温浴施設のコスト削減|清掃・逆洗・ろ材の費用をまとめて下げる

温浴施設のコスト削減|清掃・逆洗・ろ材の費用をまとめて下げる

この記事の結論

温浴施設のコストのうち、ろ材の交換、逆洗(ろ過器に水を逆向きに流してろ材を洗う作業)に使う水、配管洗浄、洗い場の清掃の人手は、循環配管・ろ過器・浴槽に汚れが付く速さに左右されます。給水の元栓直下に UFB DUAL® を1台付けると、館内に入る水がすべてウルトラファインバブルを含む水になり、汚れの付き方を抑えて、これらの費目を見直せます。

減水率は約5%で、シャワーの勢いも湯の出方もいまのままです。大浴場を持つ規模の施設では給水管が40Aか50Aになることが多く、製品代は40Aで2,500,000円、50Aで3,500,000円、工事費は150,000円程度です(税抜)。

お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。

本部から光熱費と人件費を下げるよう求められている支配人・運営責任者の方へ。費目を1つずつ削る前に、いくつかの費目をまとめて押し上げているものと、給水の側からできることを、費用まで含めてまとめました。

目次

いくつかの費目を、同じ原因がまとめて押し上げています

温浴施設のコスト削減は、燃料の単価、水道の使用量、清掃の人件費と、費目ごとに進めるのが一般的です。ただ、そのうちいくつかは同じ原因で一緒に増えます。循環配管とろ過器と浴槽の面に、汚れと微生物が層になって付くことです。

付く量が増えると、逆洗と配管洗浄の回数が増え、ろ材の目詰まりが早まり、洗い場の清掃に時間がかかります。付く量を抑えられれば、これらの回数と時間を見直す材料がそろいます。この記事では、その付き方に給水の側から手を入れる方法を説明します。

月々出ている費目を並べる(燃料・水道・薬品・ろ材・清掃の人手と委託費)

まず、月々の費目を、それぞれ何によって増減するかで分けます。汚れの付着と関係のある費目と、関係の薄い費目が見分けられます。

費目 主に何で増減するか 付着との関係
燃料 湯の量・加温の時間・給湯器の伝熱面の状態 伝熱面にスケールが付くと、熱が水に伝わりにくくなる
水道 換水・補給・逆洗・シャワー 逆洗と配管洗浄に使う水の量が変わる
薬品 遊離残留塩素の濃度管理 濃度の管理は要領と条例のとおり続ける
ろ材 交換の周期 目詰まりが早いと交換の周期が縮む
清掃の人手と委託費 洗い場・浴槽・鏡の作業時間 汚れが戻るまでの日数で作業の量が変わる

その費目を押し上げているもの(循環配管とろ過器と浴槽の付着)

厚生労働省の「公衆浴場における衛生等管理要領」は、入浴者から持ち込まれた微生物が有機質を栄養にして、ろ過器や浴槽、配管の内側に生物膜をつくると書いています。この膜は殺菌剤から中の微生物を守るため、浴槽水を消毒するだけでは取り除けない、とも書かれています。

生物膜、つまりバイオフィルムは、一度層になると、ろ材の目詰まりや洗浄の手間の増加につながります。燃料以外のいくつかの費目が一緒に増えるのは、この層が育つ速さが共通の原因になっているためです。

館内のどこの水が変わるのか

元栓は、館内に入るすべての水の入口です。元栓直下に付けた UFB DUAL® を通った水は、大浴場への補給にも、水風呂にも、洗い場のシャワーにも、厨房にも届きます。つくられる泡は直径1マイクロメートル未満のウルトラファインバブルで、浮き上がらずに水の中をただよい、配管の先まで運ばれます。

場所 変わること
大浴場・貯め湯 湯あたりがやわらかく、湯冷めしにくいと感じる方がいる湯になります。レジオネラ対策の基本となるバイオフィルムの蓄積を抑え、衛生環境の向上が見込める
水風呂 張る水も補給の水も、ウルトラファインバブルを含む水に
洗い場のシャワー・カラン シャワーヘッドを替えずに、すべての吐水口が同じ水に
厨房 食洗機とスチームコンベクションの内部のスケールを剥がし、再付着を抑える
給排水配管 内側のバイオフィルムとスケールの蓄積を抑える

浴槽と洗い場のピンク汚れ

洗い場の目地や浴槽の縁に出るピンク色の汚れは、湯がかかり続ける面に、皮脂や石けんの残りを栄養にした微生物が膜をつくったものです。清掃しても日がたつと薄く戻ってきます。

