この記事の結論
入居者さまが言わない不満は、なくなったのではなく、排水口を毎週洗う、消臭剤を切らさないといった、入居者さま自身の作業に置き換わっています。
1回は小さくても毎週・毎日くり返されるので、大きなクレームがないまま、更新の判断で退去につながります。
排水口のぬめりやにおいのように汚れが溜まることから始まる不満は、元栓直下に UFB DUAL® を付けて軽くできます。
クレームは来ていないのに定着しない建物をお持ちのオーナーさま向けに、連絡されない不満がどこに溜まるのか、水回りで手を打てる範囲を整理しました。
連絡が来ないのは、連絡するほどではないと判断されているからです
入居者が管理会社さまに連絡するのは、自分では直せないと判断したときです。その手前には、連絡するまでもないと判断された不満が並んでいます。
判断の理由は、だいたい4つです。自分の掃除が足りないのかもしれない、言っても直らないと思っている、連絡する手間のほうが大きい、生活に支障はない。
どれも、不満がないことを意味しません。連絡という形に変わらなかっただけで、水回りの状態はそのまま残ります。
吸収された不満は、作業として残ります
連絡されなかった不満は、消えずに入居者さまの作業に変わります。排水口を毎週洗う、消臭剤を切らさない、浴室を使ったあとに水気を拭く、洗濯槽の洗浄剤を月に1回入れる。
この作業は、部屋の評価として意識されないまま積み上がります。そして更新の時期に、住み続けるかどうかの判断に混ざります。
立ち会いや報告の記録には残らないので、管理の側からは見えません。見えるのは、更新しなかったという結果だけです。
くわしいご案内入居者の退去理由を減らす|不満と責任の所在を分けて見る
1回の大きさではなく、起きる周期で見ます
小さなストレスを比べるときは、1回の重さではなく、どのくらいの周期で起きるかを見ます。周期の短いものから比べると、手を付ける順番が決まります。
周期が短いものは、更新の判断に影響します
周期の短いストレスは、1回の大きさが小さくても、1年で数十回になります。1つの大きな不満より、こちらのほうが更新の判断に影響します。
| 小さなストレス | 起きる周期 | 入居者が代わりにしていること |
|---|---|---|
| 排水口のぬめり | 週から月の単位 | ネットの交換、錠剤の投入、ブラシ洗い |
| 排水口からのにおい | 水を使うたび | 消臭剤、換気の付けっぱなし |
| 浴室の目地の黒ずみ | 月の単位 | くん煙剤、カビ取り剤 |
| 洗濯物の生乾きのにおい | 洗濯のたび | 洗濯槽の洗浄剤、乾燥機の併用 |
水の側から手を入れられるのは、付きやすさです
表の4つは、どれも汚れが付いて溜まることから始まります。常に水が流れる排水口や配管では、溜まる速さに手を入れると、同じ掃除の間隔でも状態を保ちやすくなります。
UFB DUAL® は水道の元栓直下に付けて、そこを通る水をすべて対象にします。マイナスに帯電した泡が、皮脂や油分のような汚れに吸着して、物の表面や配管の内側に付く力を弱めます。すでに溜まっているものは、すぐには落ちず、時間をかけて剥がれやすくなります。
変化は数か月の単位で出ます。水を多く使う場所から先に、掃除の手ごたえとして表に出ます。
入居中の部屋も対象になります
工事は水道メーターの周りで終わるので、各戸への立ち入りがありません。満室のまま進められるため、退去を待たずに、いま住んでいる方のストレスから先に手を入れられます。
言葉にしにくいものは、こちらから言葉にします
小さなストレスがないことは、入居者さまの側から言葉になりません。不満が言われないのと同じ理由で、満足も言われないままになります。
だから、入居のときに設備の説明を1枚渡します。元栓直下にウルトラファインバブルの設備が入っていること、対象は部屋のすべての水であること、入居者さまの側で操作するものはないこと。この3つで足ります。
説明があると、掃除が軽いことや排水のにおいが出にくいことが、建物の性質として受け取られます。言葉を用意しておくことが、更新と紹介の材料になります。
よくあるご質問
クレームが来ていなければ、水回りは問題ないと考えてよいですか
そうとは限りません。連絡は、自分では直せないと判断されたときだけ来ます。その手前に、掃除や買い足しで吸収されている不満が残り、更新の判断には、この積み上がりのほうが影響します。
退去理由の欄には、こうした不満が書かれますか
ほとんど書かれません。転勤や結婚のような外向きの理由で埋まります。書かれない不満を拾うなら、入居中に何を買い足したか、どこの掃除に時間がかかっているかを聞くほうが確かです。
入居中の部屋があっても工事できますか
できます。作業する場所は水道メーターの周りだけで、各戸への立ち入りはありません。断水は1〜2時間です。受水槽のある建物では、工事のあいだも、受水槽に貯まっている水があるうちは、入居者さまはふだんどおり水を使えます。配管を切ってつなぎ込み、接着剤が固まるまで水を通せないためです。
においや掃除の負担は、どれくらいで変わりますか
数か月の単位で見てください。汚れが付きにくくなる働きなので、すでに溜まっているものは清掃で落とすのが先になります。水をよく使う場所から順に表に出ます。
水圧の不満は解消できますか
水圧はほぼそのまま保ちます。もともと足りない水圧の改善は、増圧設備をご検討ください。上の階の水圧が問題になっているなら、増圧の設備の検討が先になります。
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