この記事の結論
清掃の人手が足りないときは、人を増やす・外部に委託する・道具を変えるに加えて、汚れが付くまでの日数を延ばし、1回の作業時間を短くする方法があります。元栓に UFB DUAL® を付けると、浴槽や洗い場のぬめりが付き始めるまでが遅くなり、日々の清掃の時間と範囲を見直す材料になります。
まず場所ごとの作業時間を1週間記録すると、浴槽の縁に固まったスケールの削り落とし、洗い場のぬめり、鏡の拭き上げ、ろ過器まわりのどこに時間を使っているかが分かります。清掃は続けたうえで、変わるのは1回の手間と、次の清掃までの間隔です。
清掃スタッフが集まらず、閉館後の作業が回らなくなっている温浴施設の支配人・現場責任者の方へ。作業時間を決めているものと、手の入れ方をまとめました。
作業時間の内訳
浴室の清掃は、毎日の作業と定期の作業に分かれます。人手が足りないとき、先に崩れるのは定期の作業です。毎日の作業で手いっぱいになり、ケレンや配管まわりが後回しになって、次の定期作業がさらに重くなります。
まず、毎日の作業と定期の作業を分けて、それぞれ何時間かかっているかを出すところから始めます。
| 作業 | 頻度 | 時間を左右するもの |
|---|---|---|
| 洗い場の床と目地 | 毎日 | 付いたものが落ちるまでの手数 |
| 浴槽の縁と水位の線 | 毎日 | 付着の厚さ |
| 鏡・カラン | 毎日 | 白い跡の残り方 |
| スケールのケレン | 定期 | 固まった層の厚さ |
| ろ過器・集毛器まわり | 毎日と定期 | 詰まりの早さ |
時間がかかっている場所(スケールのケレン・洗い場のぬめり・鏡・ろ過器)
時間がかかるのは、落とすのに手数のかかる汚れです。浴槽の縁やカランの根元に固まったスケールは、酸性の洗剤で緩めてから、ヘラで削って落とすケレンという作業が要ります。浴槽や床の素材を傷めないように進めるため、1か所ごとに時間がかかります。
ご存じのとおり、洗い場の目地のぬめりは清掃してもしばらくすると戻り、鏡の白い跡は拭き上げを飛ばすと残ります。集毛器(浴槽水に混じった毛髪を集める網)は、要領で毎日の清掃と消毒が求められています。どの場所も、汚れが付くまでの日数が短いほど、毎日の手数が増えます。
いま使われている3つの方法(人を増やす・委託する・道具を変える)
人を増やす方法は、募集しても人が集まらない地域や時間帯では進めにくくなります。委託する方法は、定期清掃や配管洗浄を外に出せますが、毎日の作業は館内に残り、委託費が固定費として積み上がります。
道具を変える方法は、床洗浄機やスクイジー、高圧洗浄機で1回の手数を減らします。効果はありますが、落とす汚れの量そのものは変わらないため、汚れが付く速さには影響しません。
3つの方法はどれも、汚れが付いたあとに働きます。落とす汚れの量が同じままなら、作業の総量も大きくは変わりません。
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4つめの方法(汚れが付くまでの日数を延ばす)
残っているのは、落とす汚れの量そのものを減らす方法です。汚れが付くまでの日数が延びれば、毎日の手数が減り、定期作業の間隔も見直せます。
UFB DUAL® は元栓に取り付け、館内の水を直径1マイクロメートル未満の泡を含む水に変えます。泡の表面はマイナスに帯電していて、面と、そこに付こうとする皮脂や石けんの残りのあいだに入り込み、付着する力を弱めます。弱まった汚れは流す水で剥がれやすくなり、泡が面を覆うことで再付着も抑えられるため、浴槽や洗い場のぬめりの付き始めが遅くなります。
落とす作業は続けます。変わるのは、1回にかかる時間と、手を入れる間隔です。浮いた時間は、接客やほかの業務に回せます。減水率は約5%で、シャワーの出方はそのままです。
どこから測るか(作業時間の記録の取り方)
記録するのは、場所ごとの作業時間と、そのときの汚れの状態です。「清掃済み」だけでは、どこに時間を使っているかが分かりません。
記録用紙は浴室の出口に置き、作業の終わりにその場で書く形にすると、書き忘れが減ります。
- 場所ごとの開始と終了の時刻
- 汚れの状態(色が見えた・白い跡が残った・固まっていた)
- 使った洗剤と道具
- 作業した人数
- その日の入館者数
清掃の割り当てを組み替える
記録が1週間分そろったら、時間の長い場所から順に並べます。導入の前後で同じ記録を続けると、場所ごとに短くなった時間を1か月分足し上げられ、その時間を後回しになっていた定期作業に回せます。何時間浮いたかも、本部に数字で示せます。
割り当ては、面積を人数で割るより、汚れが戻る速さに合わせて手を入れる間隔を決めるほうが、実態に合います。付く速さが変われば、割り当ても組み替えられます。
組み替えた割り当ては、1か月ごとに記録と照らし合わせ、戻りが早い場所があれば間隔を詰め、遅い場所は広げていきます。
よくあるご質問
清掃を全部委託すれば解決しますか
定期作業の負担は軽くなりますが、毎日の作業は館内に残ります。委託費も固定費として積み上がるので、作業時間そのものを減らす方法と組み合わせて考えます。
汚れが付きにくくなれば、清掃は要らなくなりますか
いいえ、清掃は続きます。変わるのは1回の作業時間と、手を入れる間隔です。
効果はどれくらいで分かりますか
場所ごとの作業時間を導入の前後で記録して比べると、差が見えます。季節で汚れ方が変わるので、同じ時期どうしで比べます。
費用はどのくらいですか
給水管の太さで決まります。大浴場を持つ規模の施設で多い40Aなら、製品代2,500,000円(税抜。メーカー希望小売価格の設定がないオープン価格)、工事費150,000円程度です。電気代と消耗品はかかりません。
スタッフの教え方も変えたほうがよいですか
記録の取り方を先に教えると、どこに時間がかかっているかをスタッフ自身が見られるようになります。割り当ての組み替えにも、現場の声が入りやすくなります。
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