冷却塔の水処理を3か月の無償デモで確かめる|測る項目と効果の見方

冷却塔の水処理を3か月の無償デモで確かめる|測る項目と効果の見方

この記事の結論

3か月の無償デモは、実際の冷却塔にデモ機を付けて行う試験です。補給水量とブロー水量、分散剤の使用量、伝熱面と充填材の付着の状態を、付ける前と1か月後・3か月後で比べるので、自分の建物の水で、上下水道費・薬品費・清掃の手間がどれだけ下がりそうかの材料が手元に残ります。

装置の貸し出しから取り付け、撤去まで、費用はいただきません。お願いするのは、週1回のぞき穴から中のセラミックスが動いているかを見ていただくことと、終了後にデータと写真を共有していただくことです。

お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。

水処理の切り替えを検討していて、試してから決めたい設備担当・総務の方に向けて、3か月の無償デモで何を測り、何が手元に残るのかをまとめました。

目次

デモで測る3組の数字

測るものは3組です。1組目は水量で、補給水量とブロー水量。2組目は薬剤で、分散剤の使用量。3組目は付着の状態で、伝熱面と充填材の写真です。

3組に分けているのは、費用が出ている場所がこの3つに分かれているからです。水量は上水道と下水道の請求に、薬剤は薬品費に、付着は清掃の工程数と電気の使用量に出ます。どの組が変わったかが分かれば、社内で説明する相手も決まります。

測るのは当社の装置の性能ではなく、お手元の冷却塔で何が変わったかです。だから前の3か月の記録が、そのまま比べる相手になります。

組 測るもの 出ている費用
水量 補給水量・ブロー水量 上水道料金と下水道使用料
薬剤 分散剤の使用量 薬品費
付着 伝熱面と充填材の写真 清掃の工程数と電気の使用量

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測るタイミングは3回

取り付けの直前、1か月後、3か月後の3回です。直前の数字が基準になるので、装置を付ける前の日に必ず1回測ります。ここを飛ばすと、あとで比べる相手がありません。

1か月後は、付着の側にまだ変化が出ていないことが多い時期です。ここで見るのは水量と電気伝導率で、濃縮を上げても水質が荒れていないかを確かめます。3か月後に、写真の側の変化を見ます。

薬注を減らす順番

3か月を3つに割ります。デモは約3か月で、スケール分散剤のカットとブロー水の削減の効果を、費用のご負担なしで確かめます。月ごとの段取りは、デモの前に一緒に決めます。

この段の踏み方にしているのは、変化の原因を1つに絞るためです。付けた月から薬剤も下げると、どちらが効いたのかが分かりません。殺藻剤は3か月とも続けます。藻と細菌の側は水の性質では止まらないので、ここは減らす対象に入れていません。

くわしいご案内冷却塔の水処理の費用|5つの費目と、費用の下げ方

デモの3か月に、並行して進めておくこと

3か月は、社内の段取りを進めるのにちょうどよい長さです。デモが終わってから稟議を書き始めると、次の夏に間に合わないことがあります。

並行して進めていただくと早いのは、下水道の減量認定に向けた事前相談と、設置位置の確認です。大阪市や川崎市のように、申請した日から先の分しか認定しない自治体があるので、デモの期間に管轄の窓口へ相談しておくと、認定の開始が早まります。

設置の側は、冷却水の戻り配管にバイパスを組む形です。装置を入れる場所と弁の位置を、デモの機体を付けたときに現場で決めておけば、本設のときに図面を引き直さずに済みます。

  • 管轄の下水道局への事前相談(申請した日から先の分しか認定しない自治体があります)
  • 私設メーターを付ける位置の確認
  • 本設のときのバイパスの位置と弁の決定
  • 社内の単価(薬品・上下水道・清掃)の洗い出し

申し込みの前に確かめること

申し込みの前に、冷却水の pH と、上下水道の単価を確かめておきます。デモで数字が動かなければ、外してお返しいただくだけで、費用はかかりません。

申し込みにいただく情報

先にいただきたいのは4つです。冷却塔の冷却能力、循環水量、年間の運転時間、そして水質の記録です。この4つがそろえば、デモに出す機種と管径が決まります。

冷却能力と循環水量は銘板か設備台帳に書かれています。運転時間は空調の稼働記録から、水質は水処理の業者さまから受け取っている分析表から取れます。分からない項目があれば、その項目を空けたままお送りください。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

お見積もりは無料です。

いただく情報 どこに書かれているか
冷却能力(RT または kW) 冷却塔の銘板、設備台帳
循環水量 冷却塔の銘板、ポンプの仕様書
年間の運転時間 空調の稼働記録
水質の分析表 水処理の業者さまから受け取っている報告書

よくあるご質問

デモに費用はかかりますか

いただきません。装置の貸し出し、取り付け、撤去まで当社の負担です。デモの期間中も分散剤とブロー水は減る方向に向かうので、試すあいだに運転の費用が増えることもありません。

取り付けと撤去で、空調を止める必要がありますか

長時間止める必要はありません。冷却水の戻り配管にバイパスで入れるためです。配管をつなぐあいだだけ系統を止めるので、その日時は冷房の負荷が小さい時期や時間帯に合わせて決めます。

週1回のぞき穴を見るのは、何のためですか

中のセラミックスが水流で流動していることの確認です。流動していれば水と接触しているので、装置が働いている状態だと分かります。見るだけの作業で、分解や補充はありません。

社名を出さずに協力できますか

できます。データと写真の共有はお願いしていますが、公開するときに社名を出すかどうかはお任せしています。伏せる場合は、施設の種類と規模だけを書く形で使います。

デモのあと、必ず導入しなければなりませんか

いいえ。3か月の記録を見てお決めいただきます。導入する場合は、買い切りと、初期費用をいただかずに削減できた金額の一定割合をお支払いいただく形の2つからお選びいただけます。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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