この記事の結論
元栓に付けるナノバブル(ウルトラファインバブル)設備(UFB DUAL®)は、費用対効果が高くなりやすい設備です。費用が本体と工事費の2つだけで、電気代・薬剤・部品交換といった毎年の費用がかからないため、空室期間が短くなった分の家賃や、修繕と管理の手間が減った分だけで、総額に届く計算が立つからです。
たとえば引き込み管が40mmの32戸の建物(40A、総額2,650,000円、税抜)で、家賃80,000円の部屋が年に8室ぶん1か月ずつ早く埋まれば年640,000円になり、約4.1年で総額に届きます。リターンは、空室期間のように失わずに済む家賃と、修繕や手間のように出ていく費用が減る分とを分けて数えます。
ナノバブル(ウルトラファインバブル)の設備を一棟に入れるべきか、費用対効果で決めたいオーナーさまに向けて、数える順番と数字を並べました。
費用の側は、3つめがない
設備投資の費用は、ふつう初期費用・運転費用・維持費用の3つで数えます。この方式では3つめがありません。電源を使わず、薬剤も入れず、フィルターの交換もないためです。
つまり、下の表の合計がそのまま10年後の合計であり、15年後の合計でもあります。ここが試算をいちばん簡単にしている点です。
| 費目 | 金額(税抜) | いつかかるか |
|---|---|---|
| 本体 13A | 220,000円 | 導入時の1回だけ |
| 本体 20A | 350,000円 | 導入時の1回だけ |
| 本体 25A | 600,000円 | 導入時の1回だけ |
| 本体 40A | 2,500,000円 | 導入時の1回だけ |
| 本体 50A | 3,500,000円 | 導入時の1回だけ |
| 工事費(住宅・小規模) | 50,000〜80,000円 | 導入時の1回だけ |
| 工事費(40A・50A) | 150,000円程度 | 導入時の1回だけ |
| 電気代 | 0円 | かからない(電源を使わない) |
| 薬剤・フィルター | 0円 | かからない(消耗部品がない) |
| 定期点検 | 0円 | 契約なし(可動部がない) |
税抜。
もう少し詳しく:20A の総額と、メーカー希望小売価格
戸建てやファミリー向けの標準である20Aは、本体350,000円と工事費を合わせて総額40〜43万円です。メーカー希望小売価格は498,000円です。
13Aは319,000円、25Aは850,000円がメーカー希望小売価格です。40Aと50Aはメーカー希望小売価格の設定がないため、オープン価格です。
リターンは2種類に分けて数える
2つは性質が違うので、分けて数えます。混ぜて足すと、同じ効果を二重に数えてしまいます。
1つめは、失わずに済む金額です。空室が1室、1か月ぶん短くなれば、その家賃は失われずに残ります。これは収入側の話で、金額が大きい代わりに、確かめるのに時間がかかります。
2つめは、出ていく金額が減る部分です。詰まりや赤水に由来する修繕の対応件数、退去時の原状回復の範囲、管理会社さまの巡回の工数。こちらは1件あたりが小さい代わりに、毎年の請求書に出てきます。
- 失わずに済む金額:空室の期間、退去までの期間
- 出ていく金額が減る部分:修繕対応、原状回復、巡回と立ち会いの工数
- 数えないもの:家賃の値上げ(設備単体で家賃を上げられる数字はありません)
失わずに済む金額を、自分の数字で出す
空室が1室、1か月ぶん短くなるだけで残る金額を並べます。ご自身の家賃と、いまの平均空室期間を入れて確かめてください。
たとえば32戸に40Aを1台(総額2,650,000円)で、家賃80,000円の部屋が年に8室ぶん1か月ずつ短くなれば、年640,000円です。総額をこの金額で割ると約4.1年になります。
| 家賃 | 空室が1か月短くなると | 年に2室で | 年に4室で | 年に8室で |
|---|---|---|---|---|
| 50,000円 | 50,000円 | 100,000円 | 200,000円 | 400,000円 |
| 65,000円 | 65,000円 | 130,000円 | 260,000円 | 520,000円 |
| 80,000円 | 80,000円 | 160,000円 | 320,000円 | 640,000円 |
| 100,000円 | 100,000円 | 200,000円 | 400,000円 | 800,000円 |
| 120,000円 | 120,000円 | 240,000円 | 480,000円 | 960,000円 |
この表は計算の例です。ご自身の数字を入れて確かめてください。
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10年・15年で並べると、どこに差が出るか
月額で示されているサービスと比べるときは、年数を掛けて総額に直します。初期の金額だけを見ると、月額型のほうが安く見えます。
元栓に1台入れる方式は、初期の金額のあとに増える費用がありません。10年でも15年でも同じ金額のままです。
| 初期 | 毎年かかるもの | 10年の合計 | 15年の合計 | |
|---|---|---|---|---|
| 元栓に1台(20A) | 約405,000円 | なし | 約405,000円 | 約405,000円 |
| 月額型のサービス(例:月5,500円) | 表示されないことがある | 66,000円 | 660,000円 | 990,000円 |
月額型の金額は、月5,500円に年数を掛けた計算の例です。
数字にならないものを、どう置くか
試算に載せられないのに、判断を変えるものがあります。台帳の行数と、連絡の回数です。
各戸に配る方式だと、戸数ぶんの設備が台帳に並び、退去のたびに有無を確認することになります。元栓に1台なら台帳は1行で、入居者さまに何かをお願いする必要もありません。紛失も持ち去りも起きません。
この分は金額に直さず、判断のときに横に置いておくのが確実です。無理に金額へ換算すると、試算全体が信用できなくなります。
試算の前に確かめる条件
試算に数字を入れる前に、建物ごとに変わる条件を確かめます。
- 対象は、取り付けた場所から先を通る水です。受水槽のある建物では、手前に付けるか後に付けるかで範囲が変わります
- 減水率は約5%で、水の出方はほとんど変わりません。増圧ポンプで水圧を作っている建物で、もともと設定に余裕がない場合は、設計値を先に確かめます
- 水道メーターの周りが意匠性の高いタイルや石材の場合、復元の費用が別に必要です
- 空室の期間は立地・時期・募集条件で動きます。上の表は、ご自身の数字を入れるための枠です
よくあるご質問
回収までどれくらいかかりますか
引き込み管が40mmの32戸の建物(40A、総額2,650,000円)で、家賃80,000円の部屋が年に8室ぶん1か月ずつ早く埋まる場合、年640,000円で約4.1年です。ご自身の家賃と、いまの平均の空室期間に置き換えて確かめてください。
本当に維持費は0円ですか
0円です。電源を使わず、薬剤も入れず、フィルターの交換もありません。定期点検の契約もなく、可動部と消耗部品がないため開けて見るものがありません。
口径はどうやって決まりますか
戸数ではなく、建物に引き込まれている給水管の太さで決まります。引き込み管が25mmなら25A、40mmなら40Aです。水道メーターに表示された口径で分かります。
家賃を上げる根拠にできますか
根拠にするのはおすすめしません。設備だけで家賃をいくら上げられるかを示す数字がないためです。試算は、空室の期間と修繕の手間の2つで組むほうが確実です。
見積もりの内訳は見せてもらえますか
製品代と工事代を分けて明記します。お見積もりで提出した以上の金額は頂きません。復元の費用が必要になる場合も、見積もりの段階で別に書きます。
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