この記事の結論
尿石対策の設備 emiiR®(エミール)の費用は、主にトイレの給水管の口径と、どこまでを対象にするかで決まります。口径で型式と本体価格が決まり、標準の工事費は本体価格の一定の割合です。天井裏や壁の中の配管で手が届きにくい場合は、工事費を別に見積もります。
トイレが複数ある建物では、配管が1本にまとまる場所に大口径の1台を付けたほうが、合計が下がることもあります。ご連絡いただくのは店舗名とご希望の日時の2点だけで、口径や配管の確認は当社が現地で行います。お見積もりは無料です。
お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。
尿石対策の設備を導入するといくらかかるのか、社内で説明しなければならない施設管理・店舗運営の方に向けて、費用の決まり方と、ご連絡からお見積もり・設置までの流れをご説明します。
金額を決めているのは、給水管の口径です
当社が扱う尿石対策の設備 emiiR® は、給水管の途中に筒を1つ入れる形です。そのため費用を決めているのは、器具の数やトイレの広さ、建物の階数ではなく、通す水の量、つまり給水管の太さです。
口径が決まると、そこに入る型式が決まります。型式が決まると本体の価格が決まり、標準工事費も決まります。この順番で総額が出ます。
口径が分からないと、総額は出せません。お見積もりの最初の作業は、給水管がどこを通っていて、何ミリで、どこから手が入るかを確かめることです。この確認は当社が行います。
口径ごとに型式が決まる仕組み
型式は、通せる水の量の帯で分かれています。小口径の帯には、給水管に縦に付ける小型の型式が入ります。電源も配線もありません。太い帯になると、筐体が大きくなり、通せる流量も上がります。emiiR® は水の流動エネルギーだけで働くので、どの型式でも電源と薬剤、消耗品を使いません。
小口径向けの JHW型の銘板には、処理能力が毎分0リットルから30リットル、使用耐圧 0.8MPa、試験耐圧 1.75MPa、材質 SUS304 と記されています。この値の範囲に、その系統の流量が入っているかどうかで型式が決まります。
口径の帯をまたぐと、型式が変わって本体の価格も変わります。「うちのトイレはいくらか」という問いは、多くの場合「うちの給水管は何ミリか」という問いに置き換えられます。
| トイレの給水管の口径 | 型式 | 付け方 |
|---|---|---|
| 13mm〜20mm | JHW型 | 給水管に縦に設置(電源・配線なし) |
| 25mm | JHW型の特別仕様 | 給水管に縦に設置 |
| 32mm | JEH-2型 | 給水管にバルブ付きで設置 |
| 40mm | JEH-3型 | 給水管にバルブ付きで設置 |
標準工事費の決まり方
工事費は、本体価格に対する一定の割合で決まります。この割合が適用されるのは、給水管に手が届く場合です。露出している配管、パイプスペースの中で見えている配管、機械室の中の配管はここに当たります。
割合の外に出るのは、天井裏や壁の中を通っていて、開口を作らないと手が入らない場合です。この場合は、開口と復元の作業を別に見ます。意匠性の高い仕上げを壊す必要があるときも同じです。
工事費の見当を付けるのに要るのは、口径と、そこへの手の届きやすさの2つです。どちらも当社が現地で確かめます。
建物の給水元に付けるか、トイレの給水元に付けるか
付ける場所で、対象になる範囲が変わります。建物の給水元に付けると、建物全体が対象になります。給水管の赤錆と赤水、排水管の尿石、臭気まで一度に入ります。
トイレの給水元に付けると、そのトイレの系統だけが対象です。尿石と臭気に絞るなら、この形で足ります。戸建てのご家庭では、水道メーターのそばに1台で、キッチンから浴室まで宅内全体が対象になります。
どちらにするかは、建物の配管系統と目的から決めます。尿石だけを止めたいのか、赤水もまとめて見たいのかで、置く場所が変わります。
| 付ける場所 | 対象になる範囲 |
|---|---|
| 建物の給水元 | 建物全体(給水管の赤錆と赤水、排水管の尿石、臭気) |
| トイレの給水元 | そのトイレの系統だけ |
| 戸建てのご家庭 | 水道メーターのそばに1台で、宅内全体 |
出典:エミール・ジャパン株式会社の公開資料(2026-09-27 確認)
大口径1台でまとめたほうが下がる場合
