この記事の結論
客室清掃とリネンの手間は、人を増やす、機械を入れる、手順を見直す、外部に委託するという作業側の4つの方法に加えて、汚れの付き方の側からも減らせます。
水道の元栓に UFB DUAL® を1台取り付けると、館内の水がウルトラファインバブルの水になり、浴室や洗面に付いた皮脂や石けんカスの汚れが落としやすくなるため、拭き直しや薬品を使う落とし作業の回数が減ることが期待できます。
館内のランドリーで洗うリネンにも同じ水が使われます。外部に委託しているリネンは対象外で、清掃の手順そのものは変わりません。
客室清掃とリネンの負担を下げたいホテル・旅館の方へ。人・機械・手順・委託の4つに加えられる5つ目の方法として、水の側から手を入れる方法と、その費用をまとめます。
手を打つ場所は、これまで4つでした
客室清掃の人手不足について書かれているものを読むと、答えは4つに収まります。人を増やす、機械を入れる、手順を見直す、外部に委託する、の4つです。人材の会社は人を、機械の会社は機械を、清掃の受託会社は委託を勧めます。
4つはどれも、付いてしまった汚れをいかに速く落とすかという、作業の側の方法です。そのため効果の上限は、人手と時間と道具の性能で決まります。
- 人|採る、育てる、シフトを組み替える
- 機械|清掃の機械を入れる
- 手順|1室の動線と持ち物を決め直す
- 委託|清掃の受託会社に任せる
1室にかかる時間は、どこで伸びているか
ご存じのとおり、1室の清掃のうちベッドメイクやごみの回収は時間がほぼ一定で、日によって時間が変わりやすいのは浴室と洗面です。浴室と洗面は付いた汚れを落とす作業なので、汚れの付き方で時間が変わります。
汚れの程度によって、作業は3段階に分かれます。日々の清掃で落ちる段階、週に一度の拭き直しが要る段階、薬品を使って落とす段階です。上の段階に進むほど、1室あたりの時間と、使う薬品の量が増えます。
浴室と洗面に時間がかかるのは、付いたものを落としているから
浴室で手が止まる場所は、蛇口の根元、シャワーの吐水口、浴槽のふち、洗い場の床、排水の金具です。乾いたあとに残る白い跡は水垢で、水に溶けていた成分が水が飛んだあとに残ったものです。
汚れが残ると表面がざらつき、次の汚れが付きやすくなるため、同じ清掃を続けていても少しずつ落ちにくくなります。清掃の時間は、作業の速さだけでなく、汚れがどれだけ重なっているかにも左右されます。
5つ目の方法|汚れを付きにくく、落ちやすくする
泡の大きさは直径1マイクロメートル未満で、表面はマイナスの電気を帯びています。この泡が、浴室や洗面の面と、皮脂・石けんカスとのすき間に入り込み、汚れがくっつく力を弱めます。そのため流水で汚れが離れやすくなり、一度離れた汚れが再び付くのも抑えられることが期待できます。一方、水に溶けているカルシウムなどの量は変わらないため、乾いたあとの白い跡は、いつもどおり拭き取ります。
この方法は、落とす作業の代わりになるものではなく、汚れが面に付く力の側に働くものです。4つの方法と同時に使え、清掃の手順を変える必要もありません。
元栓に1台取り付けると、対象になる場所
UFB DUAL® は水道の元栓に取り付けます。館に入ってくる水そのものが変わるので、対象は客室に限りません。何が変わり、何が変わらないかを分けて並べます。
| 場所 | 変わること | 変わらないこと |
|---|---|---|
| 客室の浴室・洗面 | 皮脂や石けんカスの汚れの落としやすさ、拭き直しの回数 | 清掃の工程と手順 |
| 大浴場・洗い場 | ぬめりの出方 | 換水・消毒・清掃の管理 |
| 厨房の機器 | 庫内と伝熱面に付くものの落としやすさ | 洗浄と衛生管理の手順 |
| 館内のランドリー | 洗いに使う水の濡れ性 | 外部に出している分は対象外 |
| 給排水の配管 | 内側に付く汚れの残り方 | すでに固まったものが一度で消えるわけではない |
清掃の手順は、そのまま残ります
清掃の工程は減りません。拭き上げも、洗剤を使う工程も、点検も続きます。変わるのは、同じ工程でどこまで落ちるか、そして拭き直しと薬剤を使う落とし作業が何回になるか、です。
そのため効果は、工程の数ではなく、作業の回数で確かめます。週に一度の拭き直しと、薬品を使った落とし作業が、月に何回あったかを数えます。どちらも記録に残しやすく、導入の前後で比べられます。
変化が出るまでの時間を、先に決めておく
変化は、手で触れる場所から先に分かります。浴室と洗面は日々の清掃で気づきやすく、配管の内側は数か月から1年ほどかかります。そのため、何をいつ数えるかを導入の前に決めておきます。
同じ客室タイプを3室選び、浴室の拭き上げの時間を測っておきます。写真は同じ位置と明るさで撮ります。比べるときは、同じ人・同じ手順で見ると差が読めます。
- 同じ客室タイプを3室決めて、浴室の作業時間を測る
- 蛇口の根元と浴槽のふちを、同じ位置で撮る
- 拭き直しと、薬品を使う落とし作業の回数を数える
- 館内で洗っているアイテムと枚数を書き出す
費用と、工事のあいだの清掃シフト
台数は1台、金額は口径で決まります。宿泊施設に多い40Aは 2,500,000円、50Aは 3,500,000円(税抜)で、いずれもオープン価格の口径です。ここに工事費15万円程度を足します。メーターの周りが石材やタイルの仕上げなら、そこを戻す費用が加わります。可動部と消耗品がないので、導入後に毎年かかる費用はありません。
清掃のシフトは、工事の日もいつもどおりで構いません。作業する場所は水道メーターの周りに限られ、客室の清掃と重なりません。所要は3時間から半日、その間の断水は1〜2時間です(つなぎ目の接着剤が固まるまで通水しないため)。受水槽があれば、断水中も客室には槽の水が届きます。保証は計10年(メーカー2年+筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)です。
よくあるご質問
清掃の人数を減らせますか
人数を減らせるかは、導入後の記録で判断することになります。先に変わるのは拭き直しと薬品を使う落とし作業の回数なので、この回数を導入前から数えておくと、前後の差が分かります。
清掃の工程は減りますか
工程は残ります。拭き上げも洗剤を使う工程も続きます。変わるのは、同じ工程でどこまで落ちるかです。
外部に委託しているリネンも対象になりますか
対象になりません。洗う場所の水が変わらないためです。館内のランドリーで洗っているものだけが対象です。
変化はいつごろ分かりますか
浴室と洗面は日々の清掃で早く気づきやすく、配管の内側は数か月から1年ほどで変化が表れます。数える項目を先に決めておくと、判断しやすくなります。
厨房や大浴場も対象になりますか
元栓の下流にあれば対象です。大浴場の補給水と厨房の給水がどこから分岐しているかで決まるので、給水の系統図で確かめます。
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