この記事の結論
客室にウルトラファインバブルのシャワーヘッドを入れる費用は、1個の単価に室数を掛けた金額になり、変わるのは客室のシャワーの水だけです。
浴槽・洗面・大浴場・厨房・リネンの水まで含めるなら、元栓直下に1台付ける方法があり、40Aなら本体2,500,000円に工事費150,000円程度で2,650,000円(税抜)、室数が増えても金額は変わりません。見積もりを比べるときは、どこの水を変える金額なのかをそろえてから並べてください。
客室にシャワーヘッドを入れる見積もりを手元に置いて、これで足りるのかを考えているホテルの運営に関わる方へ。金額の比べ方を、対象になる水の範囲から整理します。
「導入コスト」は、3つの違う範囲で使われています
手元の見積もりが安く見えるか高く見えるかは、何の水を変える金額なのかで決まります。まず範囲を3段に分けます。
- 範囲1 … 客室のシャワー1か所ずつ
- 範囲2 … 客室の水ぜんぶ(シャワー・浴槽・洗面)
- 範囲3 … 館の水ぜんぶ(客室・大浴場・厨房・リネンと清掃の水)
もう少し詳しく:手元の見積もりはどの範囲か
客室に器具を置く形の見積もりは、範囲1の金額です。範囲2と範囲3は、その見積もりには入っていません。金額の大小より先に、どの範囲の見積もりなのかを確かめます。
範囲ごとに、費用の形が違います
範囲1の金額には室数の掛け算が残ります。範囲3の金額は口径で決まって、そこで止まります。
| 範囲 | 変わる水 | 費用の形(税抜) | 室数が増えたとき |
|---|---|---|---|
| 範囲1 | 浴室のシャワー1か所 | 単価 × 室数 | 室数に比例して増えます |
| 範囲2 | シャワー・浴槽・洗面 | 客室に置く器具では届きません | — |
| 範囲3 | 客室・大浴場・厨房・リネン | 元栓型1台 | 変わりません |
範囲3の金額を確定させる
元栓型の金額は、2つの数字で決まります。給水管の太さと、水道メーターまわりの仕上げです。
宿泊施設に多い40Aなら、本体2,500,000円と工事費150,000円程度で、総額2,650,000円(税抜)です。口径ごとの価格と工事費は、全館に入れる場合の費用の記事にまとめています。
もう少し詳しく:元に戻す費用が別に立つ場合
水道メーターのまわりが意匠性の高いタイルや石材の場合は、壊した部分を元に戻す費用が別に必要になります。館の正面まわりに石を使っている建物では、この行が立ちます。材料と工法は現地でしか決まらないので、写真を見てからのご案内になります。
範囲1に、翌年から足される行
客室に置いた器具は、置いた日から館の備品になります。見積もりの1行目には出てこないものが、次の年度から並びます。
- 交換の周期(水栓に付く器具なので、年数で入れ替わります)
- 予備の在庫と、その発注の事務
- 客室から無くなったときの補充
- 客室ごとに1個ずつ取り付ける作業と、そのための立ち入り
もう少し詳しく:範囲3ではこの行が立たない理由
元栓直下に入るのは、可動する部品と消耗品を持たない金属の本体です。フィルターの交換も、点検の契約も、客室の在庫管理も発生しません。水道の水圧だけで泡を作り続けます。
くわしいご案内ホテル全館ウルトラファインバブル化の費用|元栓型1台と全室シャワーヘッド総額
大浴場と厨房の水は、客室の見積もりに入っていません
大浴場では、貯めたお湯もウルトラファインバブルを含んだお湯になります。
あわせて、レジオネラ対策の基本となるバイオフィルムの蓄積を抑えられます。浴槽や洗い場のピンク汚れが出にくくなることも、日々の清掃に関わります。殺菌や消毒は、これまでどおり殺菌剤と専門の管理との併用が前提です。
厨房では、食器洗浄機やスチームコンベクション内部のスケールが剥がれやすくなり、再び付くのが抑えられます。館内のレストランで出すご飯やうどんの水にもなります。リネンと清掃で使う水も、同じ系統です。
工事と、館の営業
作業は3時間から半日で収まります。館の水を止めるのは、そのうち1〜2時間です。給水管を切って UFB DUAL® をつなぎ込んだあと、接着剤が固まるまで圧をかけられないためです。
受水槽を備えた館なら、客室の水は止まりません。入るのは水道メーターから受水槽へ向かう途中なので、その1〜2時間も槽の水が館内へ送られます。
客室に立ち入る作業はありません。作業する場所は、水道メーターのまわりだけです。いまお使いの客室のシャワーヘッドも、そのまま使えます。
2つの見積もりを比べるために、いま手元にある数字
範囲1の金額は、手元の見積もりの単価と室数で出ます。範囲3の金額は、次の3つが分かればその日に出ます。
- 給水管の太さ(水道メーターの文字盤か、本体の刻印に書かれています)
- 水道メーターまわりの仕上げ(砂利・土か、コンクリートか、石材やタイルか)
- 受水槽があるかどうか
もう少し詳しく:お見積もりの出し方
お問い合わせのあと、担当からメールでご連絡します。水道メーターまわりの写真や図面をそのメールに添付してご返信いただければ、本体の代金と工事費を分けたお見積もりをお返しします。
範囲3のお見積もりは、本体の代金と工事費の2つの項目だけで構成されます。そのうえで当社では、お見積もり時に製品代と工事代を明らかにし、お見積もりで提出した以上の金額は一切いただきません。
範囲3の金額を、その日に出す方法
この3つをお問い合わせの相談内容の欄にお書きいただければ、製品代と工事代を分けたお見積もりをお出しします。範囲1の器具の見積もりと並べて、館の水すべてを変える場合の金額と比べてください。
よくあるご質問
客室のシャワーヘッドを替える見積もりと、元栓直下に付ける金額は、そのまま比べられますか
対象になる水の範囲が違うので、範囲を決めてから比べます。前者は浴室のシャワー1か所、後者は客室・大浴場・厨房・リネンを含む館の水ぜんぶです。
館の水ぜんぶを対象にすると、いくらになりますか
口径で決まります。40Aなら本体2,500,000円に工事費150,000円程度で、2,650,000円(税抜)です。室数では増えません。
いまの客室のシャワーヘッドは、そのまま使えますか
そのまま使えます。元栓を通った水が館内の配管を流れるので、客室の器具を入れ替える必要はありません。
大浴場や厨房の水も、対象になりますか
なります。受水槽の手前に入れる形では、客室、大浴場、厨房、リネンで使う水が同じ系統に入ります。
室数が少ない館では、どちらが安くなりますか
範囲1は単価に室数を掛けた金額、範囲3は口径で決まる一定額です。室数が少ないほど掛け算の側が小さくなるので、手元の単価と室数で両方を出して並べます。
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