この記事の結論
ウルトラファインバブルの技術の信頼性は、国際規格 ISO 20480-1 に定義があり、書類で確かめられることで裏づけられています。
疑いは、泡が見えず体感しにくいこと、同じ名前でも製品によって性能が違うこと、広告の言い回しが大げさなことの3つから来ていて、確かめ方がそれぞれ違います。
見えないのは直径1マイクロメートル未満という定義どおりの性質で、製品の差は泡の発生と減水率をあわせて比べ、広告は条件が書かれているか、体への効果を言い切っていないかで見分けます。
ウルトラファインバブルは怪しいのではないかと感じている賃貸オーナーさま向けに、疑いの出どころを3つに分け、それぞれの確かめ方を整理しました。
疑いは、3つの別々の場所から来ています
この技術を調べていて引っかかる点は、たいてい3つに分かれます。体感しにくいこと、同じ名前の製品で性能が違うこと、そして広告の言い回しが大きいことです。
3つのうち、技術そのものの話は1つ目だけです。2つ目は方式の違い、3つ目は売り方の話で、技術が確かかどうかとは別の軸にあります。混ぜたままだと、どれを調べても納得に届きません。
だから順に切り分けます。切り分けると、それぞれに確かめられる材料があることが分かります。
1つ目:泡が見えないのは、建物全体に届く性質だからです
分類の基準は、直径だけです。国際規格 ISO 20480-1 の区分では、いちばん小さいものが1マイクロメートル未満で、これがウルトラファインバブルにあたります。無色透明で肉眼では見えず、水中を浮き上がらずに長くただよいます。
見えないことと浮かないことは、元栓型1台で建物全体に届く理由そのものです。目で見て分かる大きさの泡は、浮いて消えるので末端の蛇口まで残りません。
ご自宅で確かめるなら、透明なコップに汲んだ水に、暗い部屋でレーザーポインターの光を横から当てます。ウルトラファインバブルがあるものとないものを並べて比べると、泡に反射した光の通り道が線として見えます。あわせて、時間の変化も見ます。排水口や台所の手入れの間隔、水回りのご連絡の件数を、着工前の1年と翌年の同じ期間で比べます。
2つ目:同じ名前でも、方式で中身が変わります
泡を作る方式は複数あり、水の通し方が違います。実用的な量の泡を出す方式の多くは、10〜40%ほどの水圧の低下を伴います。泡を増やすと水圧が落ちるという関係があるためです。
ここを見ずに名前だけで比べると、性能の差が説明できません。水圧がほとんど落ちない製品のなかには、泡の発生そのものがごく少ないものもあります。泡の生成数と水圧は二律背反なので、他社から泡の数をPRされた場合は、水圧や減水率を確認することが重要です。
UFB DUAL® は、この2つを構造で両立させています。特許第6182715号のデュアル構造がそれで、減水率は約5%、低い水圧でも泡ができます。
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3つ目:広告の言い回しは、文の形で見分けます
文の形を見れば、どこまで確かめられているかが分かります。次の3点で見分けます。
- 条件が数字の隣に書いてあるか(対象の範囲・どこで測ったか)
- 身体への効果を言い切っていないか
- 比べている相手の範囲が書いてあるか
条件つきの文は、自分の建物に置き換えられます
条件が書かれている文は、読む側が戸数や口径を自分の数字に入れ替えて確かめられます。条件のない断定は、置き換える手がかりがないので判断に使えません。
身体への効果を言い切る説明は、設備の説明として成り立ちません。設備の側で言えるのは、水と面のあいだで起きる物理までです。
技術が実際に使われている場所
| 分野 | 使われ方 | 確かめられるもの |
|---|---|---|
| 国際規格 | 泡を直径で分類する規格(ISO 20480-1)と、専門委員会 ISO/TC 281 | 規格と委員会の番号 |
| 水道機器 | 給水装置としての認証(日本水道協会(JWWA)認証とJETマーク) | 認証の有無。給水装置としては日本初の取得 |
| 公的機関 | 事業への活用が持続可能な開発目標に寄与するとして、経済産業省が推奨し活用事例集を公開 | 活用事例集 |
| 第三者評価 | 水利用設備環境衛生協会 推奨品 24-055 | 評価の番号 |
賃貸の判断では、ここまで確かめれば足ります
オーナーさまに要るのは、論文を読み込むことではなく、聞かれたときに答えが返る状態です。手元に置くものは4つで足ります。
認証と特許の番号、対象になる水の範囲、口径と総額、それと10年間の窓口です。この4つは書類で確かめられるので、入居者さまや管理会社さまからの質問にもそのまま使えます。
確かめたうえで判断が分かれるのは、建物の条件です。配管の腐食が進んでいる建物では更新の工事が先に来ますし、水回りの不満がまだ出ていない建物では、いま置くかどうかを修繕の計画との並びで決めます。
建物の引き込みが25Aなら総額650,000〜680,000円、40Aなら2,650,000円(いずれも税抜)です。口径ごとの価格と工事費は、一棟まるごとの導入費用の記事にまとめています。
よくあるご質問
目に見えないものを、どう確かめればよいですか
書類と記録の2つで確かめます。書類は日本水道協会(JWWA)の認証とJETマーク、特許第6182715号、それに水利用設備環境衛生協会の推奨品 24-055 です。記録は、着工前の1年と翌年の同じ期間で、水回りのご連絡の件数を比べる形です。
製品によって性能は違いますか
違います。泡を作る方式が複数あり、泡の量と水圧の関係が方式ごとに変わります。実用的な量を出す方式の多くは10〜40%ほど水圧が落ちます。UFB DUAL® の減水率は約5%です。
身体に良いという説明を見かけますが、本当ですか
ウルトラファインバブルを含むお湯では、角層に水がなじみやすくなることが報告されています(早坂信哉ほか、日本健康開発雑誌 44巻、2023年)。設備の説明として言えるのは、水と面のあいだで起きる物理までで、濡れ性や汚れの付きにくさ、再び付くことの抑えられ方が対象です。入浴の使用感は、感じ方としてお伝えします。
効果が出るまでに、どのくらいかかりますか
水そのものは設置した日から変わりますが、建物の側は数か月かけて進みます。配管の内側の汚れの付き方が記録に出るまでには時間がかかるので、着工前の記録を残しておくと、翌年に並べて確かめられます。
費用はいくらですか
口径で決まります。建物の引き込みが25Aなら総額650,000〜680,000円、40Aなら2,650,000円(いずれも税抜)です。40A・50A はオープン価格で、工事費は15万円程度を目安に都度お見積もりします。
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