UFB DUAL®は胡散臭い?ベンチュリ方式との水圧の違いと約5%の根拠

UFB DUAL®は胡散臭い?ベンチュリ方式との水圧の違いと約5%の根拠

この記事の結論

UFB DUAL® の「水圧がほとんど下がらない」という説明には、測った数字があります。水圧の下がり方は、減水率で約5%です。

泡を作る装置に多い、流路を細く絞って泡を出す方式(ベンチュリ方式)は、泡を増やすほど水圧が下がり、実用的な量の泡を出すものでは10〜40%ほど下がることがあります。UFB DUAL® は水の通り道を2つに分けてから合わせるデュアル構造(特許第6182715号)で、泡の量を保ちながら水圧の低下を小さくしています。

元栓に付ける装置は胡散臭いのではないか、水圧が落ちるのではないかと感じている方に、方式ごとに何が起きているのかと、比べるときの見方を書きます。

目次

ベンチュリ方式は、流路を絞って泡を作ります

管の途中を細くすると、そこを通る水は速くなり、圧力が下がります。圧力が下がったところで、水に溶けていた空気が泡になって出てきます。この絞りを使う作り方を、ベンチュリ方式と呼びます。

部品の数が少なく、作りやすい方式です。ナノバブル(ウルトラファインバブル)という呼び名で売られている装置にも、この方式のものがあります。

代わりに、絞った分の圧力は戻りません。細くした場所は、その管でいちばん通りにくい場所になります。

水に溶けている空気を泡にする点は、どちらの方式でも同じです。違うのは、そのために圧力をどう変化させるかです。

泡を増やすほど水圧が落ちる、という関係

泡の量は、絞りの強さで決まります。強く絞れば泡は増え、そのぶん圧力は失われます。緩めれば圧力は残り、泡は減ります。

この関係があるので、方式を決めた時点で、泡と水圧のどちらかを諦めることになります。水圧の低下を節水と言い換えている製品もあります。

元栓に付ける装置では、この諦めが家じゅうに出ます。浴室だけの器具なら我慢の範囲で済みますが、元栓は台所も洗濯機も屋外の水栓も通るためです。

くわしいご案内家じゅうの水をウルトラファインバブルに|元栓1本で変える方法・費用・水圧のこと

デュアル構造は、絞りだけに頼りません

UFB DUAL® は、流路を分けてから再び合わせる構造です。この構造は特許第6182715号として登録されていて、製造元は株式会社ウォーターデザインです。

水が通るときの圧力の変化で泡を作る点は同じですが、1本の細い場所に水のすべてを通すのではありません。だから、泡の量を確保しながら、落ちる幅を小さいところで止められます。

減水率は約5%です。高い水圧を前提にした構造ではないため、水圧に余裕のない住まいでも泡は作られます。

電源も薬剤も要りません。水道水にもともと溶けている空気を使い、密閉された配管の中だけで泡にするので、外の空気を取り込みません。

作った泡が、家の端まで届きます

ウルトラファインバブルは直径1マイクロメートル未満の泡です。小さいほど浮き上がる速さが落ち、1マイクロメートルを下回ると水分子の熱運動が浮力に勝ちます。だから浮かずに水と一緒に流れていきます。

泡の表面はマイナスに帯電していて、泡同士が反発するため合体しにくくなっています。元栓で作った泡が、家のいちばん遠い蛇口まで届くのはこのためです。

水圧の数字だけを並べると、読み間違えます

比較の表で水圧の落ち方だけを並べると、順番が実際と逆に見えることがあります。見るのは2つの軸です。

泡の量は、売り場では見えません

泡の量は、装置を通した水を測らないと分かりません。売り場で見えるのは水圧の数字だけなので、水圧の落ち方が小さいことが、そのまま性能の高さに見えてしまいます。

実用に足る量の泡を作る方式で、水圧の落ち方をこの幅に収めているものは多くありません。泡の量と水圧の両方を並べられるかどうかが、比べる土俵の作り方になります。

装置の作り 泡の量 水圧の落ち方 比べる土俵
泡をほとんど作らない 少ない ほぼ落ちない ウルトラファインバブルの装置として同じ土俵にない
絞りを強くして泡を作る 多い 10〜40%規模の低下を伴うものがある 水圧の側を諦めている
UFB DUAL®(デュアル構造) 多い 約5% 泡の量と水圧の両方を並べられる

出典:株式会社ウォーターデザインの公開資料(2026-09-26 確認)

方式の違いは、どこで表に出るか

違いが出るのは、同時に水を使うときです。家の1本の給水管を分け合うので、絞りの強い装置が途中に入っていると、同時使用のときにいちばん細い場所の影響が出ます。

お湯を作る機器も影響を受けます。給湯器は一定の量の水が流れていることを見て動くので、流れる量が落ちると、湯の温度が安定しにくくなります。

元栓に付ける装置を選ぶときに水圧を見るのは、この2つが毎日の場面だからです。約5%という幅は、工事の前と後に同じ蛇口で水の量を測っておけば、自分の家の数字として残せます。

よくあるご質問

ベンチュリ方式とは何ですか

管の途中を細くして流れを速くし、圧力が下がったところで泡を作る方式です。部品が少なく作りやすい代わりに、絞った分の圧力が戻りません。

水圧はどれくらい下がりますか

減水率は約5%です。流路を分けてから合わせるデュアル構造(特許第6182715号)で、泡の量と水圧を両立させています。

水圧が上がることはありますか

ありません。圧力を足す装置ではないので、いまの弱さを強くする方向には働きません。弱さの原因が別にある場合は、そちらを先に確かめてください。

外の空気を取り込む装置と、何が違いますか

UFB DUAL® は、水道水にもともと溶けている空気だけを使います。密閉された配管の中で泡にするので、外の空気を取り込みません。

シャワーヘッドの器具と比べると、どうですか

対象の範囲が違います。シャワーヘッドは浴室のシャワーの水だけ、元栓は台所も洗濯機も屋外の水栓も通ります。水圧の落ち方も、器具の中で絞るか、元栓で作るかで変わります。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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