この記事の結論
ポータルサイトの検索条件に欄が無い設備は、一覧に出るキャッチコピー(30字前後)と、詳細ページの物件コメントに文章で書いて伝えます。
水の設備なら、水道メーターのすぐ後ろ(元栓直下)に付けた1台で、台所・洗面・浴室・洗濯の水がすべてウルトラファインバブル(直径1マイクロメートル未満の泡)を含む水になること、入居者がすることは何もないこと、の2点を書きます。
この2点は内見で聞かれても同じ説明で答えられるので、原稿と仲介会社さまの説明がそろい、問い合わせから申し込みまで話が続きやすくなります。
募集の原稿を自分で書いている、または管理会社さまに渡しているオーナーさま向けに、検索条件の欄に無い設備を、原稿のどこに、どう書けば伝わるかをまとめました。
募集の原稿は、置き場所ごとに書き分ける
ポータルサイトの入力欄は、欄ごとに読まれ方が違います。一覧に出る短いキャッチコピー、詳細ページで上から読まれる物件コメント、読み飛ばされやすい備考欄では、同じ内容を書いても目に留まる度合いが変わります。
検索条件の一覧に欄が無い設備は、とくに書く場所によって見られる回数が変わります。どの欄に何を書くかを先に決めておくと、原稿が早く仕上がります。
| 置き場所 | 読まれ方 | 書く量の目安 | ここに書くこと |
|---|---|---|---|
| キャッチコピー | 一覧で最初に目に入る | 30字前後 | いちばん珍しい1点だけ |
| 物件コメント | 詳細ページで上から順に読まれる | 300〜500字 | 結論、対象になる範囲、入居者の手間 |
| 設備・条件の欄 | チェックボックスで絞り込まれる | 選ぶだけ | 欄が無い設備は載らないので、その他や備考に回す |
| 備考・フリーコメント | 読み飛ばされやすい | 100字前後 | 口径・保証の年数など、事実の羅列 |
| 仲介会社さまへの資料 | 内見のとき、仲介会社さまが口頭で説明する | A4で1枚 | 聞かれたときの答えを先に書いておく |
欄の名前は、ポータルサイトによって違います。
書きたくなる言い方を、言い切れる言い方に置き換える
水に関わる設備では、体や肌への効果を書きたくなります。ただ、そう書くと内見で根拠を聞かれたときに答えられず、原稿と説明が食い違います。設備として事実で言えることに置き換えると、文はかえって具体的になります。
事実に置き換えた文は短くなるので、一覧のキャッチコピーにも収まります。
効果を書かなくても、珍しさは伝わる
一覧で目に留まるのは、読み手がまだ見たことのない設備です。「全戸」と「元栓型1台」という2つの言葉が入るだけで、ほかの物件の原稿とは違って見えます。
そのうえで、対象になる場所を具体的に並べます。台所・洗面・浴室・洗濯の4か所を書くと、浴室だけが対象のシャワーヘッドとの違いが、読み手に伝わります。
| 避ける書き方 | 置き換える書き方 |
|---|---|
| 体や肌への効果をうたう | 台所・洗面・浴室・洗濯まで、元栓を通る水がすべて対象になります |
| 「必ず」「絶対」といった言い切りで飾る | 水圧はほぼそのままです。減水率は約5%です |
| 最上級の形容で飾る | 特許第6182715号のノズルで、日本水道協会(JWWA)認証とJETマークを取得しています |
| 入居者が使い方を覚える前提で書く | 入居者さまがすることはありません。蛇口をひねるだけです |
| 人気設備の名前をただ並べる | 全戸の水がウルトラファインバブルを含む水になる、と設備の中身を書きます |
物件コメントの型(そのまま差し替えて使えます)
物件コメントは、結論、対象になる範囲、入居者の手間の順に書くと、上から読む人に伝わりやすくなります。短い版は一覧のキャッチコピーに、長い版は詳細ページの物件コメントに使えます。
短い版はこうなります。「全戸ウルトラファインバブル。台所から浴室まで、建物の水がまるごとウルトラファインバブルを含んだ水になります。」
長い版はこうなります。「この建物は、水道メーターのすぐ後ろ(元栓直下)に、ウルトラファインバブルを発生させるノズルを1台取り付けています。台所・洗面・浴室・洗濯まで、元栓を通る水がすべて対象です。入居者さまが部品を付け替えたり、電源を入れたりする必要はありません。建物の設備なので、退去のときの原状回復の対象にもなりません。水圧はほぼそのままで、減水率は約5%です。ほかの多くの装置では、ウルトラファインバブルを生成するときに水圧が10〜30%以上下がるものも多く、UFB DUAL® とは数倍の差があります。」
管理会社さまに渡すときは、質問の答えまで付ける
内見では「それで何が変わるのか」と聞かれることが多く、その答えを仲介会社さまの口頭に任せると、説明が人によって変わります。答えをA4で1枚にまとめて、原稿と一緒に渡しておきます。
- 何の設備か(製品名 UFB DUAL® と口径)
