UFB DUAL®のメリットとデメリット|築年数・戸数・修繕計画で見る判断

UFB DUAL®のメリットとデメリット|築年数・戸数・修繕計画で見る判断

この記事の結論

UFB DUAL® のデメリットは、初期費用がかかること(20Aで総額400,000〜430,000円、40Aで2,650,000円、税抜)、浄水器のように残留塩素を取り除けないこと、変化が目に見えないので募集での説明が要ること、水道メーター周りの条件によって工事費が増える場合があることです。

メリットは、元栓に1台で全戸の水が対象になり戸数が増えても台数が増えないこと、電気・薬剤・消耗品が要らず毎年の費用がないこと、減水率が約5%で水圧をほぼ保つこと、保証が計10年あることです。戸数が多く、長く保有する建物ほど1戸あたりの負担が小さくなり、メリットが上回りやすくなります。

UFB DUAL® を導入するか決める前に、デメリットも確かめておきたいオーナーさま向けに、デメリット5つとメリットの中身、そして物件ごとの判断のしかたを並べました。

目次

デメリットを5つ、先に

判断を誤らないよう、デメリットから並べます。導入後に「思っていたのと違う」と感じやすい点は、次の5つです。

注意点 中身 どう扱うか
初期費用がかかる 本体と工事費で、20Aなら400,000〜430,000円、40Aなら2,650,000円 戸数で割り、10年で割って1戸1か月いくらに直す
浄水器ではない 残留塩素やトリハロメタンを取り除く機能はない 飲む水の安全が目的なら、別に浄水器を置く
変化が目に見えない 泡は無色透明で、導入した日に見て分かる変化はない 掃除の手ごたえと、排水の連絡の件数で見る
説明しないと伝わらない 募集図面の検索条件にない設備なので、書き方と内見での説明が要る 備考に書く文面と、仲介会社さまへの説明メモを先に作る
メーターまわりの条件 スペースが極端に狭い場合と、仕上げが石材やタイルの場合は費用と時間が増える 写真を先に見て判断する

税抜。

もう少し詳しく:5つのうち、どれが自分に当たるか

1と5は金額で確かめられます。見積もりの段階で消えるか残るかが決まるので、判断を先送りにする必要はありません。

2は、目的がずれているかどうかの話です。飲む水の安全が目的なら、この設備ではなく浄水器を見るほうが早く終わります。

3と4は、オーナーさまの側で手を入れれば埋まります。何を記録し、何を書くかを先に決めておけば、導入後に困りません。

メリットは、元栓1台に集まっています

メリットはどれも、取り付ける場所が水道メーターの二次側の1か所だということから生まれています。そのつながりで並べます。

設備に起きること 現場で変わること 経営の数字で言うと
元栓を通る水すべてが対象になる 台所・洗面・浴室・洗濯まで届く 戸数が増えても台数は1台。紛失も持ち去りもない
汚れが付きにくくなる 排水口のぬめりとにおいが出にくい 退去時の原状回復の範囲が小さくなる
電源・薬剤・消耗品がない 点検と発注の予定が入らない 修繕計画に項目が増えず、引き継ぎは設備台帳への記載だけで済む
減水率が約5%にとどまる 導入後に水圧の連絡が出にくい 導入そのものが原因のクレームが起きにくい
共用部だけで工事が終わる 各戸への立ち入りと日程調整がない 満室のまま進められ、空室を待たなくてよい

築年数で、期待するものが変わります

築浅の建物では、汚れが付き始める時期を後ろへずらす使い方になります。何かを直すための設備ではないので、導入してすぐの変化を期待する使い方ではありません。

築20年を超えた建物では、募集のときに書ける1行と、水回りの使い心地の底上げのほうが先に役立ちます。配管の内側にはすでに汚れが付いているので、落ちるまでには時間がかかります。

赤水が出ている、腐食が進んでいるという段階なら、この設備は更新工事の代わりになりません。更新の可否を先に確かめてください。順番を逆にすると、どちらの効果も見えなくなります。

くわしいご案内賃貸の空室対策を「水回りの設備」で考える|人気設備で差がつかなくなった物件の打ち手

戸数で、1戸あたりの金額が変わります

口径は戸数ではなく建物への引き込みの太さで決まるので、同じ1台でも、戸数が多いほど1戸あたりは軽くなります。10年で割った金額まで出すと、家賃と比べられる形になります。

