入居者に喜ばれる設備投資と、失敗しやすい設備の違い|評価が分かれる理由

入居者に喜ばれる設備投資と、失敗しやすい設備の違い|評価が分かれる理由

この記事の結論

入居者に喜ばれる設備は、毎日使う場所で、住む人の手間や不快を1つ減らすものです。

評価が分かれるのは金額の大きさではなく、毎日使うか(頻度)、全戸に同じく届くか(範囲)、使い方を覚える必要がないか(手間)、退去のたびに確かめる必要がないか(残り方)の4つの条件のどれかが欠けたときです。

たとえば元栓直下に1台取り付ける水の設備は4つの条件を満たし、20Aなら20戸で1戸あたり20,000〜21,500円です。

設備にお金をかけても口コミや反応が返ってこないと感じるオーナーさま向けに、喜ばれる設備に共通する条件と、評価が分かれる場所を整理しました。

目次

オーナーは足した設備で、入居者は減った手間で評価する

設備を導入する側は、投資を「足したもの」で数えます。宅配ボックスを付けた、モニター付きのインターホンにした、と項目が増えていきます。

住む側は逆に「減ったもの」で受け取ります。再配達の電話が要らなくなった、玄関先で相手を確かめられるようになった、という形です。この2つの数え方がずれていると、費用のかかった設備ほど反応が薄いという結果になります。

だから検討の入口では、機能の名前を並べるより先に、どの手間が、どの不快が1つ減るのかを言葉にしておきます。言葉にできないものは、入居者さまにも説明できません。

喜ばれる設備に共通する4つの条件

反応が返ってきた設備を条件に分けると、次の4つに整理できます。

  • 頻度 … 毎日触るか、年に数回か
  • 範囲 … 全戸に届くか、一部の部屋だけか
  • 手間 … 使い方を覚える必要があるか
  • 残り方 … 退去のたびに確かめる対象になるか
条件 満たしているとき 欠けているとき
頻度 毎日の動作のなかで使われる 存在を忘れられ、募集の材料にも戻らない
範囲 全戸に同じ条件で届く 入っていない部屋との差が不満になる
手間 説明なしで使える 覚える必要があり、使われないまま残る
残り方 退去時に確かめる対象にならない 有無の確認と補充が毎回発生する

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評価が分かれるのは、金額の大きさではありません

分かれ目の1つは範囲です。空室から順に付けていくやり方を取ると、同じ建物のなかに条件の違う部屋が並びます。募集では説明が増え、すでに住んでいる方からは差を尋ねられます。

もう1つは手間です。住む人が自分で取り付けたり操作を覚えたりする設備は、使われる割合が部屋ごとにばらつきます。使われなかった部屋では、投じた金額が形として残りません。

一度に全戸へ届く形なら、説明は1回で済みます

建物の元栓直下にUFB DUAL®を1台置く形は、範囲と手間の2つを同時に満たします。台所、洗面、浴室、洗濯機と、部屋のなかで水が出る場所はすべて対象になり、入居者さまが操作することも取り付けることもありません。

減水率は約5%で水の出方がほとんど変わらないので、使い方で覚えることも増えません。ウルトラファインバブルは水中を浮上せず長くただようため、1か所で作った水が末端の蛇口まで届きます。

4つの条件を満たしても、評価が返らないとき

条件を満たした設備でも、伝えていなければ評価は返りません。目に触れない場所に置いたものは、入居のしおりか募集図面のどちらかに書かないと、住んでいる本人が知らないまま終わります。

もう1つは、すでに出ている不具合が残っている場合です。水圧が低い、排水がにおう、給湯の温度が安定しない。こうした状態が続いている部屋では、新しい設備の話が届く前に不満のほうが強く残ります。順番として、出ている不具合の手当てが先に来ます。

1戸あたりに直して比べます

範囲の条件を満たす設備は、1回の支出で全戸に届くので、戸数で割った金額で比べられます。20Aの総額400,000〜430,000円を割ると次のようになります。

割り算が使えるのは、範囲の条件を満たすときだけ

一部の部屋にしか入らない設備では、割る母数が変わるので同じ比較になりません。付けた部屋の数で割ることになり、戸数が増えても金額が下がりません。範囲の条件は、金額の見え方そのものを変えます。

戸数 20Aの総額(税抜) 1戸あたり
10戸 400,000〜430,000円 40,000〜43,000円
20戸 400,000〜430,000円 20,000〜21,500円
30戸 400,000〜430,000円 13,300〜14,300円

よくあるご質問

喜ばれた設備は、どうやって確かめますか

更新のご案内のときに、住まいで良かったところを1つだけ挙げてもらう形が続けやすいです。項目の多い調査は返ってくる数が減るので、1問にします。挙がった言葉は、そのまま次の募集の文面に使えます。

設備を導入する順番はどう決めますか

毎日触るところから決めます。水回り、玄関、空調の3か所は使う頻度が高く、全戸に同じ条件で届けやすい場所です。年に数回しか使わない設備は、この3か所が整ったあとに検討します。

費用はいくらですか

20A の総額は400,000〜430,000円です(税抜)。内訳は本体350,000円と、工事費50,000〜80,000円です。メーカー希望小売価格は498,000円で、差額は148,000円になります。

保証はどうなっていますか

UFB DUAL® の保証は計10年です。メーカーの2年に、筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年を加えた年数です。窓口は当社ひとつで、お見積もり、工事の手配、引き渡しのあとのお問い合わせまでお受けします。

お見積もりには何が要りますか

水道メーターの写真、建物の戸数、給水の方式が分かれば出せます。給水管の口径は、メーターの表示から読めることが多いです。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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