この記事の結論
UFB DUAL® の効果が出やすいのは、配管に汚れが付きはじめているが赤水や漏水はまだない建物、水回りの軽い不満が出はじめている建物、次の配管更新まで数年ある建物です。泡が汚れの付着力を弱めて付きにくくする設備なので、汚れがこれから付く段階ほど差が分かりやすくなります。
設置後に効果がないと感じる理由は、製品の故障、流れる水の量が少ないこと、営業の押し売りやオーバートークの3つです。そのうえで、赤水が常態化している建物は先に配管の更新を、1〜2年内に配管更新や大規模修繕がある建物は工事の順番を先に決めます。建物の給水圧の不足と、錆で細くなった管は、設備では変わりません。
導入を検討しているオーナーさま向けに、効果を感じやすい条件と感じにくい条件を4つに分け、当てはまったときに先にやることまで書きました。
4つの条件を、先に並べる
「効果がある・ない」ではなく、「どの条件に当たっているか」で分けます。自分の物件がどこに入るかを見てから、導入するかどうかを決めるほうが早いです。
| 比べる項目 | 感じやすい状態 | 感じにくい状態 | 先にやること |
|---|---|---|---|
| 給水管の劣化の進み方 | 汚れが付きはじめているが、漏水や赤水の常態化はない | 赤水が常態化し、漏水を繰り返している | 配管側の更新の可否を確かめる |
| いま不満が出ているか | 水回りの軽い不満が出はじめている | 新しく、不満がまだ出ていない | 保全として位置づけるか、先送りするかを決める |
| 入居者さまへの共有 | 掲示や更新の案内で伝えられる | 何も伝えない前提になっている | 掲示1枚と募集図面の1行を先に用意する |
| 修繕計画との並び | 次の更新工事まで数年ある | 1〜2年内に配管更新か大規模修繕がある | 工事の順番を先に決める |
条件① 配管の劣化がどこまで進んでいるか
ウルトラファインバブルは、汚れの付着力を弱めて水流で剥がれやすくし、内側を覆って再付着を抑える方向に働きます。付き方に手を入れる装置です。
すでに錆が進んで管の断面が細くなっている状態は、付き方の問題ではありません。ここは配管を新しくする工事の領域です。
逆に、汚れが付きはじめている段階なら、進み方を緩やかにできます。更新工事までの年数を延ばす目的で導入する建物が、いちばん手応えを感じやすい段階です。
条件② 新しくて、まだ不満が出ていない
意外に思われますが、水回りのトラブルが起きていない建物では、変化が見えにくくなります。比べる前の状態が良いので、差として現れません。
この場合の位置づけは、いま困っていることの解決ではなく、汚れが溜まる前から付きにくい側に置いておくという保全です。目的が違うので、募集での書き方も変わります。
これから建てる建物なら、UFB DUAL® だけを当社で購入し、工事は建築会社に任せる形もとれます。その場合は、工事仕様書をもとに当社から建築会社やハウスメーカーへ説明できます。
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条件③ 入居者さまに伝えていない
水は見えません。何が変わったかを伝えていないと、変化があっても気づかれないまま終わります。「よく分からない設備」で止まると、募集にも口コミにも返ってきません。
伝えるのは効き目ではなく、対象の範囲です。台所・洗面・浴室・洗濯機まで、元栓を通る水がすべて対象になったこと。掲示1枚と、募集図面の1行で足ります。
入居者側の操作がないことも一緒に書きます。取り付けも交換も要らず、退去のときに返すものもありません。
条件④ 修繕計画と切り離して決めている
1〜2年内に配管の更新や大規模修繕が入る建物では、工事の順番が判断を左右します。更新工事と同じ時期にするなら、水が止まる回数を1回にまとめられます。
反対に、更新の予算がそろうまで数年ある建物なら、その数年をどう持たせるかという位置づけになります。どちらも成り立ちますが、目的を書き分けないと、あとで判断がずれて見えます。
修繕計画に行が増えないことも確かめてください。電源も薬剤もフィルターも使わないため、保守対象の設備として登録する事務も、毎年の点検の予算も発生しません。
設備では変わらないもの
条件の前に、装置の働きの外にあるものを並べます。ここは導入しても変わりません。
- 建物の給水圧そのもの。減水率は約5%にとどまりますが、弱さの原因がポンプや配管の口径にあるなら、そこは変わりません
- すでに溜まったスケールと錆。スケールや汚れは時間をかけて剥がれやすくなりますが、厚く溜まった分は清掃で取り除きます。錆で細くなった管は戻りません
- 専有部の器具の寿命。水栓やパッキンは年数で交換が要ります
- 換気や日当たりに由来するカビ。換気側の手当ての話になります
- 水道メーターから UFB DUAL® までの配管。取り付けるのが水道メーターと受水槽のあいだなので、対象は付けた位置から先です
判断の順番と、費用
順番は4つです。引き込みの口径と水道メーターの位置を確かめる、配管の状態を確かめる、修繕計画のどこに置くかを決める、伝える方法を用意する。ここまで決まってから金額を見ると、比べる対象がはっきりします。
総額は、20Aで400,000〜430,000円(本体は当社販売価格350,000円、メーカー希望小売価格498,000円)、25Aで650,000〜680,000円(本体600,000円、メーカー希望小売価格850,000円)です。40Aは本体2,500,000円と工事費150,000円で2,650,000円、50Aは本体3,500,000円と工事費150,000円で3,650,000円で、40A・50Aはオープン価格です。いずれも税抜です。
導入後の保証は計10年(メーカー2年、筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)で、条件の確認から保証期間中のお問い合わせまで、当社が窓口になります。
もう少し詳しく:水道メーターの周りで、金額が変わるところ
工事費の差は、メーター周りを掘って戻す手間の差です。マンションで露出している場所なら50,000〜60,000円、砂利や土なら60,000〜70,000円、コンクリートやアスファルトなら70,000〜80,000円を見込みます。
メーター周りの床が意匠のタイルや石張りなら、同じ材料で張り直す費用が上乗せになります。どこまで張り直すかは、現地の納まりで決まります。
メーターが駐車場や通路にある建物では、埋め戻したコンクリートが固まるまで上を通れません。車や人の通り道をどう確保するかを、着工前に管理会社さまと決めておきます。
よくあるご質問
水質が良い地域でも、導入する意味はありますか
あります。対象になるのは水質ではなく、配管や排水口に汚れが付く過程です。ただし、もともと不満が出ていない建物では変化が見えにくいので、保全として位置づけてください。
効果が出るまでどれくらいかかりますか
数か月から1年ほどかかります。台所の配管が1年で正常な状態に戻った事例や、食品工場の排水管で6か月を過ぎた頃から清浄化が進んだ事例があります。
配管更新の直前でも導入すべきですか
更新工事と同じ時期にまとめるのがおすすめです。水が止まる回数が1回で済みます。更新の予算がまだそろっていないなら、それまでの期間を安定させる位置づけで検討してください。
水圧が弱い建物では効果が出にくいですか
泡は低い水圧でも作られるので、水圧が弱いこと自体で効果が出にくくなるわけではありません。ただ、弱さの原因が建物の給水圧にある場合、その弱さは設備では変わりません。先に原因がどこかを確かめてください。
導入したあとに、取り外すことはできますか
できます。取り外して元の配管に戻す工事が可能です。外すときも、水道メーターの周りの工事が必要になります。
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