がれやすく付きにくい性質にする設備で、していることが違います。

UFB DUAL® には、消耗品と電源がなく続く費用がかからないこと、元栓に1台で診療フロアに場所を取らないことの2つの利点があります。25Aなら本体と工事費で65〜68万円(税抜)です。

お見積もりは無料です。製品代と工事代を分けてお示しし、お見積もり以上の金額はいただきません。

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ポセイドンを検討している、あるいはすでに使っていて、UFB DUAL® との違いを知りたい歯科クリニックの院長先生に向けて、メーカーの公開ページの記述をもとに、方式と費用を並べました。

目次

どちらも「ユニットの水」に向けた設備だが、していることが違う

ポセイドンは、株式会社セルフメディカルが「歯科ユニットウォーターライン除菌装置」として案内している装置です。ユニットに入る水の遊離残留塩素を補い、濃度を保つことに目的をしぼった設備で、1台のユニット用から、多くのユニットをまとめてまかなう型まで用意されています。導入した医院が、自院のホームページで紹介していることもあります。

UFB DUAL® は、水道の元栓に取り付けて、院内に入る水をまとめてウルトラファインバブル水にする設備です。水の消毒の力を補うのではなく、汚れが壁に付く力を弱めて、剥がれやすく付きにくくします。同じ「ユニットの水」に向けた設備でも、していることが違うので、置き換えの比較だけでなく、役割の違いで考えます。

電解で遊離残留塩素を補正するという考え方

メーカーの製品ページは、ポセイドンの仕組みを次のように説明しています。「センサーが水の流れを感知、電解槽に通電します。水中に含まれる塩素イオン(Cl–)が電解により塩素(Cl2)に変化、Cl2 はすぐに水と反応し、次亜塩素酸(HClO)や次亜塩素酸イオン(ClO–)(=遊離残留塩素)に変化し遊離残留塩素濃度を補正します。」

水が流れたときに働き、水道水にもともと含まれる塩素イオンから遊離残留塩素をつくって濃度を保つ、という考え方です。水が止まっているあいだに下がる遊離残留塩素を、水の流れに合わせて補う設計になっています。電気分解で水を処理する方式の一般的な整理は、方式を3つに分けた記事にまとめています。

剥がして、付きにくくするという考え方

UFB DUAL® は、元栓を通る水に、目に見えない大きさの泡を含ませます。泡の表面のマイナスの電気が汚れを引き寄せ、壁にしがみつく力をゆるめるので、流れが来たときに汚れが離れていきます。一度離れた場所にも泡が並ぶので、同じ汚れがまた付くのを抑える働きも期待できます。

水の消毒の力を上げるのではなく、汚れの付き方を変える物理的な働きです。消毒は、消毒剤とユニットのメーカーが指示する手順で続けます。水道の水圧だけで泡をつくるので、電源も動力も薬剤も使いません。

設置の場所と台数

メーカーの製品ページによると、ポセイドンは「S タイプは1台につきユニット1台、セントラルタイプは1台でユニット最大15台まで対応可能」です。ユニットの数と配置に合わせて、型と台数を選ぶ形です。

UFB DUAL® は、水道メーターの先の給水管に1台入れます。院内の水がまとめて変わるので、ユニットの注水とコップ給水に加え、洗面、手洗い、器具洗浄のシンクまで同じ水になり、チェアが増えても装置は増えません。本体は元栓の位置にあり、診療フロアや機械室に置き場所を取りません。

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診療のときの操作

メーカーの製品ページは、ポセイドンの使い方として「診療前、および診療後に、電源のON/OFFとバルブの切り替え操作を行って下さい」と案内しています。毎日の診療の始まりと終わりに、決まった操作が入る設計です。

UFB DUAL® には、毎日の操作がありません。元栓で常に働いているので、診療の前後にスタッフが触る部分はありません。減水率は約5%で、水圧と水量をほぼ保つので、タービンの水量やコップ給水の出方も、いまのまま使えます。

