この記事の結論
入居者さまの口コミは、満足しているだけでは生まれにくく、前の住まいと違ったところを、人に説明できる言葉で持っているときに生まれます。
そのため、家賃の安さ以外の違いを作り、入居のしおりで説明の言葉を3行で渡し、入居1か月・更新・退去の3つの場面で1問だけ聞いて集めます。
集めた声は、書いた方の了承を得てから、物件ページや内見で渡す紙で使います。
入居者さまの声を募集に使いたいオーナーさま向けに、口コミが生まれる条件と、聞く場面の作り方を整理しました。
語られるのは、満足したことではなく予想と違ったこと
満足している人は、ふだん何も言いません。設備が問題なく使えて、部屋が静かで、困ることが起きていない状態は、話の材料になりません。
人が誰かに話すのは、予想と違ったときです。思っていたより早かった、聞いていなかったものが付いていた、前に住んでいた部屋と違った。この違いが話の中身になります。
だから口コミを増やす作業は、満足度を上げる作業とは別です。満足度は減点を減らすことで上がりますが、口コミは予想との違いがないと出ません。
語られる3つの条件
3つのうち抜けやすいのは2つ目です。違いがあっても、説明する言葉がないと話に出ません。「なんだか違う気がする」で止まった体験は、人に伝わる形になりません。
言葉は、こちらから渡せます。何が置かれていて、どこの水が対象で、住む人が何もしなくてよいのか。入居のしおりに3行あれば、住んでいる方がそのまま使える言葉になります。
3つ目の得は、金額の話ではありません。同じ家賃で、前の住まいにはなかったものが付いている。この形が、選んで良かったという言い方になります。だから違いは、家賃の安さ以外のところに置くほうが伝わります。
- 違い … 前の住まいや、ほかの候補と違うところがある
- 言葉 … その違いを、自分の言葉で短く説明できる
- 得 … 自分が選んで良かったと思える
聞く場面を、3つに決めておきます
声は、思い出したときに集まるものではありません。集まる場面を決めておきます。
聞くのは1問だけにします
項目が増えると答えが返らなくなり、集まった分も短い言葉ではなくなります。1問なら、書いてもらった文がそのまま使える長さに収まります。設問を変えずに続けると、年ごとに並べて読めます。
| 場面 | 聞くこと | 使い道 |
|---|---|---|
| 入居して1か月 | 前の住まいと違ったところを1つ | 募集図面と物件ページの文面 |
| 更新のご案内 | 住まいで良かったところを1つ | 更新の割合を上げる材料と、紹介のお願い |
| 退去の手続き | 次の部屋に持っていきたい条件を1つ | 設備を足す順番の判断 |
くわしいご案内内見での水回りの印象|評価を左右する清潔感を保つ
水回りは、違いが言葉になりやすい場所です
ご自宅に付けたお客様からは、シャワーでの汚れ落ちが違う、洗濯物の汚れ落ちが違う、という声を伺っています。水は台所、洗面、浴室、洗濯機と、部屋のなかで4か所から出るので、気づく機会がそれだけあります。
UFB DUAL® は建物の元栓直下に1台置く形で、その系統の水がすべてウルトラファインバブルを含んだ水になり、汚れが付きにくく落ちやすくなります。入居者さまが取り付けるものも、操作するものもありません。だから「この建物の水は、全部そうなっている」という短い言葉で説明が終わります。
入居者さまが気づきやすいのは、掃除の手間や水回りの見え方といった日常の場面です。配管のなかのように目に見えない部分は話に出ないので、そこは募集の側の文面で補います。
集めた言葉の置き場所
集まった言葉は3か所に置きます。物件ページの説明文、内見で渡す紙、そして更新のご案内です。募集図面の設備欄は文字数が限られるので、声はページの側に置きます。
そのまま載せるときは、書いた方に使ってよいかを確かめます。確かめた記録を残しておくと、次の募集でも同じ文が使えます。部屋番号や時期が分かる言い回しは外します。
内見で渡す紙に載せるときは、声を1つだけにします。いくつも並べると、選び出した言葉のように読まれて説得力が落ちます。1つなら、案内する人がその場で読み上げられます。
口コミにならないこと
話に出ないものも、先に分けておきます。配管の内側の変化、修繕の時期が先に延びたこと、管理の手間が減ったこと。いずれも住んでいる方からは見えないので、声としては出てきません。
これらはオーナーさまの側の数字として残ります。緊急のご連絡の件数、清掃の回数、退去時に指摘された項目。声と数字を別に置いておくと、次の年の判断がしやすくなります。
よくあるご質問
アンケートは何問にすればよいですか
1問です。入居して1か月の時点で、前の住まいと違ったところを1つだけ聞きます。項目が増えるほど返ってくる数が減り、短い言葉も集まりにくくなります。
集めた声は、そのまま募集に使えますか
書いた方に使ってよいかを確かめてから使います。部屋番号や時期が分かる言い回しを外し、確かめた記録を残しておくと、次の募集でも同じ文が使えます。
設備のことは、どう伝えれば話に出ますか
入居のしおりに3行を置きます。何を置いているか、どこの水が対象か、住む人がすることは何もないという3つです。この3行が、そのまま住んでいる方の説明の言葉になります。
費用はいくらですか
20A の総額は400,000〜430,000円です(税抜)。内訳は本体350,000円と、工事費50,000〜80,000円です。メーカー希望小売価格は498,000円で、差額は148,000円になります。
全戸にシャワーヘッドを配る形と、どちらが話に出ますか
配る形は、受け取った方が取り付けるかどうかで体験が分かれます。元栓型1台なら、戸数が増えても台数は1台のままで、全戸が同じ条件になります。紛失も持ち去りもないので、退去のたびに有無を確かめる作業も出ません。
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