この記事の結論
入居者の定着率を高めるうえで設備に効果が期待できるのは、水回りの手入れの負担と、詰まりやにおいのご連絡が理由になる部分です。水回りが理由の退去には、効果が期待できます。
定着率は更新を迎えた住戸のうち更新された割合で数え、更新の案内を出す半年前に、その住戸のご連絡の履歴を見て、繰り返している不具合を片付けておきます。
設備の効果は、導入前の1年と翌年の同じ期間で、ご連絡の件数と更新の割合を並べて確かめます。
入居者さまに長く住んでいただきたいオーナーさま向けに、定着率を更新という節目で見る方法と、設備で変えられる範囲を整理しました。
定着率は、更新のたびに1回ずつ決まります
住み続けるかどうかは、毎日考えられているものではありません。決まるのは、更新の案内が届いてからの数週間です。2年周期なら、2年に1回だけ関門があります。
だから定着率は、更新を迎えた住戸のうち何戸が更新されたかという割合で持つと扱いやすくなります。退去した件数をあとから数える形より、関門の前に手を打てる形になります。
この形にすると、いつ何をするかが決まります。更新の案内を出す前の半年が、手を打てる期間です。
更新の前に思い出されるのは、直近の出来事です
2年のあいだに起きたことのうち、更新の判断に乗るのは最後の数か月に起きたことです。1年前に直した不具合より、先週の詰まりのほうが重く残ります。
だから更新の前の半年に水回りのご連絡が1件入ると、その1件が判断の材料になります。件数そのものより、時期が影響します。
順番としては、更新の半年前に届いたご連絡から先に片付けます。同じ内容が繰り返している住戸は、更新の前に一度見ておきます。
毎日触るところの負担は、判断に乗りにくい代わりに長く残ります
排水口の手入れや、鏡と蛇口に残る水の跡のような負担は、連絡の形になりません。連絡するほどではないので、記録にも残りません。
残らない代わりに、住んでいる年数の長さに影響します。毎日触る回数が多い場所なので、軽くなったことも重くなったことも、そのまま積み上がります。
水の側から手を入れられるのは、この部分です。元栓直下に UFB DUAL® を1台取り付けると、その系統の水がウルトラファインバブルを含んだ水になり、台所、洗面、浴室、洗濯機までが入ります。汚れの付きにくさに働くので、手入れの間隔が延びる方向に向かいます。
この部分は、更新のときに言葉として出てきません。出てくるのは、住み続けた年数のほうです。だから確かめるときも、感想ではなく更新の割合と入居の年数を見ます。
くわしいご案内入居者の退去理由を減らす|不満と責任の所在を分けて見る
更新が1回続くと、起きなくなること
| 退去1件で起きること | 更新が続いた場合 |
|---|---|
| 原状回復の見積もりと立ち会い | 起きない |
| 募集の写真と原稿の作り直し | 起きない |
| 空室の期間(家賃が入らない月数) | 起きない |
| 鍵の交換と、入居の手続き | 起きない |
| 仲介の手数料 | 起きない |
もう少し詳しく:この5つを金額に直すとき
5つのうち金額がはっきりしているのは、空室の期間と仲介の手数料です。家賃に月数を掛けるだけで出ます。原状回復は退去のたびに幅があるので、直近の3件の平均を使います。
定着率を1戸ずつ見る価値は、更新が1回続くとこの5つがまとめて起きないところにあります。
更新率を上げる手順は3つです
3つ目が設備の話です。更新の案内と同じ封筒に入れると、条件の見直しの説明と混ざって読まれます。工事を先に終えて、掲示と一緒に伝えるほうが素直に届きます。
一覧を作るのは半年前で足ります。それより早いと、そのあとに届いたご連絡が抜けます。遅いと、建物の側で手を入れる時間が残りません。半年あれば、工事の日取りを決め、掲示を出すまでの時間が取れます。
- 更新を迎える住戸の一覧を、半年前に作る
- その住戸のご連絡の履歴を見て、繰り返しているものを先に片付ける
- 建物の側で足せるものは、更新の案内より前に終わらせる
更新では止められない退去
転勤、結婚、家族の増減、住宅の購入。この4つは建物の側では変えられません。定着率を見るときは、この4つを分けて数えます。
分けておかないと、手が届く分の変化が見えません。退去の理由を4つと、それ以外に分けるだけで、打てる手の大きさが分かります。
この4つが理由の退去は、引き止めるのではなく、次の募集を早く始める形で受けます。退去のご連絡が入った時点で募集を始められるように、写真と原稿を先に用意しておきます。
手が届く分の退去を減らす打ち手の1つとして、元栓直下に UFB DUAL® を1台付け、毎日の水回りの手間を軽くする方法があります。戸数と引き込みの口径を伺って、お見積もりをお出しします。
よくあるご質問
定着率は、どう数えればよいですか
その期間に更新を迎えた住戸のうち、更新された住戸の割合で数えます。退去の件数を数える形より、関門の前に手を打てる形になります。転勤や住宅の購入による退去は、分けて数えます。
更新のときに、設備のことを伝えたほうがよいですか
更新の案内とは分けて伝えるほうが届きます。工事の掲示を出すときと、入居のしおりに1行入れておく形です。対象になる水の範囲と、入居者さまの手続きが増えないことを書きます。
設備を導入すると、退去は減りますか
水回りが理由の退去なら、減る余地があります。働くのは、水回りの手入れの負担と、詰まりやにおいに関わるご連絡の部分で、転勤や購入のような理由は変わりません。着工前の1年と翌年の同じ期間で、ご連絡の件数と更新の割合を並べて確かめます。
工事のときに、各戸へ入りますか
各戸への立ち入りはありません。作業するのは敷地内の水道メーターの周りだけです。断水は1〜2時間で、配管を切ってつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためです。
費用はいくらですか
20A なら総額400,000〜430,000円です(税抜)。本体が350,000円、工事費が50,000〜80,000円という内訳です。40A・50A はオープン価格で、工事費は150,000円程度を目安にお見積もりします。
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