トイレが複数ある建物で、系統ごとに1台ずつ付けると台数が増えます。ところが配管をたどると、途中で1本にまとまっている場所があることがあります。そこに大口径の1台を入れると、下流のトイレがまとめて対象になります。
この場合、台数が減るぶん総額が下がることがあります。口径だけを見て機械的に台数を掛けると、この判断が抜けます。
判断には、配管がどこで分かれ、どこで1本にまとまっているかを示す系統図が要ります。お手元にあれば、お問い合わせのあとに担当からお送りするメールに添付してご返信ください。無ければ、現地で配管をたどって確かめます。
設置の形と、工事のあいだの水
トイレの給水元に付ける場合は、小便器が並ぶ給水管の途中にバルブ付きのバイパスを設け、そこに1台を入れる形が基本です。小口径の JHW型は、給水管に縦に取り付けます。
配管をつなぎ込むあいだは、その系統の水を止めます。止める時間と作業全体の時間は、配管が露出しているか、装置を入れる長さが取れるかで変わるため、現地で確かめてから、お見積もりとあわせてお伝えします。営業時間の前後や定休日に合わせた日程も組めます。
写真・図面・現地で分かることの違い
お見積もりの精度は、何を見たかで変わります。3つに分けて書きます。
写真で分かること
給水管が露出しているか、バルブがどこにあるか、装置を入れる長さが取れそうか。ここまでは写真で判断できます。写真があれば、現地に伺う前に型式の見当が付きます。
図面で分かること
系統がどこで1本にまとまっているか、口径がどこで変わるか、階ごとの分岐がどうなっているか。大口径1台でまとめられるかどうかは、図面で見当が付きます。
現地で見ないと分からないこと
実際の口径と、配管の劣化の状態、そして装置を入れる作業の段取りです。天井裏や壁の中の配管は、開口の要否もここで決まります。
ご連絡からお見積もり、設置までの流れ
流れは3段です。ご連絡、現地調査とお見積もり、設置工事です。お見積もりは無料で、製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切いただきません。
ご連絡のときにいただくのは、店舗名とご希望の日時の2点だけです。器具の数を数えたり、給水管の口径を調べたり、写真を撮ったりする必要はありません。選定に要る3点(小便器の数と種類、大便器の数と種類とタンクの形式、給水管の口径とアクセス性)は、当社が現地で確認します。写真や図面が無くてもお見積もりまで進められます。お手元にある場合は、担当からのメールに添付してご返信いただくと、現地での確認が早く済みます。
メーカーの製品保証は10年です。10年後に検査を受けていただくと、さらに10年、最長20年まで延長できます。装置には電源も可動部もないため、本体のメンテナンスと消耗品の交換はありません。
よくあるご質問
給水管の口径は、どこで分かりますか
配管に刻印や表示があることもありますが、確認は当社が現地で行います。お客様に調べていただく必要はありません。露出している配管なら、写真でも見当が付きます。
お見積もりに費用はかかりますか
いただきません。製品代と工事代を分けて明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切いただきません。ご連絡いただくのは店舗名とご希望の日時の2点だけです。
工事のあいだ、トイレは使えますか
配管をつなぎ込むあいだは、その系統の水を止めるため使えません。止める時間は配管の納まりで変わるので、現地で確かめたうえでお伝えし、営業時間の前後や定休日に合わせて日程を組みます。
日本水道協会の認証があると聞きました。尿石に効くことの認証ですか
違います。emiiR® が持つ認証登録番号 Z-372 の対象範囲は、水道法に基づく耐圧性能と浸出性能のみです。水圧に耐えるか、飲む水に触れさせて安全かを第三者が確かめたもので、尿石やスケールに効くことの認証ではありません。対象は給水の系統に使う JHW型、JEH-1型から11型、SRD-6型で、呼び径は20mmから100mmです。
1台で建物全体をカバーできますか
建物の給水元に付ければ、建物全体が対象になります。給水管の赤錆と赤水、排水管の尿石と臭気まで入ります。トイレの給水元に付けた場合は、その系統だけです。配管系統と目的から決めます。
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