この記事の結論
α-HT® のような省エネ装置を空調に入れたときのメーカー保証の扱いは、空調機のメーカーが保証書の規定にもとづいて判断します。そのうえで当社は、万一 α-HT® が原因で機器が故障した場合、冷媒の回収から元の配管構成への復旧まで、原状復帰の費用を負担します。
この取り扱いは、ご契約の前に書面でお示しします。導入を決める前に、お手元の保証書で、保証の対象外になる場合として何が書かれているかを確かめておくと、社内の判断が早くなります。
お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。
α-HT® の導入をご検討いただくとき、最も多くいただくご質問が「空調のメーカー保証が受けられなくなるのではないか」です。この記事では、保証書のどこを確かめればよいかと、α-HT® について当社が何を負担するのかを説明します。
結論:万一のときの取り扱いを、契約の前に決めます
α-HT® の設置は、既存の空調機や冷凍機の冷媒配管に手を入れる工事です。そのため当社は、万一のときの取り扱いを決めないまま契約を進めることはしません。
万一 α-HT® が原因で機器が故障した場合は、冷媒の回収から元の配管構成への復旧まで、原状復帰の費用を当社が負担します。この内容は、ご契約の前に書面でお示しします。入れてみないと分からないことに、お客様が金銭の負担を抱える形にはしません。
書面にしておけば、そのまま社内の決裁資料に添えられます。後付けの装置を決裁にかけると、効果の大きさと同じくらい、うまくいかなかったときに何が起きるかを問われます。そこが先に決まっていれば、議論を効果の検討に進められます。
保証書の、どこを確かめるか
ご心配の出どころは、お手元の保証書と保証規定のうち、保証の対象外になる場合を並べた条項です。改造や、メーカー以外の会社による施工が原因の故障をどう扱うかは、この条項で確かめられます。
条項の書き方は、機種や購入の時期によって違うことがあるため、要約ではなく条文そのものを読みます。確かめるのは、何が対象から外れるのか、その判断をだれがするのか、保証の期間がいつまでかの3点です。
保証は3つに分けて考えます
メーカーの標準保証、延長保証、当社の負担は、それぞれ対象と窓口が違います。混ざりやすいので、表に分けました。
| 区分 | 対象になること | 窓口 |
|---|---|---|
| メーカーの標準保証 | 機器そのものの不具合。保証規定の条項で対象外になる範囲がある | メーカーと購入した販売店 |
| 延長保証の契約 | 契約で定めた範囲と期間 | 契約した先 |
| 当社の負担 | α-HT® が原因の故障。冷媒の回収から元の配管構成への復旧まで | 当社 |
メーカーに聞いても、はっきりしないことがある
メーカーに後付けの装置のことを尋ねるときは、何を、どこに、どう付けるのかがそろっていないと、判断の材料が足りません。
そこで当社が、メーカーへの確認を引き受けます。α-HT® の仕様と施工の内容をそろえて問い合わせ、返ってきた内容をそのままお伝えします。確認に時間がかかるときも、いつお答えできるかを24時間以内にお知らせします。
くわしいご案内業務用空調の電気代は、いくら下げられるのか|削減率の見方・投資回収・メーカー保証の扱い
メーカーへの確認は、工事の中身をそろえてから
メーカーや保守会社に相談するとき、工事の中身が分からないまま「後付けの装置を入れてよいか」と尋ねても、相手は判断できません。当社は次の6点を書面でお出しするので、社内での検討にも、メーカーとの相談にも、同じ資料を使えます。
- 装置の型式と、接続する位置(冷媒配管の高圧管=液管)
- 現地の施工8工程と、耐圧気密試験の圧力と時間(0.3MPa×3分 → 1.5MPa×3分 → 設計圧力×24時間)
- 真空乾燥を1時間以上かけること(不十分だと圧縮機の故障につながるため)
- 冷凍保安規則に準じた施工と、施工者の資格
- 工事のあとにお渡しする作業報告書と施工完了報告書
- 取り外すときの手順と、原状復帰の取り扱い
工事のあとに残る記録
保証の話では、だれが施工したのかが必ず問われます。α-HT® の取り付けに入るのは、高圧の冷媒を扱う資格を持つ施工者です。冷凍保安規則に沿って作業し、着工の前に、だれがどの資格で入るのかをお知らせします。ここを開示できることが、この工事の安全の裏付けです。
工事のあとには、作業報告書と施工完了報告書をお渡しします。あとで故障の原因を切り分ける必要が出たとき、どの工程をどう施工したかを示す記録になります。
先に測っておくと、あとの話が早い
設置の前に、消費電力と外気温、室内機の吹出・吸込温度を記録しておきます。これは α-HT® の効果を実測で確かめるためのものですが、万一の場面でも役に立ちます。設置の前後で機器がどう動いていたかを、記録として示せるからです。
計測器は製造元の DDe株式会社からの貸与品で、取り付けと取り外しは当社が行います。記録は、日別の推移をまとめた評価レポートにしてお渡しします。
リースの機器は、所有者の同意が先です
機器がリース会社の資産である場合は、保証の話の前に所有者の同意が必要です。契約書の条項の読み方はご契約書とリース会社にご確認いただき、当社は工事の中身と元に戻す手順を書面でお出しします。
同意が取れていることを確かめてから、現地調査と日程に進みます。順番を守れば、返却のときに話がこじれません。
よくあるご質問
保証規定に「他社施工は対象外」と書いてありました。導入できませんか
条項の中身を確かめたうえで、導入を判断できます。まず、何が対象から外れるのか、判断はだれがするのか、保証の期間はいつまでかを確かめます。そのうえで、万一 α-HT® が原因で機器が故障した場合は、冷媒の回収から元の配管構成への復旧まで、原状復帰の費用を当社が負担します。
メーカー保証は切れますか
続くかどうかは、空調機のメーカーが保証書の規定にもとづいて判断します。そのうえで、α-HT® が原因の故障については当社が原状復帰の費用を負担します。メーカーへの確認も当社が行い、結果はそのままお伝えします。
原状復帰とは、どこまでの作業ですか
冷媒の回収から、本体を外して元の配管構成に戻すまでです。対象になる作業の範囲は、ご契約の前にお渡しする書面に書いてお示しします。
保守を頼んでいる会社に、何を伝えればよいですか
接続する位置と、施工の8工程、試験の圧力と時間をまとめた書面をお渡しします。そのまま保守会社さまに共有していただけます。作業報告書と施工完了報告書も、工事のあとに記録として残ります。
故障したとき、どこに連絡すればよいですか
設置後の窓口は当社です。原因の切り分けが必要な場面では、メーカーや保守会社とのやり取りも当社が入ります。設置の前後に取った運転の記録が、切り分けの材料になります。
延長保証に入っている設備でも導入できますか
契約の条件によります。範囲と期間、除外の条件を確かめたうえで判断します。保証書と契約書の写し、機器の型式をいただければ、確認すべき点を整理してお返しします。
この記事に書いていないことは、直接お聞かせください。
お気軽にお問い合わせください。


