検索条件の一覧にない設備は、設備欄の空き、備考、フリーコメント、写真のキャプションの4か所に入れます。
文面はこちらで用意して、仲介会社さまに渡します。渡さないと書かれないまま募集が始まり、入れた設備が伝わりません。
設備を入れたのに、募集図面に1行も載らない。そうならないように、そのまま使える記載文と、仲介会社さまに渡す説明メモを用意しました。賃貸オーナーさま向けです。
検索条件の一覧にない設備は、どこに書くか
ポータルサイトの絞り込み条件には、決まった設備しか並びません。新しい設備や、分類のない設備は、条件欄に入れる場所がありません。だからといって書かなければ、入れた設備は誰にも見えません。
書ける場所は4つあります。上から順に、目に入る回数が多い順です。
- 設備欄の空き行(数に上限があるので、埋まっていれば入れられません)
- 備考・特記事項(図面の下のほう。短い一文が入ります)
- フリーコメント・物件紹介文(文字数に余裕があるので、説明を入れられます)
- 写真のキャプション(浴室や洗面の写真に1行添えると、写真と一緒に読まれます)
備考・フリーコメント・写真の使い分け
備考は、一覧で流し読みされる場所です。設備の名前と対象範囲だけを短く置きます。フリーコメントは、詳細ページまで来た人が読む場所なので、何が変わるのかを1〜2文で足せます。
写真のキャプションは、いちばん効きます。浴室の写真に添えれば、その水のことだと読み手が結びつけられます。文字だけの設備欄と違い、場所と設備が一致した状態で伝わります。
一言で伝わる書き方の例
文字数の枠ごとに、そのまま使える文面を用意しました。置き換えるのは物件の条件だけです。
「全戸」と「元栓一体型」を落とさない
この2語が、他の設備との違いを作っています。全戸と書けば、住戸を選ばないことが伝わります。元栓一体型と書けば、入居者が自分で取り付けるものではないことが伝わります。
逆に、この2語がないと「浴室の器具が付いているらしい」と読まれ、よくある設備の一つに埋もれます。
| 入れる場所 | 文字数の目安 | そのまま使える文面 |
|---|---|---|
| 設備欄 | 15文字程度 | 全戸ウルトラファインバブル水 |
| 備考・特記事項 | 40文字程度 | 全戸ウルトラファインバブル水(元栓一体型・台所/洗面/浴室/洗濯) |
| フリーコメント | 120文字程度 | 建物の元栓に専用のノズルを設置しており、お部屋の台所・洗面・浴室・洗濯機まで、水道の水がウルトラファインバブル水になります。お部屋側での取り付けや操作は不要で、入居時からそのままお使いいただけます。 |
| 写真のキャプション(浴室) | 20文字程度 | シャワーもウルトラファインバブル水 |
| 写真のキャプション(台所) | 20文字程度 | 台所の水もウルトラファインバブル水 |
出典:自社で作成した記載文の例(2026-09-26 時点)。物件の条件に合わせて言い換えてください。
仲介会社さまに渡す説明メモの例
図面に書いてもらうだけでは、内見の現場で説明ができません。仲介会社さまが口頭で言えるように、次のメモを1枚で渡します。メールの本文にそのまま貼れる分量にしてあります。
「○○(物件名)の設備について。建物の元栓に専用ノズルを設置しており、各戸の台所・洗面・浴室・洗濯機の水が、ウルトラファインバブル水になります。入居者さまの取り付け作業や操作は不要で、消耗品の交換もありません。設備は建物側に付いているため、退去時の原状回復の対象にもなりません。募集図面の設備欄か備考に『全戸ウルトラファインバブル水(元栓一体型)』とご記載ください。内見で聞かれた場合は『建物の水そのものを変えている設備で、お部屋を選ばず入っています』とお伝えいただければ十分です。」
このメモには、効き目を書きません。書かないほうが、仲介会社さまも安心して口に出せます。
- 設備の名前と、対象になる範囲(どの水栓まで届くか)
- 入居者がすることは何もない、という一点
- 退去時の原状回復の対象ではないこと
- 図面に入れてほしい文面(そのまま貼れる形で)
内見時に見せると伝わるもの
内見では、言葉よりも物のほうが早いです。水は写真に写らないので、代わりになるものを置いておきます。
