飲食店でナノバブルは本当に効くのか|厨房と排水で起きていることから確かめる

飲食店でナノバブルは本当に効くのか|厨房と排水で起きていることから確かめる

この記事の結論

飲食店でナノバブル(ウルトラファインバブル)の働きが確かめられているのは、炊飯の香りと冷めたご飯のにおい、つけ置きの汚れの落ち方、食洗機などのスケール、排水管の汚れの付き方です。厨房の項目は設置の前後の記録で、排水の項目は半年から1年かけて確かめます。

効かないと感じるときは、硬度を変えるなど期待する働きがずれていないか、排水を1〜2か月で判断していないか、洗剤やメニューを同時に変えていないかを先に確かめます。

厨房にナノバブルの設備を入れる話を聞いて、本当に効くのかを確かめたい店長さま、本部のご担当者さまに向けて、厨房と排水で実際に起きていることと、店で確かめられる項目をまとめました。

目次

「効かない」と言われる理由は、たいてい同じところにある

1つ目は、期待している働きのずれです。ナノバブルの働きは、水が汚れや食材になじみやすくなること、汚れが表面に付く力を弱めることです。薬のような働きや、水道水の硬度を変えることを期待すると、効いていないように見えます。

2つ目は、見る期間です。排水管の汚れは時間をかけて育ったもので、変化が表れるのにも時間がかかります。1か月で排水を見て判断すると、変化の手前で止めてしまいます。

3つ目は、比べ方です。水を変えた同じ月に、洗剤やメニューや人も変わっていると、差がどこから来たのかが読めません。

泡が目に見えないこと

ナノバブル(ウルトラファインバブル)という呼び名には、国際規格の裏づけがあります。ISO 20480-1 は水の中の泡を大きさで分けていて、ナノバブルが指すのは、直径1マイクロメートル未満の最も小さな泡です。それより大きく、水を白く濁らせて見える泡はマイクロバブルと呼ばれます。

目に見えないのは、泡が光の波長より小さく、水を白く濁らせないからです。ナノバブルは水の中を浮き上がらず、長いあいだただよいます。小さな泡ほど浮く速さが遅く、1マイクロメートル未満では水の分子の動きが浮く力を上回るためです。

UFB DUAL® がつくる泡の中心の直径は、約150〜200ナノメートルです。表面はマイナス20〜マイナス40ミリボルトほどに帯電していて、泡どうしが反発して合わさりにくくなっています。見えないことは、泡がないことではありません。

厨房で起きること

炊飯では、メーカーの試験で、炊きたての香気成分が増え、冷めたときのすえた臭いが軽くなる傾向が出ています。だしやスープでは、うま味が出やすくなり、雑味が軽くなる方向に働きます。

洗浄では、マイナスに帯電した泡が油のように水をはじく汚れに寄り、付いている力を弱めます。国内の大手厨房機器メーカーのラボで行われた比較試験では、つけ置き洗いで特に高い効果が確かめられています。食洗機やスチームコンベクションの内部では、スケールを剥がし、付き直しを抑える働きがあります。

うどんを茹でる店舗では、茹で湯の濁りとでんぷんの流れ出しが抑えられ、茹で崩れが少なくなることが期待できます。

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排水側で、時間をかけて起きること

厨房の水がすべて変わると、グリストラップと排水管には、毎日その水が流れ込みます。管の壁に油の汚れが付く力が弱まり、いちど離れた汚れが付き直しにくくなる方向に働きます。

ただ、排水の変化は厨房よりずっとゆっくり進みます。管の中を時間を追って見た記録では、食品工場の排水管で変化が出始めたのは半年を越えてからで、キッチンの配管は1年をかけて状態が戻っていきました。1か月や2か月で排水を見て「変わらない」と判断するのが早すぎるのは、このためです。

店で確かめられる項目

どの項目も、同じ店舗で設置の前と後を比べ、水以外の条件を変えないことが前提です。確かめたい項目と店舗の口径をご相談内容の欄に書いていただければ、記録の書式の例と費用をあわせてお返しします。

項目 確かめ方 見る期間
ご飯 炊きたてと3時間後の香りとにおいを1〜5の点で 設置の前後で同じ日数
だし 同じ素材の量・温度・時間で引き、香りと雑味を点で 設置の前後で同じ日数
つけ置き 決めた3品がスポンジの1往復で落ちるまでの分数 設置の前後で同じ日数
食洗機・製氷機 ノズルや製氷皿の同じ場所の写真 数か月
グリストラップ・排水管 油の層の厚さと、清掃のときの所見 半年〜1年

水圧と、導入後の手間

ナノバブルの設備を入れると水の勢いが落ちるのでは、という心配もよく聞かれます。泡をつくる方式の多くは、水の通り道を絞るため10〜40%規模の水圧低下を伴いますが、UFB DUAL® の減水率は約5%です。予洗いのシャワーも食洗機の給水も、いまの手順のまま使えます。

電源も薬剤も使わず、可動部も消耗品もないので、導入後に装置の手入れは要らず、費用もかかりません。保証は計10年です。

よくあるご質問

ナノバブルの泡が本当に入っているか、店で確かめられますか

泡の大きさは光の波長より小さく、目では確かめられません。店で確かめられるのは、ご飯の香り、つけ置きの落ち方、スケールの付き方のような、泡が働いた結果の変化です。

どのくらいで効果が分かりますか

炊飯やだし、つけ置きは、設置の前後で同じ日数の記録をそろえれば比べられます。排水の側は、6か月を過ぎたころから変化が出た事例があるので、半年から1年を見てください。

水の硬度は変わりますか

変わりません。カルシウムやマグネシウムの量は、水道水のままです。UFB DUAL® は水道水に溶けている空気を細かい泡にする設備で、硬度には手を入れません。変わるのは、その水の汚れや食材へのなじみ方です。

飲み水や氷の水に使っても大丈夫ですか

使えます。UFB DUAL® は、飲用適水テスト、耐圧テスト(1.75MPa)、有害物質が溶け出さないことを確かめる浸出テストをクリアしています。40Aは JETマーク(WO77-11004-237)の認証を受けています。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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