この記事の結論
歯科医院が院内の水で差別化を図るなら、うがいやユニットの水として患者さんが毎回口に含む水そのものが、設備を説明する材料になります。伝えるのは、何という設備を、院内のどこに入れ、どんな試験を通ったものかという3つの事実で、掲示やホームページなら3行に収まります。
口の中への働きや治療の効果には触れず、設備の事実にとどめると、患者さんが自分で確かめられる説明になり、何年たっても書き直さずに使えます。
設備への投資を、患者さんに伝わる形にしたいと考えている歯科医院の院長先生に向けて、院内の水を説明の材料にするときの形をまとめました。
患者さんが、歯科の水について何を知っているか
患者さんが歯科医院の水に触れるのは、うがいのコップ、ユニットから出る水、洗面台の3か所です。毎回口に入る水なのに、それがどこから来て、どう管理されているかを知る機会はほとんどありません。
一方で、歯科の水の話題は、医院のホームページの説明を通じて少しずつ知られるようになっています。休診日明けの水、チューブの中の汚れ、フラッシング。こうした言葉を知って、通っている医院がどうしているのかを気にかける患者さんもいます。聞かれてから答えるより、先に説明が置いてあるほうが、患者さんは安心して座れます。
実際に、水を前面に出している歯科医院がある
ホームページに院内の水の専用ページを設けている歯科医院は、珍しくありません。なかには、水をテーマにした名前のページやサイトを持ち、治療の水をどう管理しているかを大きく打ち出している医院もあります。
こうしたページの多くは、なぜ水が汚れるのか、当院では何をしているのか、だから安心してください、という流れで書かれています。水の管理が、医院を選ぶときの判断材料の一つとして扱われていることがうかがえます。書き方の共通点と、書き足せる余地は、別の記事でくわしく見ています。
説明に使える材料
説明の材料になるのは、確かめられる事実です。当社が扱う UFB DUAL® について、患者さん向けの説明に使える事実は次のとおりです。
- 水道の元栓に取り付け、院内の水をまとめてウルトラファインバブル水にする設備であること
- 特許第6182715号の、流路を分けて合わせるデュアル構造のノズルを使っていること
- 飲用適水テスト、耐圧テスト(1.75MPa)、浸出テストをクリアしていること
- 水利用設備環境衛生協会の推奨品(24-055)であること
- 製造元は株式会社ウォーターデザインで、ファインバブルの国際規格の枠組み(ISO/TC 281)に沿った製品であること
うがいの水について書くとき
うがいの水にふれる場合は、次の一文を基本にしておくと、言い過ぎにもならず、伝えたいことも伝わります。患者様のうがいや歯磨きの水も、ウルトラファインバブル水に。毎日の口腔ケアの水として、そのままお使いいただけます。この一文を入口にして、どこに何を入れたかの説明につなげます。
院内の掲示・ホームページに書くときの形
掲示もホームページも、最初に目に入る3行で伝わる形にします。1行目に何を入れたか、2行目にどこに入れたか、3行目にどんな確かめ方をした設備か。この順番なら、読む時間の短い待合室でも伝わります。
ホームページでは、その3行の下に、設備の写真と、院内のどこまで同じ水になるかの図を置きます。ユニット、うがいのコップ、洗面、器具の洗浄まで同じ水であることは、図で見せるほうが早く伝わります。
院内の設備を紹介するページがすでにあるなら、ユニットや滅菌器の紹介と同じ並びに、水の設備を1項目として加えるのが自然です。設備の一覧のなかに水が入っていることで、診療の道具だけでなく、院内の環境まで気を配っている医院だと伝わります。
設備として何を入れたかを、どこまで書くか
書くのは、製品名、製造元、入れた場所、第三者の試験や評価の名前までです。これらは患者さんが自分で確かめられる事実で、書いた内容に後から手を入れる必要がありません。
説明する言葉は、スタッフ全員でそろえておきます。受付で聞かれたときと、診療室で聞かれたときで答えが違うと、せっかくの説明が伝わりにくくなります。口の中に何が起きるか、治療がどう変わるかといった働きの話は、書く内容に入れません。設備の説明は、設備が何をしているかにとどめるほうが、医院の説明全体の信頼を保てます。院内の水の管理をていねいに伝えること自体が、医院の姿勢を伝える材料になります。
よくあるご質問
院内の水の設備をホームページに載せてもよいですか
製品名、製造元、入れた場所、試験や評価の名前といった事実を載せる形なら、患者さんへの説明として使えます。口の中への働きや治療の効果は書かない形にします。
掲示物に使える文面はありますか
うがいの水については「患者様のうがいや歯磨きの水も、ウルトラファインバブル水に。毎日の口腔ケアの水として、そのままお使いいただけます。」という一文が基本になります。
説明に使える第三者の評価はありますか
飲用適水テスト、耐圧テスト(1.75MPa)、浸出テストのクリアと、水利用設備環境衛生協会の推奨品(24-055)が使えます。
患者さんが使う水の出方は変わりますか
減水率は約5%で、水圧と水量はほぼ変わりません。うがいの水もユニットの水も、いまの使い心地のままです。
費用はいくらですか
本体は20Aが350,000円、25Aが600,000円(税抜)、工事費は5〜8万円です。歯科医院では25Aが多く、口径は給水管の太さで決まります。
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