ナノバブル設備への過度な期待と誤解|本当に期待できる効果

ナノバブル設備への過度な期待と誤解|本当に期待できる効果

この記事の結論

ナノバブル(ウルトラファインバブル)設備に期待できるのは、水が汚れに入り込みやすくなること、汚れが面から離れやすくなること、離れた汚れが戻って付きにくくなることの3つで、変化はすべて水が触れる面で起きます。

腐食で傷んだ配管や継ぎ目からの漏れ、配管の勾配による詰まり、器具の故障は範囲の外で、更新工事の代わりにもなりません。

変化の大きさは水の使われ方や給水の方式で建物ごとに違うので、設置前に清掃の回数と水回りの連絡件数を記録し、1年後に比べます。

ナノバブルの設備を検討しているオーナーさま向けに、期待できる範囲を3つの言葉に絞り、混ざりやすい4つの論点を分けて整理しました。

目次

期待できる範囲は、3つの言葉で言えます

ナノバブル(ウルトラファインバブル)は、直径が1マイクロメートルより小さい泡です。浮き上がらずに水のなかを長くただよい、表面はマイナスに帯電しています。ここから出てくる働きは、次の3つに収まります。

  • 水が汚れの隙間に入り込みやすくなる
  • 汚れと面のあいだの付着力が弱くなる
  • いったん離れた汚れが、戻って付きにくくなる

3つはすべて、水と面のあいだで起きること

変化が出るのは、水が触れる場所と、そこに何かが残る場面に限られます。ここを押さえておくと、検討の途中で話が広がりません。逆に、水が触れない場所や、残るものが無い場面では出番がありません。

配管の不具合は、原因ごとに手当てが分かれます

配管で起きることは1つではありません。汚れの付着、腐食による赤い水、継ぎ目からの漏れ、勾配と堆積による排水の詰まり。それぞれ原因が違うので、1つの手で全部は解決しません。

泡が関わるのは、このうち付着の側です。腐食で薄くなった管の厚みや、漏れている継ぎ目には関わりません。赤い水のご連絡が繰り返されている建物では、更生と更新のどちらを選ぶかを決める検査が先に来ます。

変わる量は、建物の条件で違います

変化が出る場面が「水が使われるとき」なので、水の使い方が違えば結果も違います。同じ設備を置いても、建物によって出方が変わります。

条件 変化が出やすい建物 出にくい建物
水の使われ方 毎日まとまった量が流れる 空室が多く、水が動かない
経路の状態 付着が始まって間もない 腐食が進み、赤い水が続いている
給水の方式 受水槽を経由し、全戸が同じ系統 系統が分かれ、1台では届かない範囲がある
対象の範囲 元栓型1台で建物全体 一部の部屋にだけ器具を付ける

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ご連絡は、種類ごとに分けて数えます

水回りのご連絡は、原因で3つに分かれます。器具そのものの不具合、使い方や暮らし方から出るもの、そして配管と水に由来するものです。設備が関わるのは3つ目の一部です。

だから件数の合計だけを見ていると、変化が見えません。ご連絡の記録を原因別に分けてから前の年と比べると、どこが変わってどこが残ったのかが読めます。分け方は管理会社さまの記録の項目に合わせれば足ります。

分けたうえで見ると、期待の置き場所も決まります。配管と水に由来するご連絡のうち、排水の流れとにおい、水回りの汚れの残り方は範囲に入ります。器具の故障と、使い方から出るものは範囲の外なので、別の手で減らします。

更新工事と設備は、役目が別です

配管の寿命に関わる選択肢は3つあり、それぞれ目的が違います。

手 すること 目的 時期の決め方
更新(取り替え) 管そのものを入れ替える 元の状態に戻す 漏れや腐食が出てから
更生(内面の補修) 内側を洗って被覆する 使える期間を延ばす 検査の結果で判断
元栓直下に泡の設備 通る水にナノバブルを含ませる 付き方を緩やかにする 傷みが出る前に選べる
もう少し詳しく:3つは置き換えの関係ではありません

更新の予定がある建物で泡の設備を置いても、更新が不要になることはありません。3つは並べて順番と時期を決めるための材料です。検査の結果が出ていない段階では、まず検査から始めます。

範囲のなかで、確かめられること

3つの言葉の範囲に入る変化は、現場で確かめられます。排水口のぬめりの出方、浴室の床と鏡の汚れの残り方、洗濯機の槽のにおい。いずれも清掃の回数と、退去時に指摘される項目に表れます。

UFB DUAL® は元栓直下に1台形なので、対象は建物のすべての蛇口になります。電源も薬剤も要らず、可動部と消耗品もありません。減水率は約5%で、上の階の水の出の弱さそのものは変わりません。

確かめ方を先に決めておくと、期待の範囲と結果が一致します。設置の前に清掃の回数とご連絡の件数を記録しておき、同じ項目で1年後に並べます。

よくあるご質問

配管の詰まりは起きなくなりますか

原因によります。詰まりの原因が油や食材のかすの堆積なら、付き方に関わります。勾配や異物によるものは残ります。原因が分かれているので、排水の記録を見て切り分けてから判断します。

更新工事をしなくて済みますか

済みません。更新は管そのものを入れ替えて元に戻す工事で、泡の設備は、通る水にナノバブルを含ませ、汚れの付き方を緩やかにするものです。更新の予定がある建物では、検査の結果を先に見て順序を決めます。

水圧は下がりますか

ほとんど下がりません。減水率は約5%です。泡を実用的な量で作る方式は10%から40%規模の低下を伴うものが多く、そのなかでは水圧を保ったまま使える作りです。もとから水圧が低い建物の水の出は変わりません。

どれくらいで変化が分かりますか

清掃の回数と、退去時に指摘される項目で見ると、季節を一巡した1年で比べられます。設置の前に同じ項目を記録しておくと比較ができます。

保証は何年ですか

UFB DUAL® は計10年です。メーカーの2年に筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年を加えた年数です。窓口は当社ひとつです。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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