お風呂と排水口のぬめりが早く戻ってくる理由

お風呂と排水口のぬめりが早く戻ってくる理由

この記事の結論

お風呂と排水口のぬめりが早く戻る原因は、掃除で落ちるのが表面の盛り上がった部分だけだからです。ぬめりは水の中の微生物がつくる薄い膜で、凹凸に残った薄い層が土台になり、皮脂や石けんかすを栄養にして数日で元に戻ります。

戻る速さを変えるには、使ったあとに水を切って乾かすことと、汚れが面に付く力そのものを弱めることの2つが効果的です。

掃除したばかりの浴室と排水口が数日でぬるつくのはなぜか、その仕組みと、戻る速さを変えるにはどこに手を入れるのかを書きます。

目次

掃除しても数日で戻るのはなぜか

ぬめりは、水の中の微生物と、それが出す粘り気のある物質でできた膜です。設備の世界ではバイオフィルムと呼ばれます。膜という形をとっているところが、掃除の効き方に関わります。

スポンジや洗剤で落ちるのは、盛り上がって見えている上のほうです。表面の凹凸に食い込んだ薄い層は残ります。残った層は、次の日から足場として働きます。まっさらな面に取り付くより、土台がある面で広がるほうが速いので、数日で元の厚さに届きます。

毎日掃除している浴室のほうが、たまに掃除する浴室より戻りが速いと感じることがあります。掃除のしかたが悪いからではなく、落とし残した薄い層と、残った皮脂という栄養がそろっているからです。

膜が残っていることの見分け方

乾いたときに、うっすら白っぽい、または虹のような色に見える面は、膜が残っています。触ると、ぬるつくというより、指がわずかに引っかかります。

排水口なら、フタと内側の壁を乾いた紙で拭ってみてください。紙に色が付くなら、見えていなかった層があった証拠です。

ぬめりができる条件

膜が育つには3つそろう必要があります。どれか1つを欠けさせられれば育ちは止まりますが、浴室はこの3つがそろいやすい場所です。

  • 水分:使ったあとに濡れたまま残る面
  • 温度:人がちょうどよいと感じる湯の温度帯は、微生物にも都合がよい
  • 栄養:皮脂、石けんかす、シャンプーの成分、髪

3つのうち、家でいちばん動かせるもの

水分は、使ったあとに水を切って換気すれば減らせます。ここは今日からできる手当てで、効果もはっきり出ます。

温度は動かせません。湯の温度を下げて入浴する人はいないからです。残るのは栄養です。つまり、皮脂と石けんかすをどれだけ残さずに流せるかが、戻る速さを決めます。

ピンク色に見えるものも同じ条件で増えます。あれは黒いものより早く出てくるので、掃除の間隔を測る目印として使えます。

くわしいご案内水回りの掃除を楽にしたい|汚れが戻る速さを、家に入る水の側から遅くする

落とす話と、付きにくくする話は別

市販の洗剤や道具は、落とすための道具です。よく落ちるものを選べば、その日はきれいになります。ただし、落としたあとの面に何が起きるかは、洗剤の役目ではありません。

戻る速さを変えたいなら、落とす力ではなく、付くときの力に手を入れることになります。汚れが面にくっつくとき、そこには界面という境目があります。そこに何かが先に居れば、くっつく力は弱くなります。

この2つは目的が違うので、片方をやれば片方が要らなくなるという関係ではありません。落とす手当ては続けます。変わるのは、次に落とすまでの間隔です。

水の側から付きにくくする

浴室に流れてくる水そのものに、直径1マイクロメートル未満のウルトラファインバブルを含ませておく方法があります。元栓に UFB DUAL® を1台挟み込むと、そこから先の水がすべてそうなります。浴室だけでなく、洗面所と台所の排水口も同じ対象に入ります。

泡が界面でしていること

泡の表面はマイナスに帯電しています。皮脂のように水をはじく汚れは、その界面に泡を引き寄せます。汚れと壁のあいだに泡が入り込むと、くさびを差したように付着している力が弱まり、水流が当たったときにはがれやすくなります。

内壁を泡が覆っている状態は、いったん離れた汚れが戻って付くのを抑える働きも期待できます。落とすときにも、付くときにも働く。同じ理屈が両方に働くところが、掃除道具との違いです。

1マイクロメートルを下回る泡は浮き上がらず、水の中を漂い続けます。だから元栓で作っても、排水口の奥や配管の曲がりまで運ばれていきます。

変わるのに時間がかかるところ

すでに厚く育った膜は、水を変えただけでは落ちません。先にブラシと洗剤で落として、土台をなくしてから水を変えるほうが、違いが早く見えます。

目に見える場所は比較的早く、配管の内側は月の単位で変わります。目に見えないところを急がせることはできないので、排水口とフタで判断するのが現実的です。

起きるのは、付きにくくなり、掃除までの間隔が延びることです。

掃除の手間がどれくらい変わるか

手間の変化は、回数で測ると分かります。いまの間隔を書き出しておいて、3か月後に同じ表を埋めてみてください。ご自身の家の数字が出ます。

間隔が延びた先にあるもの

掃除の回数が減れば、そのぶんの時間が戻ってきます。浴室の掃除を週2回から週1回にできれば、1年で50回ぶんです。

もう一つは、配管の側の話です。排水管の内壁に汚れが付きにくくなれば、詰まりの心配が減り、配管の劣化が緩やかになることが期待できます。将来の配管更新という大きな工事を先送りできれば、住まいの維持費の山を低くできます。

元栓に入れた本体には、電源も薬剤も交換部品もありません。動く部分がないので、毎年かかるものが増えません。保証は計10年です。メーカー保証2年に、筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長保証8年を足したものです。

場所 いまの掃除の間隔 3か月後の間隔 見るところ
浴室の排水口のフタ _日ごと _日ごと 乾いたときの引っかかり
排水口の内側(髪を受ける部品) _日ごと _日ごと 紙で拭ったときの色
浴槽のエプロン内側 _か月ごと _か月ごと 手前のぬめりの厚み
洗面所の排水口 _日ごと _日ごと ピンク色が出るまでの日数
台所の三角コーナー周り _日ごと _日ごと ぬるつきが出るまでの日数

この表は記録の型です。ご自身の間隔を書き入れて確かめてください。

よくあるご質問

ぬめりは付かなくなりますか

付着する力が弱くなり、落としやすくなって、掃除までの間隔が延びる方向に変わります。付かなくなるものではありません。すでに厚く育っている膜は、先にブラシで落としてから始めてください。

効き方が分かるまでどれくらいかかりますか

排水口のフタや洗面所のように、目で見て触れる場所は比較的早く判断できます。排水管の内側は月の単位です。いまの掃除の間隔を先に書き出しておくと、比べる材料になります。

塩素系の洗剤は使い続けてよいですか

使い続けてかまいません。落とす手当てと、付きにくくする手当ては目的が違うので、両方あってよいものです。間隔が延びてきたら、使う頻度を落としていくという順になります。

排水口だけに何か付けることはできますか

この装置は給水側に入れるものなので、排水口には付けません。排水口に届くのは上から流れてくる水なので、その水を変えることで働きます。洗面所や台所も同じ水が流れるので、元栓に1台入れると家じゅうの排水口が対象になります。

費用はいくらですか

戸建てで多い20Aなら、本体350,000円に工事費50,000〜80,000円を足して、総額400,000〜430,000円です。税抜です。メーカー希望小売価格は498,000円で、当社販売価格との差額を明らかにしてご案内します。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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