続けて交換するものがあるかどうか

メーカーの製品ページには、「日常的には不要ですが、定期的なフィルター交換、電極ユニット、および気液分離器の交換が必要」と書かれています。電気分解で水を処理する装置として、交換の時期が決まった部品を持つ構成です。

UFB DUAL® は、可動部と消耗品がない構造で、定期に交換する部品がありません。発注、交換の作業、在庫の置き場所、交換の記録という仕事も生じないので、設置したあとに続く費用は0円です。

観点 電解で遊離残留塩素を補正する方式 元栓で剥がれやすく付きにくくする方式
していること 水の遊離残留塩素を補い、濃度を保つ 汚れの付着力を弱め、剥がれやすく付きにくくする
置く場所と台数 ユニットごと、または複数のユニットをまとめて 水道の元栓に1台。院内の水全体
毎日の操作 診療の前後に電源とバルブの操作 なし
定期に交換するもの フィルター・電極ユニット・気液分離器 なし
電源 要る 要らない(水道の水圧だけで働く)

費用(当社の金額を出します)

UFB DUAL® の費用は、本体価格と工事費だけです。歯科クリニックでは25Aが多いものの、口径は給水管の太さで決まるので、ビルのテナントなどでは20Aのこともあります。続く費用がないので、下の合計がそのまま10年の合計になり、保証は計10年(メーカー保証2年と当社の延長保証8年)です。お見積もりは無料で、製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切頂きません。

口径 当社販売価格(税抜) メーカー希望小売価格(税抜) 工事費(税抜) 合計(税抜)
20A 350,000円 498,000円 5〜8万円 40〜43万円
25A 600,000円 850,000円 5〜8万円 65〜68万円

税抜。

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併せて使う場合に確かめること

2つの設備は受け持つところが違うので、どちらか一方を選ぶだけでなく、併せて使う組み合わせも考えられます。ただし、メーカーの製品ページには、ほかの薬剤との組み合わせについての注意が書かれています。「過酸化水素(H₂O₂)…ポセイドンで生成される次亜塩素酸水(酸化剤)と反応してお互いの酸化剤としての効力を相殺してしまいます。」

併せて使う場合や、ユニットのラインに薬剤を流す手順がある場合は、ユニットのメーカーとポセイドンのメーカーの両方に、組み合わせてよいかを確かめてから決めます。UFB DUAL® は薬剤を使わず、元栓で水の性質を変えるだけなので、当社の側で操作や薬剤の追加をお願いすることはありません。いまお使いのポセイドンを残したまま、元栓に UFB DUAL® を加える形も、外して切り替える形も、ご相談に応じます。

何を聞けば、その場で比べられるか

方式の違う設備を比べるときは、同じ問いを両方に聞くと、判断がそろいます。次の5つを、説明を受けるときに確かめてください。

  • その設備は、水に対して何をしているか
  • チェアが増えたら、装置と費用も増えるか
  • 毎日の操作は何があるか
  • 定期に交換する部品は何で、何か月ごとか
  • 10年で合計すると、本体・工事・交換部品・点検でいくらになるか

よくあるご質問

ポセイドンと UFB DUAL® は、何が違いますか

ポセイドンは電気分解で水の遊離残留塩素を補正する装置で、UFB DUAL® は元栓で水を汚れが剥がれやすく付きにくい性質にする設備です。していることが違います。

UFB DUAL® にはどんな利点がありますか

消耗品と電源がないので続く費用がかからないことと、元栓に1台で診療フロアに場所を取らないことです。チェアが増えても装置は増えません。

ポセイドンと一緒に使えますか

受け持つところが違うので、併せて使う組み合わせも考えられます。組み合わせる場合は、ユニットとポセイドンの両方のメーカーに確かめてから決めます。

いま使っているポセイドンを外して切り替えられますか

取り外しにも対応しています。残して併せて使う形も含めて、ご相談に応じます。

UFB DUAL® の費用はいくらですか

20Aなら本体350,000円と工事費5〜8万円で40〜43万円、25Aなら本体600,000円と工事費で65〜68万円(税抜)です。設置したあとに続く費用はありません。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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