玄関に置く1枚の説明カードと、メーターの周りに設置した装置の写真。この2つがあると、仲介会社さまが立ち会えないときでも、内見した人が自分で読んで帰れます。
- 設備の名前と対象範囲を書いた、A4 1枚の説明カード(玄関か洗面に置く)
- 設置した装置の写真(建物のどこに付いているかが分かる1枚)
- 保証年数を書いた1行(建物の設備として10年保証が付いていること)
- 蛇口を実際に開けてもらう(水圧を体感してもらう。減水率は約5%です)
説明カードに書かないこと
からだへの効き目、衛生上の効き目、他の物件との優劣。この3つは書きません。書くと、内見した人からその場で質問が出て、仲介会社さまが答えられません。
書くのは、設備の名前、対象になる水栓の範囲、入居者がすることは何もないという3点だけです。これで十分に伝わります。
書いてはいけない表現
募集広告には表示の決まりがあります。設備の説明として、からだや衛生への効き目を書くことはできません。伝えたいことを、書ける形に置き換えます。
| 伝えたいこと | 募集図面に書ける形 | なぜそう書くか |
|---|---|---|
| 水がよくなる | 全戸ウルトラファインバブル水(元栓一体型) | 設備の名前と範囲は事実なので、そのまま書ける |
| 肌や髪によさそう | シャワーもこの水が出ます | からだへの効き目は、設備の広告では書けない |
| においやぬめりが気になりにくい | (書かない。設備名と対象範囲だけを書く) | 感じかたは人によって違うので、募集で約束しない |
| 衛生面に効く | (書かない) | 衛生上の効き目は、設備の広告では書けない |
| 他の物件より良い | (書かない) | 比較の表示には根拠の提示が求められる |
| 水道代が下がる | (書かない) | 水道の使用量が下がる設備ではない |
出典:自社の表記ルール(2026-09-26 時点)。
一度書いたら、募集のたびに残る形にしておく
募集図面は、退去のたびに作り直されます。担当者が替わると、前の図面の設備欄が引き継がれないことがあります。せっかく入れた1行が、2回目の募集で消えているのはよくある話です。
防ぎ方は2つです。1つは、建物の情報として管理会社さまの物件台帳に登録してもらうこと。もう1つは、さきほどの説明メモをファイルで渡しておき、募集のたびに同じ文面を使ってもらうことです。
設備は建物に残りますが、文面は残りません。文面のほうを、残る場所に置いておきます。
- 管理会社さまの物件台帳(設備マスター)に登録してもらう
- 説明メモをファイルで渡し、募集のたびに同じ文面を使ってもらう
- 退去が出たら、図面の設備欄に入っているかを1回だけ確認する
よくあるご質問
ポータルサイトの検索条件に出てこない設備は、意味がありませんか
検索の絞り込みには出てきませんが、詳細ページを開いた人と、内見に来た人には届きます。備考とフリーコメント、写真のキャプションに入れておけば、比較の段階で読まれます。
設備欄には何文字まで書けますか
ポータルサイトと図面の様式によって変わります。15文字程度で収まる短い形と、40文字程度の形の両方を用意しておくと、どの様式でも入ります。この記事の表の文面をそのままお使いください。
仲介会社に説明する時間がありません。何を渡せばよいですか
この記事の説明メモをそのままメールで送ってください。設備の名前、対象範囲、入居者がすることはない、原状回復の対象ではない、図面に入れる文面の5点が入っています。
家賃を上げる根拠として書いてよいですか
設備の説明としては書けます。ただし募集図面に効き目を書いて家賃を上げる形ではなく、設備として並べて比べてもらう形をおすすめします。家賃の判断は、近隣の相場と募集の反応を見て決めるほうが確実です。
内見のときに入居者から仕組みを聞かれたら、どう答えますか
「建物の元栓に付いている設備で、お部屋の水がウルトラファインバブル水になります。お部屋を選ばず全戸に入っています」で十分です。それ以上の技術的な質問は、当社が直接お答えします。
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