戸数 口径 総額 1戸あたり 1戸あたり1か月(10年で割る)
8戸 25A 650,000〜680,000円 約81,300〜85,000円 約680〜710円
12戸 25A 650,000〜680,000円 約54,200〜56,700円 約450〜470円
24戸 40A 2,650,000円 約110,400円 約920円
32戸 40A 2,650,000円 約82,800円 約690円
50戸 50A 3,650,000円 約73,000円 約608円

この表は計算の例です。ご自身の戸数と口径を入れて確かめてください。

もう少し詳しく:小規模の建物はどう見るか

戸数が少ないと、1戸あたりの金額は重くなります。その一方で、8戸の建物では1室の空室で収入が8分の1減るので、空室を1か月縮める価値もそれだけ大きくなります。

小規模の建物では、管理の手間が減ることの価値も相対的に大きくなります。オーナーさまご自身が受付と手配をしている場合、減る時間はそのまま自分の時間です。

大規模修繕と、保有年数

大規模修繕までの年数で、置き場所が変わります

この設備は配管の更新と競合しません。更新までにまだ数年ある、積立に余裕がない、大きな工事を避けたい、という段階で置ける手です。

更新工事を来年行うと決まっているなら、更新のあとに導入したほうが、きれいになった配管の状態を保つ側に使えます。順序を先に決めておけば、どちらを先にしても無駄になりません。

保有年数と、保証の年数を並べる

保有期間と並べる保証の年数は、メーカー2年と筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年で計10年です。10年のあいだの窓口は当社ひとつです。

数年で売る予定なら、売却価格に反映されるかどうかで見ます。長く持つ予定なら、10年のあいだ点検と消耗品の予定が入らないことが利点になります。

費用と、裏づけになるもの

本体価格はメーカー希望小売価格と並べて出します。13Aは220,000円(メーカー希望小売価格 319,000円)、20Aは350,000円(498,000円)、25Aは600,000円(850,000円)です。40Aは2,500,000円、50Aは3,500,000円で、この2つはメーカー希望小売価格の設定がないためオープン価格です。

工事費は設置環境で変わります。マンションで50,000〜60,000円、砂利や土で60,000〜70,000円、コンクリートやアスファルトで70,000〜80,000円です。40Aと50Aは150,000円程度で、意匠性の高い仕上げを壊す場合は復元の費用が別に必要です。

裏づけとして出せるのは、給水装置としての認証(日本水道協会(JWWA)の認証とJETマークの両方。給水装置としての認証は日本初)、特許第6182715号、水利用設備環境衛生協会の推奨品 24-055 です。

お見積もりには製品代と工事代を分けて記載し、提出した金額を超えて請求することはありません。

よくあるご質問

デメリットのうち、いちばん大きいのはどれですか

初期費用です。毎年かかるものがないので、費用は最初の1回に集まります。戸数で割り、10年で割って1戸1か月いくらに直してから判断してください。

導入してから、どのくらいで変わりますか

数か月の単位で変わっていきます。汚れが付きにくくなる働きなので、まず掃除のときの汚れの落ち方に表れ、すでに付いている汚れが落ちるまでには時間がかかります。

水圧が下がって、入居者さまから連絡が来ませんか

連絡が来るほどの低下は起きにくいです。減水率は約5%で、泡を作りながら水圧を保つ構造です。元々の水圧が足りない建物では水圧そのものは変わらないので、足りない分は増圧の設備で補います。

保証の10年のあいだ、困ったときはどこに連絡すればよいですか

当社です。メーカー保証2年と株式会社ライヴスの延長保証8年を合わせた計10年のあいだ、お問い合わせの窓口は当社ひとつで、本体と工事のどちらの問題かの切り分けも当社がお受けします。

お見積もりにはどんな情報が要りますか

口径の表示と、水道メーターの周りの写真、建物の全景があれば概算をお出しできます。戸数と築年数も相談内容の欄に書いていただけると、口径の判断が早く済みます。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

この記事に書いていないことは、直接お聞かせください。

お気軽にお問い合わせください。

送信後、24時間以内に一次回答いたします。回答が届かない場合は、ゴミ箱・迷惑メールBOX、allegiance.co.jp からの受信設定をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次