この記事の結論
築15年で空室が増えるのは、建物の傷みよりも、募集図面の設備欄が15年前の標準のままで、同じ家賃帯に加わった新しい建物と並べられたときに違いがなくなるためです。
給湯器や水栓などが一巡して交換の時期に入る築年数なので、入れ替えるものと足すものを一度にまとめて決め、足すものは検索の絞り込み条件に項目がない、近隣と重ならない設備から選びます。
たとえば16戸・家賃85,000円の建物に25Aの水の設備を取り付け、年2回の募集がそれぞれ1か月早く決まれば、年170,000円で、4年ほどで支出に見合います。
築10〜15年で空室が増えてきたオーナーさま向けに、この築年数帯で何が起きているかを分け、設備で取り戻せる範囲と金額を整理しました。
築15年で、2つのことが同時に起きます
1つは、建てたときの設備が一巡して更新の時期に入ることです。給湯器、エアコン、水栓、換気の機器は、この帯で交換の話が出てきます。
もう1つは、同じ家賃帯に新しい建物が加わることです。募集の一覧は築年数の順でも家賃の順でも並べられるので、同じ帯に入った時点で新しい建物と横に並びます。
この2つが重なるので、空室の増え方が急に見えます。建物の傷みが進んだわけではなく、比べられる相手が変わったという話です。
募集の欄は、15年前の標準で止まっています
15年前に売りになった設備は、いまは検索の絞り込み条件に項目があります。項目があるということは、他の建物にも同じ表示で並ぶということです。そこでは差が付きません。
自分の建物の募集の欄を、近隣の3件と並べてみると分かります。行はほぼ同じで、違いは家賃と駅からの時間だけになっているはずです。この状態だと、決め手は家賃に寄ります。
だから足すものは、絞り込み条件に項目がないものから選びます。項目がないと絞り込みでは呼ばれませんが、開いたページで最後まで読まれ、近隣と重ならない1行になります。
近隣と比べる作業は、募集を仲介会社さまへ出す前に1回やっておきます。同じ家賃帯で先に出ている3件の図面を取り寄せ、設備の欄だけを縦に並べるだけで足ります。どの行が重なっているかが目で分かります。
更新の時期にまとめると、決めることが1回で済みます
この築年数では、どの設備をいつ入れ替えるかを決める機会が来ます。そこに「足すもの」も並べておくと、判断が1回で終わります。
水回りは、入れ替えの対象になる機器が多い場所です。水栓やシャワー、給湯器に手を入れるときに、建物へ入る水そのものを決めておくと、あとから工事を重ねずに済みます。
元栓直下に UFB DUAL® を1台取り付けると、建物の水がウルトラファインバブルを含む水になり、水回りの汚れが付きにくく落ちやすくなります。各戸の機器とも干渉しません。取り付けるのは水道メーターより建物側(受水槽のある建物では水道メーターと受水槽のあいだ)で、各戸の設備はそのまま使えます。
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16戸の建物で、数字を置いてみます
空いている部屋は家賃が入らないので、募集にかかる月数がそのまま金額になります。条件を置いて計算します。
| 置く条件 | 数字 |
|---|---|
| 戸数 | 16戸 |
| 家賃 | 85,000円 |
| 口径と総額(税抜) | 25A・660,000円 |
| 1年に早く決まる募集 | 2回・それぞれ1か月 |
| 1年あたりの差 | 170,000円 |
| 支出に見合うまで | 4年ほど |
| 1戸あたりの支出 | 41,250円 |
この表は計算の例です。ご自身の戸数と家賃を入れて確かめてください。税抜。
もう少し詳しく:この表の内訳
口径は戸数ではなく引き込み管の太さで決まるので、水道メーターの写真で確かめます。25A の内訳は、本体600,000円とマンションでの工事費50,000〜60,000円です。
1戸あたりの支出は、総額を戸数で割った金額です。家賃1か月分より小さくなる建物では、募集が1回早く決まるだけで見合います。
家賃を下げた場合と比べます
空室を埋める手として家賃を下げると、下げた分は毎年出ていきます。16戸のうち4室で月2,000円下げると、年96,000円です。次の更新まで戻せないので、複数年にわたります。
一度で終わる支出と、毎年続く支出は性格が違います。並べて比べるときは、値下げの側を年数分まで足してから見ます。足してから比べると、順番が入れ替わることがあります。
下げた家賃は、次の募集の条件にも引き継がれます。同じ間取りで先に下げた住戸があると、その金額が基準として扱われるので、建物全体の家賃帯が下がります。設備の側は一度の支出で終わり、次の募集にも残ります。
設備では戻らないもの
駅からの時間、間取りの広さ、建物の階数、周りの新築の供給量。これらは水の側から手を入れても変わりません。募集の一覧で先に使われる項目なので、並び順そのものは変わりません。
築15年の建物で設備が決め手になるのは、これらが許容の範囲に入っていて、最後の一押しが足りていない場合です。水回りに目に見える傷みが残っているなら、そこを先に直します。
よくあるご質問
築15年だと、配管の更新を先にすべきですか
赤い水や詰まりが繰り返し出ている建物では、更新か更生の工事が先に来ます。UFB DUAL® は汚れの付き方に働くもので、進んだ腐食を戻すものではありません。まだ不具合が出ていない帯なら、更新までの期間を持たせる使い方になります。
工事のあいだ、入居者さまに負担はかかりませんか
作業する場所は敷地内の水道メーターの周りだけで、各戸への立ち入りはありません。断水は1〜2時間で、配管を切ってつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためです。受水槽のある建物では各戸の水は止まりません。
募集の欄には、どう書けばよいですか
設備の欄の末尾に設置している事実を短く置き、備考に水が出る場所を並べます。台所、洗面、浴室、洗濯機までが対象です。身体への効果は書かず、対象の範囲と、入居者さまの手続きが増えないことを書きます。
お見積もりには何が要りますか
水道メーターの周りの写真と、戸数、建物の給水の方式です。戸数と給水の方式は相談内容の欄に書いていただき、写真は、お問い合わせのあとに担当からお送りするメールに添付してください。写真から口径と地面の仕上げが分かるので、本体と工事費を分けた金額をお出しでき、お見積もりで出した以上の金額はいただきません。
毎年かかるものはありますか
ありません。電源も薬剤も使わず、交換する部品もないので、翌年から毎年の費用はかかりません。保証は計10年で、メーカー保証2年と筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長保証8年を合わせたものです。その間のお問い合わせも当社がお受けします。
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