この記事の結論
節水を目的にした機器はシャワーや水栓から出る水の量や時間を絞って水道代を下げる機器で、水質を変える機器は水の量をほとんど変えずに、汚れの付きにくさと使い心地の側に働く機器です。下げたいのがシャワーの水量なら前者、清掃の手間や臨時の換水・逆洗なら後者が向いています。
UFB DUAL® は水質を変える機器で、減水率は約5%です。シャワーの勢いも浴槽への補給もいまのままなので、お客様の使い心地を保ったまま、付着に関わる費目を見直せます。
温浴施設で水回りの機器を比べている方に向けて、節水の機器と水質の機器が何をしていて、どの費目の見直しに向いているのかを並べました。
水道代の内訳(浴槽の換水・シャワー・洗い場・厨房)
温浴施設の水は、浴槽の換水と補給、洗い場のシャワーとカラン、ろ過器の逆洗、厨房と清掃に分かれます。浴槽の換水は「浴槽の容量×換水の回数」の量になるため、大きな浴槽を持つ施設では大きな割合を占めます。
機器を選ぶ前に、下げたいのがこのうちのどれかを決めておきます。シャワーの量を下げたいのか、換水や逆洗を減らしたいのか、清掃の時間を減らしたいのかで、向いている機器が変わるからです。
節水を目的にした機器は何をするか
節水の機器は、水栓やシャワーから出る量を減らします。流量を一定に絞る弁、吐水の時間を区切る自閉式の水栓、空気を混ぜて水の量を減らすシャワーヘッドなどです。働くのは、主にシャワーとカランの水量です。
水量を大きく絞る方式では、そのぶん水の出方が変わります。洗い場のシャワーは、お客様が勢いと湯量を肌で直接評価する場所です。浴槽の換水や逆洗の量には、ほとんど働きません。
また、節水の機器は付けた水栓にしか働かないので、洗い場の本数が多い施設では、付ける数と交換の手間も費用に入れて比べます。
水質を変える機器は何をするか
水質を変える機器は、水の量ではなく、水が面に触れたときの振る舞いを変えます。UFB DUAL® は元栓に取り付け、水道の水圧だけで、水にもともと溶けている空気を直径1マイクロメートル未満の泡にします。
泡の表面はマイナスに帯電していて、配管やろ過器や浴槽の面と、そこに付こうとする汚れのあいだに入り込み、付着する力を弱めます。泡が面を覆うことで、再付着も抑えます。付く速さが落ちれば、臨時の換水、増えている逆洗、清掃の作業時間を見直す材料になります。働くのは、この付着に関わる費目です。
元栓に付けるので、洗い場のシャワーも、浴槽への補給も、水風呂も、厨房も同じ水になります。水栓ごとに機器を付ける必要がなく、備品の盗難や交換の手間もありません。
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減水率という数字の意味(UFB DUAL® は約5%)
減水率は、機器を付ける前と後で、同じ条件のときに流れる水の量がどれだけ減るかを示す数字です。20%なら、毎分10リットル出ていたシャワーが8リットルになります。5%なら9.5リットルで、差は0.5リットルです。
UFB DUAL® の減水率は約5%です。泡をつくるために水を大きく絞らない構造なので、水道の使用量そのものを大きく下げたい場合は、節水を目的にした機器が向いています。その代わり、お客様の使い心地と、いまの湯張りや補給の段取りは、そのまま残せます。
どちらを選ぶかは、下げたい費目で決まる
2つは、働く場所が違います。自館の水道代の内訳と、お客様の評価で大事にしているものを並べてから選びます。
| 下げたいもの | 向いている機器 | 使い心地への影響 |
|---|---|---|
| シャワー・カランの水量 | 節水を目的にした機器 | 水の出方が変わる |
| 臨時の換水・増えた逆洗 | 水質を変える機器 | 変わらない |
| 洗い場と浴槽の清掃時間 | 水質を変える機器 | 変わらない |
| 館内すべての水をまとめて扱いたい | 元栓に付ける水質の機器 | 変わらない |
併用できるか
併用はできます。元栓に UFB DUAL® を付け、一部の水栓に節水の機器を付ける形です。泡は水と一緒に末端まで運ばれるので、節水の機器を通った水にも届きます。
組み合わせるときは、末端の水圧と流量を実際に測って確かめます。元栓の設備の減水率は約5%なので、組み合わせても水の出方が大きく変わることはなく、体感を大きく左右するのは節水の機器の側の絞り方です。
先に元栓の設備を入れ、水の出方を確かめてから節水の機器を足す順にすると、どちらの影響かを分けて見られます。
確かめ方
水量は、同じ水栓でバケツと時計を使えば測れます。付ける前と後で、同じ時間帯に、30秒で何リットル出るかを比べます。
付着の側は、ろ過器の差圧が上がるまでの日数、逆洗と臨時の換水の回数、洗い場の清掃にかかった時間を、導入の前後で同じ用紙に記録します。水道代の請求と並べれば、どちらの機器でどの費目が変わったかを説明できます。
比べる期間は、季節と入館者数の条件がそろうよう、前後それぞれ1か月ほど取ってください。混雑した週の数字を別の欄に残しておくと、比べるときに条件を合わせやすくなります。
よくあるご質問
UFB DUAL® で水道代は下がりますか
水の量そのものは、ほぼいまのままです(減水率は約5%)。見直しの対象になるのは、付着が原因で増えている臨時の換水や逆洗の回数と、その分の水道代です。
節水シャワーヘッドと、どちらが先ですか
下げたい費目によります。シャワーの水量を下げたいなら節水の機器、清掃の手間や付着を減らしたいなら水質の機器です。両方入れる場合は、元栓の設備を先にすると、それぞれの影響を分けて見られます。
節水の機器を付けていても使えますか
使えます。元栓に付けるので、節水の機器を通る水にも泡が届きます。
お客様に違いは分かりますか
水の勢いや量の違いは、ほとんど感じられません。大浴場の貯め湯については、湯あたりがやわらかく、湯冷めしにくいと感じる方がいます。
水質を変える機器に消耗品はありますか
UFB DUAL® にはありません。水道の水圧だけで泡をつくり、電気も交換部品も使いません。保証は計10年(メーカー2年+筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)です。
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