この記事の結論
入居者さまどうしの交流は、全員が毎日使っていて、しかも全員に共通しているものから始まりやすくなります。
建物の元栓に1台だけ取り付ける水の設備なら、全戸が同じ水を使うので、「この建物の水」という共通の話題になります。
話題にするには、工事の告知に目的を1行書き、入居時と更新時に「建物の水は、全戸ウルトラファインバブルです」という1文を渡します。
入居者さまどうしの関係が薄く、掲示を出しても反応がない物件のオーナーさま向けに、交流の芽が出る場面と、そこで渡す材料の作り方を整理しました。
交流は、同じものを共有しているところから始まります
交流の施策として集まりの場を用意しても、来る人は限られます。話題になりやすいのは、全員が毎日使っていて、しかも全員に共通しているもののほうです。
水回りの設備はその条件に当てはまります。ただし各戸に配った器具は、戸ごとの持ち物になります。共有しているものとして話題になるのは、建物に1台だけある設備です。
元栓に取り付ける方式のウルトラファインバブル(直径1マイクロメートル未満の泡)の設備は、水道メーターより建物側(二次側)に1台取り付け、そこから先を通る水すべてを対象にします。「この建物の水」という言い方ができる形です。
- 全戸が同じ条件で使っている
- 入居者さまの側に操作も管理もない
- 建物の設備なので、退去のときに持ち出されることがない
最初の接点は、工事の告知です
全戸に同じ知らせが届く機会は、そう多くありません。設備の工事はその数少ない場面です。ここで何を書くかで、あとの会話の量が変わります。
告知に入れるのは、日付と時間帯のほかに「何のための工事か」の1行です。止まる時間だけを書いた掲示は読まれて終わりますが、目的が書いてあると、顔を合わせたときの話題になります。
| 告知に書く項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 工事の目的 | 建物の水をウルトラファインバブルにする設備の取り付け |
| 作業する場所 | 敷地内の水道メーターの周りだけ。各戸への立ち入りはなし |
| 水が止まる時間 | 1〜2時間(配管を切ってつなぎ、接着剤が固まるまで水を通さないため) |
| 全体の時間 | 3時間〜半日 |
| 受水槽のある建物 | 各戸の水は止まらない(取り付けるのは水道メーターと受水槽のあいだ) |
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入居時と更新時に、同じ一文を渡します
交流の材料は、一度出して終わりにすると消えます。入居のとき、住み始めて数か月たったとき、更新のときと、渡す場面を決めておきます。
渡すのは長い説明ではなく1文です。「建物の水は、全戸ウルトラファインバブルです」。これだけ覚えていれば、入居者さまは人に話せます。
聞かれたときに答える3つ
話題になれば質問が来ます。答えを先に決めておくと、管理会社さまに問い合わせが回っても同じ答えになります。
- 入居者さまの負担は増えません。設備は建物側にあり、本体と工事費はオーナーさまの側です
- 付け替えや操作は何もありません。蛇口をひねるだけで、台所・洗面・浴室・洗濯機まで対象です
- 水圧の変わり方は減水率で約5%です
話が続く材料は、見えないところにあります
ウルトラファインバブルは、泡の直径で決まる呼び名です。国際規格 ISO 20480-1 の分類では1マイクロメートル未満に当たり、水は透明なままなので、入っているかどうかは見ても判別できません。
見えないので、説明されないままでは気づかれません。逆に、仕組みを一度聞いた人は、それを人に話します。材料になるのは設備の名前ではなく、なぜ元栓の1台で建物の端まで届くのか、という理屈のほうです。
もう少し詳しく:元栓の1台が建物の端まで届く理由
目で見える泡がすぐ水面へ上がるのに対して、ウルトラファインバブルはほとんど上がりません。泡が小さいほど、上へ向かう速さが急に落ちるためです。
直径1マイクロメートルを下回ると、水の分子がぶつかって泡を動かす力のほうが浮力より大きくなります。泡は上へ向かわず、水の中に散らばったままで数か月ただよいます。だから立て管を上がって各戸の分岐に入るまで残ります。
顔ぶれが安定すると、交流の土台ができます
交流の話は、良い話題だけでは進みません。水回りの不具合で呼ばれる回数が多い建物では、入居者さまどうしの会話も不満から始まります。
排水口のぬめりやにおいが出にくくなると、管理会社さまへの連絡そのものが減ることが期待できます。緊急の手配と巡回の工数が空けば、同じ人手を掲示の更新や入居者さまへの案内に回せます。
住み続ける世帯が増えると、その年数ぶん関係が育ちます。水回りの不満が減ることは、住み続ける理由の1つになります。
よくあるご質問
入居者さまに費用の負担は発生しますか
発生しません。設備は建物側に取り付けるもので、本体と工事費はオーナーさまの側です。入居者さまが買うもの、替えるもの、操作するものはありません。
工事のあいだ、各戸に立ち入りますか
立ち入りません。作業するのは敷地内の水道メーターの周りだけです。水が止まるのは1〜2時間で、配管を切ってつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通さないためです。受水槽のある建物では各戸の水は止まりません。
集まりの場の代わりになりますか
なりません。設備は話す材料になるだけで、場を用意する役目と、声をかける役目は別です。材料があると、声をかけたときの反応が変わります。
掲示は何回出せばよいですか
工事の前、工事の直後、そのあとは更新の連絡に合わせて年1回で足ります。同じ内容を繰り返すよりも、入居のご案内に1文入れておくほうが残ります。
入居者さまから設備のことを聞かれたら、だれが答えますか
当社がお受けします。管理会社さまを通したご質問にも同じ内容でお答えするので、入居者さまへの説明が食い違いません。10年保証の期間中、連絡先は変わりません。
保証は何年ですか
計10年です。メーカー保証2年に筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長保証8年を合わせた年数です。10年のあいだのお問い合わせは当社がお受けします。
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