この記事の結論
厨房の水圧が落ちると、予洗いのシャワー、寸胴や鍋に水を張る作業、食洗機の給水、製氷が遅くなり、ピークに同時に水を使う時間帯でいちばん目立ちます。原因は、同時に使う量、給水管の口径、蛇口のフィルターやストレーナーの詰まり、建物の給水ポンプの能力のどれかにあることが多く、店の中で確かめられるものから順に見ていきます。
UFB DUAL® は、付けたあとも付ける前の約95%の水量が流れる(減水率 約5%)ので、いまの手順とスピードのまま、厨房の水をウルトラファインバブルを含んだ水にできます。
ピークになると厨房の水が細くなると感じている店長さま、水に設備を足すと水圧が落ちるのではと心配している本部の設備ご担当者さまに向けて、遅れる作業の並びと、数字の読み方をまとめました。
水圧が落ちると止まる作業の並び
水圧が落ちたときに遅くなる作業を、次に並べました。1回ごとの遅れは小さくても、ピークの時間帯にはこれが同時に重なり、洗い場と仕込みの両方が詰まります。
- 予洗いのシャワー:1枚に当てる秒数が延び、2度当てが増える
- 寸胴や鍋に水を張る:仕込みの立ち上がりが遅れる
- 食洗機の給水:タンクが満ちるまで次のラックを回せない
- 製氷機:給水に時間がかかり、1回の製氷が延びる
- 手洗いと床洗い:同時に使うと、ほかの蛇口がさらに細くなる
原因として挙がるもの
よくある原因は4つです。1つ目は、同じ時間に使う蛇口と機器が多すぎること。2つ目は、建物への引き込みや店舗の給水管の口径が、使う量に対して細いこと。3つ目は、蛇口の先のフィルターや止水栓の中のストレーナーに、ゴミやスケールが溜まっていること。4つ目は、受水槽とポンプで送る建物で、ポンプの能力や設定が足りていないことです。
3つ目は店の中で確かめられます。特定の蛇口だけ弱いなら、その蛇口の先を外して掃除するだけで戻ることがあります。厨房全体が弱いなら、口径か建物の給水方式を管理会社さまに確かめます。
給水に器具を足すと水圧はどうなるのか
給水管の途中に器具を入れれば、水はその中を通るぶん、わずかに勢いを失います。問題は、その落ち方の大きさです。
ウルトラファインバブルを実用的な量で生成する装置は、その多くが10〜40%規模の水圧低下を伴います。泡をつくるために水の通り道を絞るので、泡を増やすほど水の勢いが落ちるという関係になりやすいからです。
水量を大きく減らすことを節水とうたう装置もありますが、厨房から見れば、そのぶんシャワーが細くなり、鍋に水を張る時間が延びることになります。手順とスピードを変えずに使えるかどうかは、この落ち方で決まります。
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デュアル構造で、水の勢いを落とさない
UFB DUAL® の減水率は約5%です。器具を付けていないときに流れる水の量を100とすると、付けたあとも約95が流れる、という意味の数字です。
この落ち方の小ささは、流路をいったん分けてから合わせる、特許第6182715号のデュアル構造によるものです。泡をつくることと、水の勢いを保つことを、1つの部品の中で両立させています。株式会社ウォーターデザインが製造しています。
水圧の低い建物でも働きます。メーカーの測定では、約0.05MPaの低い水圧でもウルトラファインバブルができています。口径ごとの最大流量は、25Aで毎分100リットル、40Aで毎分240リットルです。
ピークの同時使用を数える
水の勢いの不足は、1つの蛇口の問題ではなく、同じ時間に何か所で水を出しているかの問題であることがあります。ピークの30分間に、同時に開いている蛇口と、給水している機器の数を数えてみてください。
予洗いのシャワー、食洗機、製氷機、寸胴への給水、手洗いが重なる時刻が分かれば、寸胴に水を張る時刻をずらす、製氷機の給水が落ち着く時間に洗い物をまとめる、といった段取りで勢いを取り戻せることもあります。設備に手を入れる前に試せる方法です。
入れる前に確かめられること
いまの水の勢いを数字で残しておくと、設置の前後を比べられます。いちばん手軽なのは、決まった蛇口を全開にして、10リットルのバケツが満ちるまでの秒数を測る方法です。ピークの時間帯とアイドルタイムの2回測ります。
ピークだけ極端に遅いなら、同時使用か口径の問題です。どちらも UFB DUAL® を付ける前から起きている条件なので、先に管理会社さまや設備業者さまと原因を確かめておくと、設置のあとの比較が読みやすくなります。
測った秒数と水道メーターの口径をご相談内容の欄に書いていただければ、その店舗に合う口径と、設置のあとの勢いの見込みをお答えします。
よくあるご質問
UFB DUAL® を付けると、水圧は下がりますか
ほとんど下がりません。減水率は約5%で、付ける前の水量の約95%が流れます。予洗いのシャワーや食洗機の給水の勢いは、いまの手順のまま使える範囲に保たれます。
水圧の低い建物でも使えますか
使えます。メーカーの測定では、約0.05MPaの低い水圧でもウルトラファインバブルができています。いまの勢いが足りていないなら、その原因は設置の前に確かめておきます。
節水になりますか
蛇口の水の勢いはそのままで、使用量は、洗い直しやすすぎが減るぶん見直せます。UFB DUAL® は水量を絞らず、約95%の水量を保ったまま水をウルトラファインバブルを含んだ水にする設備なので、使用感と作業のスピードを変えたくない厨房に向いています。
給水管の口径が細い店舗は、太くしたほうがよいですか
口径を太くするのは建物側の工事で、オーナーさまや水道事業者さまとの調整が要ります。まずピークの同時使用を数え、段取りで勢いが戻るかを確かめてから判断してください。UFB DUAL® は、いまの給水管の口径に合わせて選びます。
食洗機の給水の条件は大丈夫ですか
いまの給水で条件を満たしているなら、減水率 約5%の範囲で使えます。条件は、取扱説明書に必要な給水の圧力や量として書かれています。条件ぎりぎりで動いている場合は、設置の前に機種名をお知らせください。
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