農業でのウルトラファインバブルの効果|論文で分かっている根の働きと、ニラの実証

農業でのウルトラファインバブルの効果|論文で分かっている根の働きと、ニラの実証

この記事の結論

かん水の元栓に UFB DUAL® を1台取り付け、ハウスに流す水をウルトラファインバブルを含む水にしたニラの比較試験では、株の重さが390g(ふだんの水は265g、約1.5倍)になり、収穫も約4日早まりました。水耕の葉物でも、7品種すべてで重さが増え、平均で約6割の増加でした。

この結果を支えるのが、査読論文で報告されている、発芽と発根、初期生育を後押しする働きです。根が張ると、作物は養分と水を取り込みやすくなります。作物や条件で出方が変わるので、効果検証用のレンタル品で、自分のハウスの数字を1作で確かめられます。

農業でウルトラファインバブルに本当に効果があるのか、研究の裏付けも含めて知りたい方へ。かん水に UFB DUAL® を付けたニラの実証と、根と発芽についての論文を、つなげて説明します。

目次

かん水に UFB DUAL® を付けたニラで、株の重さが約1.5倍に

ハウスを2つに分け、片方の区だけ、かん水の元栓に UFB DUAL® を取り付けて、流す水をウルトラファインバブルを含む水にしました。品種、定植日、施肥、かん水の量と時刻はそろえ、変えたのは水だけです。

収穫時の株の重さは390gで、ふだんの水の区は265gでした。茎の太さと葉のボリュームも UFB DUAL® の水の区が明らかに上回り、収穫は通常より約4日早くなりました。

10a・年11,000株・単価500円/kgで計算すると、売上は1,457,500円から2,145,000円へ、約47.2%の増加です。

見たもの UFB DUAL® の水の区 ふだんの水の区
株の重さ 390g 265g
茎の太さ 明らかに上回る —
葉のボリューム 明らかに上回る —
収穫の時期 通常より約4日早い —

出典:筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの営業資料

水耕の葉物でも、7品種すべてで重くなった

水耕栽培のリーフレタスなどの葉物でも、UFB DUAL® の水の区とふだんの水道水の区を同じ条件で比べた試験があります。7品種すべてで UFB DUAL® の水の区が上回り、平均で約6割の増加でした。

たとえばバタビアは30gから70gに、水菜は25gから35g(+40%)になっています。品目によって増え方に幅がありますが、どの品目でも重くなる向きにそろっていました。

論文で分かっているのは、根と発芽への働き

ウルトラファインバブル(直径1マイクロメートル未満の泡)を含む水については、査読論文で、栄養が足りない条件や浸透圧のストレスがかかった条件で、発芽と発根、初期の伸びが後押しされることが報告されています。大豆の苗を使った一連の研究が、この分野の主な報告です。

ニラのように刈り取りを繰り返す作物では、刈ったあとに伸びる葉は、株に貯めた養分から作られます。根が張っている株ほど、この貯め込みが追いつき、次の刈り取りでも重さを保てます。論文が示す根と初期生育への働きは、ニラで株が重くなり、収穫が早まった結果とつながります。

出典:Iijima et al., Plant Production Science 23:366-373(2020)/25:78-83(2022)/25:218-223(2022)、日本作物学会 第254回講演会要旨集(2022)。

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作物と泡の濃度で出方が変わるから、自分の品目で確かめる

同じ研究群では、作物の種類と泡の濃度によって、反応の強さや向きが変わることも報告されています。肥料のように成分の量から効き目を見積もれないので、自分の品目で比べた数字がいちばん確かな判断材料になります。

装置を比べるときは、泡の数ではなく、泡の大きさと水圧をどれだけ保てているかを見ます。泡の数は測り方で桁が変わるためです。UFB DUAL® で生成される泡の中心の大きさは約150〜200ナノメートルで、減水率は約5%です。かん水の勢いはほとんど変わりません。

水田では、分げつと根の伸びが報告されています

水田については、大学と農業法人の試験が学会の要旨として出ています。栄養成長期の草丈と分げつ数の増加、根が深く伸びる傾向、土壌からのメタン放出が抑えられる可能性が報告されています。

収量への影響はこれから確かめる段階なので、まずは条件をそろえやすいハウスと水耕から試すのが順番です。

自分のハウスで1作試す手順

ハウスを2つに分け、片方の区のかん水の元栓に UFB DUAL® を取り付けます。品種、定植日、施肥、かん水の量と時刻をそろえ、かん水のラインは区ごとに独立させます。

測るのは、収穫ごとの株の重さ(区ごとに10株から20株)、収穫の日、茎の太さ、作の終わりの根の量です。回ごとの記録を残すと、回復の速さも見えます。

当社には効果検証用のレンタル品があります。設備を買う前に、自分のハウスの数字で判断できます。工事の断水は1〜2時間で、電源も薬剤も要りません。

よくあるご質問

どの論文を見ればよいですか

Plant Production Science に掲載された一連の報告(23:366-373(2020)、25:78-83(2022)、25:218-223(2022))です。水田については、日本作物学会 第254回講演会要旨集(2022)に発表の要旨があります。

論文で収量が増えると証明されているのですか

論文が確かめているのは、発芽・発根・初期生育を後押しする働きです。収量の実測は、ニラや水耕の比較試験の資料にあり、ニラでは株の重さが約1.5倍になりました。

どの作物から試すのがよいですか

条件をそろえやすいハウスの葉物や、ニラのように刈り取りを繰り返す作物からがおすすめです。レンタル品で1作比べれば、自分の品目の数字が出ます。

泡の数が多いほうがよいのですか

泡の数だけでは判断できません。泡の数は測り方で桁が変わるためです。比べるなら泡の大きさと水圧で、UFB DUAL® の泡の中心の大きさは約150〜200ナノメートル、減水率は約5%です。

水田でも使えますか

学会の要旨では、栄養成長期の草丈と分げつ数の増加、根が深く伸びる傾向が報告されています。収量はこれから確かめる段階なので、まずはハウスや水耕から試すのが順番です。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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