この記事の結論
ホテルの客室と大浴場の水は、水道の元栓直下に UFB DUAL® を1台取り付けると、まとめてウルトラファインバブルの水に変えられます。元栓直下に UFB DUAL® を付けると、ウルトラファインバブルを含んだ水が、客室のシャワー・洗面と、大浴場に貯める湯まで届きます。
1台で済むのは、大浴場へ送る水が元栓より建物側で分かれている場合です。別棟の大浴場や引き込みが2本ある館では、系統の数だけ台数が要ります。40Aなら本体2,500,000円に工事費150,000円程度(税抜)です。
客室の水回りと大浴場を別々の設備で考えてきた宿泊施設の方へ。給水の入口からまとめて変える方法と、工事の条件・費用を書きます。
客室は流して使う水、大浴場は貯めて使う水
お客様が滞在中に水に触れるのは、客室のシャワーと洗面、そして大浴場です。客室の水は流して使い、大浴場の湯は貯めて循環させて使います。使い方が違うので、現場で課題になることも違います。
客室では、使い心地と、皮脂や石けんカスの汚れの落としやすさが課題になります。大浴場では浴槽と洗い場の汚れ、循環の系統の維持です。別々の設備で手を入れると、それぞれに費用と管理の手間がかかりますが、入口の水を1か所で変えれば、1台で両方に手を入れられます。
館内に入ってくる水を、1か所で変える
UFB DUAL® は水道の元栓直下に取り付けます。そこを通った水はウルトラファインバブルを含む水になり、そのまま館内の配管を進みます。直径1マイクロメートル未満の泡は浮き上がらず、数か月から1年のあいだ水の中にとどまるので、元栓から遠い階の客室まで、ウルトラファインバブルを含んだ同じ水が届きます。
電源も薬剤も要りません。水道の水圧だけで泡ができ、可動部と消耗品がないので、導入後に毎年かかる費用がありません。減水率は約5%で、館内の水圧はほぼそのままです。密閉した配管の内側だけで泡をつくるため、外の空気を取り込みません。
1台で済むかは、大浴場へ送る水の分かれ方で決まる
大浴場の補給水(浴槽に足す水)が、客室と同じ給水管から分かれているかどうかを先に確かめます。館内の給水を1本で受けてから分けている建物なら、元栓型1台で客室と大浴場の両方が対象になります。受水槽のある建物では、取り付けるのは水道メーターと受水槽のあいだで、槽から先の系統すべてが同じ水になります。
増圧直結の建物では、引き込みの直後が取り付け位置です。別棟で大浴場を受けている場合や、引き込みが2本ある場合は、系統の数だけ台数が要ります。給水の図面があれば、どこで分かれているかをすぐに確かめられます。
確かめるために要るもの
水道メーターの全景と口径の表示の写真、それと給水の系統が分かる図面です。図面がない館でも、メーターの位置と受水槽の有無が分かれば、取り付け位置と台数の判断まで進みます。
大浴場では、バイオフィルムの蓄積を抑える
浴槽と配管の内側に付くバイオフィルム(細菌が作るぬめりの膜)は、大浴場の衛生管理で手のかかるものです。レジオネラ対策の基本とされるのが、この温床となるバイオフィルムの蓄積を抑えることです。ウルトラファインバブルは汚れが面に付く力を弱め、水流で離れやすくするので、蓄積を抑える方向に働きます。
水の殺菌・消毒は、殺菌剤による管理と専門の水質管理との併用が前提で、UFB DUAL® はそれに重ねて使う物理的な手段です。あわせて、貯めた湯は湯あたりがやわらかく、湯冷めしにくいと感じられる湯になります。
客室の器具と厨房は、そのまま使えます
客室のシャワーヘッドや水栓を替える必要はありません。泡は水の中にあるので、いまの器具から出る水がそのまま変わります。客室ごとの機器の交換も備品の在庫管理も増えないので、大規模改装のときに見直す設備がひとつ減ります。
厨房も同じ系統です。食洗機やスチームコンベクションの内側では、スケールが剥がれやすくなり、再び付くのも抑えられます。館内レストランの炊飯やうどんの茹で湯にも同じ水が使われます。配管の内側に汚れが付きにくくなれば、設備保全の巡回の頻度を見直す材料にもなります。
改装の工程に合わせる
元栓直下の工事は客室に入らずに終わるので、客室の改装とは工程がぶつかりません。それでも改装に合わせる利点は、水を止める回数を1回にまとめられることです。
工事は3時間から半日です。断水は1〜2時間で、配管を切ってつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためです。受水槽のある建物では、工事のあいだも槽に貯まっている水を使えるので、客室と大浴場は止まりません。パイプスペースが露出している建物では、3時間程度で終わることもあります。
費用と保証
口径は給水管の太さで決まります。客室数や大浴場の大きさでは決まりません。水道メーターの周りが意匠性の高いタイルや石材の場合は、復元の費用が別に必要になります。
| 口径 | 当社販売価格(税抜) | メーカー希望小売価格(税抜) | 工事費の目安(税抜) |
|---|---|---|---|
| 25A | 600,000円 | 850,000円 | 5〜8万円 |
| 40A | 2,500,000円 | オープン価格 | 15万円程度 |
| 50A | 3,500,000円 | オープン価格 | 15万円程度 |
もう少し詳しく:稟議に書く3点
本社やオーナーさまへの稟議は、導入時の金額(本体と工事)、毎年出ていく金額、館内のどこまでが対象になるかの3点で足ります。対象に客室と大浴場と厨房が並ぶところが、この方式のいちばん説明しやすい点です。
毎年出ていく金額には、消耗品も点検も電気代も入りません。水道の水圧だけで泡をつくる構造で、可動部と消耗品がないためです。保証は計10年で、窓口は当社ひとつです。
よくあるご質問
客室と大浴場を、1台でまとめられますか
大浴場へ送る水が元栓より建物側で分かれていれば、1台で両方が対象になります。別棟や別の引き込みで受けている場合は、系統の数だけ台数が要ります。図面か、水道メーターと受水槽の位置が分かれば判断できます。
大浴場のレジオネラ対策になりますか
レジオネラ対策の基本となる、バイオフィルムの蓄積を抑える方向に働きます。殺菌・消毒は、殺菌剤による管理と専門の水質管理との併用が前提です。
営業しながら工事できますか
できます。工事は3時間から半日、断水は1〜2時間です。受水槽のある建物では、工事のあいだも槽の水を使えるので、客室と大浴場は止まりません。
客室のシャワーヘッドは交換が必要ですか
必要ありません。泡は水の中にあるので、いまの器具のまま変わります。客室数が多い館でも、客室に立ち入る作業は発生しません。
費用はいくらですか
40Aが2,500,000円、50Aが3,500,000円(税抜)で、工事費は150,000円程度です。40A・50A はメーカー希望小売価格の設定がないため、オープン価格です。保証は計10年(メーカー保証2年+筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)です。当社ではお見積もり時に製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切いただきません。
改装のどの時期に決めればよいですか
元栓直下の工事は客室に入らないので、改装の工程とは独立して決められます。水を止める回数をまとめたい場合は、配管を触る工程が決まった時点でお知らせください。
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