旅館の水回り|客室数が少ないときの、元栓1台の考え方

旅館の水回り|客室数が少ないときの、元栓1台の考え方

この記事の結論

客室数の少ない旅館では、客室のシャワーだけを変えるなら、客室ごとに器具を置くほうが安く済みます。1台2万円の器具なら、25Aの元栓1台(工事費を含めて650,000〜680,000円・税抜)と費用が同じになるのは、およそ33〜34室です。

一方、旅館は大浴場・貸切風呂・厨房・館内で洗う浴衣やタオルなど、客室の外で使う水が多くあります。水道の元栓に UFB DUAL® を1台取り付ければ、それらもまとめてウルトラファインバブルの水になります。

費用だけでなく、どこまでの水を変えたいかで決めるのが目安です。口径は給水管の太さで決まり、客室数では決まりません。

客室数の少ない旅館・小規模の宿の方へ。客室ごとに器具を置く方法と、元栓に1台取り付ける方法を、館内の水の使い方から比べます。

目次

旅館とビジネスホテルでは、水の使い方が違います

ビジネスホテルでは、水の多くを客室のユニットバスとシャワーで使います。1室あたりの量が読みやすく、客室数を掛ければ館全体の量の見当がつきます。

旅館は違います。大浴場、貸切風呂、客室の風呂、朝夕の食事を出す厨房、館内で洗う浴衣とタオル。客室の外で使う水の割合が大きく、客室数だけでは館の水の量が読めません。

客室の風呂・大浴場・厨房の割合

館の水を場所ごとに分けると、手を入れる価値のある場所が見えます。大浴場のある旅館では、湯を張る水と、減った分を足す水が大きな割合を占めます。厨房も、朝夕2食を出す館では使う量が増えます。

客室ごとに器具を置く方法では、このうち客室のシャワーだけが対象です。元栓に取り付ける方法では、元栓より下流にあるものすべてが対象になります。20室の旅館でも、対象になる蛇口の数は客室数よりずっと多くなります。

客室数が少ないと、どちらが安いか

金額だけで比べると、客室数の少ない館では、客室ごとに器具を置くほうが安く収まります。下の表は、元栓1台の総額を、客室に置く器具1台の単価で割った客室数です。客室数がこれより少なければ、客室ごとに置くほうが安くなります。

金額だけで決めるなら、小規模の館では客室ごとに置く方法が有利です。元栓の方法を選ぶ理由は、対象になる水の範囲と、導入後に管理の仕事が増えないことです。

元栓に取り付ける口径 本体と工事費(税抜) 1台2万円の器具なら、費用が同じになる客室数
25A 600,000円 + 5〜8万円 約33〜34室
40A 2,500,000円 + 15万円程度 約133室

税抜。器具の単価は計算の例です。

くわしいご案内ホテル・旅館さま

引き込みの口径で、価格が決まります

口径は給水管の太さで決まります。客室数や業種では決まりません。小規模の宿でも大浴場があれば太い引き込みになっていることがあり、逆に客室数があっても細い場合があります。水道メーターの表示と、建物に引き込んでいる管を見れば分かります。

25Aの価格は 600,000円(メーカー希望小売価格 850,000円)、40Aは 2,500,000円でオープン価格です。工事費は、25Aまでは5〜8万円で、水道メーターの周りの地面が砂利や土か、コンクリートやアスファルトかで変わります。40A・50Aは15万円程度です。

古い建物の配管に取り付ける場合

築年数が経っている館では、取り付け位置の周りの配管の状態を先に見ます。メーターの周りの土やコンクリートの状態、バルブの位置、スペースの余裕。メーターまわりの写真があれば、取り付けられるかをおおむね確かめられます。

配管の内側にすでに固まっているものは、設備を入れても一度で消えるわけではありません。働くのは、これから付くものの付き方と、付いたものの離れやすさです。古い配管ほど、変化は数か月から1年ほどの長さで見ることになります。

工事のあいだ、館を止める時間

工事は3時間から半日です。断水は1〜2時間で、切った配管をつなぐ接着剤が固まるまで水を通せないためです。作業は水道メーターの周りで終わるので、客室に入る工程はありません。

受水槽のある館では、取り付け位置が水道メーターと受水槽のあいだになるので、工事のあいだも槽に貯まっている水を使えます。受水槽のない館では、水の使用が少ない時間帯に合わせて組みます。チェックアウトのあとから、チェックインまでのあいだに収まる長さです。

保証と、ご検討に要る3つ

保証は計10年です。メーカー保証2年に筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年を足した年数です。可動部と消耗品がないので、導入後に毎年かかる費用もありません。窓口は当社ひとつで、10年のあいだのお問い合わせをお受けします。

ご検討に要るのは、水道メーターまわりの写真、客室数、大浴場と厨房への給水が元栓より下流で分かれているかの3つです。お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。設備の写真や図面は、そのメールに添付してご返信ください。

  • 水道メーターまわりと引き込みの写真
  • 客室数と、貸切風呂・大浴場の有無
  • 厨房と館内のランドリーが元栓の下流にあるか

よくあるご質問

20室ほどの旅館でも取り付けられますか

取り付けられます。口径は給水管の太さで決まり、客室数では決まりません。客室のシャワーだけが目的なら客室ごとに器具を置くほうが安く済むので、大浴場や厨房まで変えたいかどうかで決めてください。

客室に風呂がある旅館では、どこまで変わりますか

元栓の下流にあるものはすべて対象です。客室の風呂と洗面、大浴場、貸切風呂、厨房、館内のランドリーが含まれます。泡は浮き上がらず数か月から1年ただようので、貯めた湯にも残ります。

築年数の古い建物でも工事できますか

取り付け位置の周りの配管とスペースの状態で決まります。お問い合わせのあと担当からメールでご連絡しますので、水道メーターまわりの写真をそのメールに添付してご返信ください。仕上げが石材やタイルの場合は、復元の費用が別に必要になります。

工事のあいだ、営業は続けられますか

客室に入る工程はありません。断水が1〜2時間あるので、チェックアウトのあとからチェックインまでのあいだに組みます。受水槽のある建物なら、そのあいだも客室では槽に貯まっている水を使えます。

費用はいくらですか

25Aが 600,000円(メーカー希望小売価格 850,000円)、40Aが 2,500,000円(オープン価格)です。工事費は25Aで5〜8万円、40A・50Aで15万円程度です。すべて税抜です。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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