- どこまでが対象になるか(元栓を通る水すべて)
- 入居者がすること(何もない)
- 汚れについて聞かれたときの答え(排水口のぬめりが付きにくく、落としやすくなる。掃除は引き続き要る)
- 故障したときの窓口(保証は計10年。窓口は1つ)
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写真と動画は、見えないものを撮らない
ウルトラファインバブルは、国際規格 ISO 20480-1 で直径1マイクロメートル未満に分類される泡で、無色透明なので目では見えません。水の中を浮き上がらず、長くただよい続けます。
泡を写そうとすると、白く濁った写真になりがちです。白く見えるのは直径1〜100マイクロメートルのマイクロバブルで、分類が別のものです。内見で見る水とは違うものが写るので、募集の写真には使わず、次の4点を載せます。
- 元栓直下に取り付けた本体そのものの写真を1枚
- 建物の図に、対象になる範囲を塗った図を1枚
- 浴室・台所・洗面・洗濯機置き場の現況写真
- 日本水道協会(JWWA)認証とJETマークを取得していることを示す1枚(内見で聞かれたときに出す)
検索条件の欄に無い設備は、どこで見つけてもらうか
ポータルサイトの検索条件に「ウルトラファインバブル」という欄はないため、絞り込みの結果には出てきません。入居希望者の目に触れるのは、一覧のキャッチコピー、詳細ページの物件コメント、内見の3つです。
入居希望者が物件にたどり着く経路ごとに、この設備が伝わるかどうかを分けてみると、原稿を直す順番が決まります。
| 経路 | この設備が伝わるか | すること |
|---|---|---|
| 検索条件の絞り込み | 欄が無いので伝わらない | その他こだわり・備考に文字で入れる |
| 一覧のキャッチコピー | 伝わる | 珍しい1点を先頭に置く |
| 詳細ページの物件コメント | 伝わる | 結論から書き、対象の範囲を具体的に並べる |
| 内見 | もっとも伝わりやすい | 実際に蛇口を開けて、対象の範囲を説明する |
| 仲介会社さまの口頭説明 | 資料があれば伝わる | A4で1枚の資料を渡す |
反響が変わったかを、どこで見るか
原稿を直したら、直す前と後で、問い合わせや内見の件数を比べます。増えたか減ったかが分かれば、次に直す欄が決まります。
設備を導入した時期と、原稿を直した時期は分けて記録します。2つが同じ時期に重なると、どちらの影響で数字が変わったのか分からなくなります。
| 見る数字 | 記録の仕方 | いつ比べるか |
|---|---|---|
| 問い合わせの件数 | ポータルサイトの管理画面と、仲介会社さまからの連絡を合算する | 原稿を直した週から4週間 |
| 内見の件数 | 仲介会社さまに毎週聞いて記録する | 同じ4週間 |
| 申し込みまでの日数 | 募集を出した日から申し込みの日まで数える | 1室ごとに記録して、前年の同じ時期と比べる |
| 内見から申し込みまでの日数 | 内見の日付と申し込みの日付の差 | 1室ごと |
もう少し詳しく:原稿を直す順番
先に直すのはキャッチコピーです。一覧で表示される回数がもっとも多く、30字前後なので書き直しも早く済みます。
次が物件コメント、最後が備考です。備考は読み飛ばされやすいので、口径や保証の年数などの事実を並べておけば足ります。
よくあるご質問
募集図面には、どう書けばよいですか
設備欄に「全戸ウルトラファインバブル(UFB DUAL®)」と設備名で書き、対象になる場所を台所・洗面・浴室・洗濯と比べます。体や肌への効果は書かず、事実だけにしておくと、内見での説明と食い違いません。
効果を書かないと、魅力が伝わらないのではないですか
伝わります。水の設備にはポータルサイトの検索条件に欄が無く、ほかの物件の原稿に書かれていることが少ないので、対象の範囲を書くだけで目に留まります。内見で聞かれても答えられる内容のほうが、申し込みまで話が続きます。
管理会社に募集を任せています。原稿は誰が直しますか
オーナーさまが文案を用意し、管理会社さまに差し替えを頼む形が早く進みます。内見で聞かれたときの答えをA4で1枚にして、あわせて渡します。
内見のときは何を見せればよいですか
浴室と台所の蛇口を実際に開けて、対象になる範囲を説明します。あわせて、元栓直下に取り付けた本体の写真を見せます。
「掃除が要らなくなる」と書いてもよいですか
いいえ。導入後も掃除は要ります。マイナスに帯電した微細な泡が皮脂やぬめりに付いて、汚れを水の流れで剥がれやすくするので、汚れがこびりつきにくく、落としやすくなります。原稿には「排水口のぬめりが気になりにくくなる」程度の書き方にとどめます。
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