UFB DUAL® の泡は表面がマイナスに帯電していて、目地やタイルと、そこに付こうとする皮脂の汚れのあいだに入り込み、付着する力を弱めます。弱まった汚れは、閉館後に床を流す水で剥がれやすくなり、泡が面を覆うことで再付着も抑えられます。色が戻るまでの間隔が延びれば、日々の清掃の時間と範囲を見直せます。清掃そのものは続けたうえで、変わるのは1回の手間と次の清掃までの間隔です。

循環配管とろ過器

要領は、ろ過器を1週間に1回以上逆洗浄して汚れを出すこと、ろ過器と循環配管の生物膜を適切な方法で除去・消毒することを求めています。この作業は続けたうえで、次の逆洗までに付く量を減らすのが、給水の側からできることです。

付く量の変化は、ろ過器の差圧(入口と出口の圧力の差)で確かめます。逆洗の前後で差圧を記録しておくと、差圧が上がるまでの日数が分かります。この日数が延びれば、逆洗の水、ろ材の交換周期、配管洗浄の間隔を見直す材料になります。

衛生管理と、いっしょに使う

レジオネラ属菌の対策で基本とされるのは、その温床になるバイオフィルムを抑えることです。UFB DUAL® は、このバイオフィルムの蓄積を抑える設備です。殺菌と消毒は、これまでどおり塩素系の薬剤と専門の水質管理で行い、その上に重ねて使います。

公衆浴場の要領には、エアロゾル(吸い込める細かい水しぶき)を出す「気泡発生装置等」の定めがあります。UFB DUAL® を付けるのは館内に水が入る元栓で、ろ過して回している浴槽の湯には手を触れません。泡は1マイクロメートル未満で浮き上がらず、水面ではじけて水しぶきになることもありません。

ただ、条例の書きぶりは自治体ごとに違います。当社は、ご提案の前に施設のある自治体の条例を確かめ、抵触する地域ではご提案しません。

シャワーヘッドを1本ずつ替える方式との違い

ウルトラファインバブルを使う方法には、洗い場や客室のシャワーヘッドを替える方式もあります。どちらが合うかは、主に変えたい範囲と、備品として管理する手間で分かれます。

観点 シャワーヘッド型(一般例) UFB DUAL®(元栓型1台)
対象範囲 付けた水栓だけ 大浴場・水風呂・シャワー・厨房まで館内すべて
盗難・破損・陳腐化 備品なので起こりうる 配管の中なので起きない
シャワーヘッド内の滞留水 生じうる 該当しない
取り付けと交換の手間 本数分 元栓直下の1か所
保証 製品による 計10年(メーカー2年+筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)

費用と導入の流れ

費用は、取り付ける給水管の太さ(口径)で決まります。大浴場を持つ規模の施設では40Aか50Aになることが多く、製品代は40Aが2,500,000円、50Aが3,500,000円(税抜。メーカー希望小売価格の設定がないオープン価格)で、工事費は150,000円程度です。水道メーターのまわりが石材やタイルで仕上げてある場合は、復元の費用が別にかかります。

工事全体は3時間から半日で、そのうち水が止まるのは、配管をつなぐ接着剤が固まるまでの1〜2時間です。受水槽のある建物なら、館内は槽に貯まった水で使えます。電気代と消耗品はかかりません。当社ではお見積もり時に製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切いただきません。

相談内容の欄に、給水管の口径、受水槽の有無、浴槽の数をお書きいただければ、館内のどこまでを1台でまかなえるかをお答えします。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

よくあるご質問

どの費目がいくら下がりますか

ろ材の交換、逆洗の水、配管洗浄、清掃の時間が下がります。下がった額は、導入の前後の記録で示せます。見るのは、ろ過器の差圧が上がるまでの日数、逆洗と配管洗浄の間隔、場所ごとの清掃の作業時間で、同じ時期どうしで比べます。

水圧や湯の出方は変わりますか

ほぼ変わりません。減水率は約5%で、シャワーの勢いも浴槽への補給も、いまの使い心地のままです。

塩素の管理は続ける必要がありますか

はい、続けます。遊離残留塩素の濃度管理と水質検査は要領と条例のとおりに行い、UFB DUAL® はその上に重ねて使う設備です。

営業を止めずに工事できますか

受水槽のある建物なら、できます。館内は槽に貯まった水で使えます。直結給水の建物は1〜2時間水が止まるので、開館前や休館日に日程を組みます。

保証は何年ですか

計10年です。メーカーの2年に株式会社ライヴスの延長8年を重ね、お問い合わせの窓口は当社ひとつです。

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アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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