この記事の結論
湯温の管理や体を支える作業といった入浴介助そのものは、UFB DUAL®を設置しても変わりません。変わるのは、浴室の汚れが戻る速さと、水の濡れ方です。
当然ですが、塩素はそのまま残ります。肌の乾燥やかゆみが気になるときは、皮膚科への相談が確実です。
高齢のご家族の入浴介助や浴室の掃除に負担を感じているご家庭に向けて、UFB DUAL®が関わる範囲を整理しました。
高齢の家族の入浴介助で、負担に感じやすいこと
高齢のご家族の入浴介助では、湯温の管理、体を支えること、着替えの介助など、時間と体力のかかる作業が重なります。入浴の回数や時間が増えると、浴室の掃除にかける手間も比例して増えます。
UFB DUAL®は、この介助そのもの(湯温管理や体を支える作業)を代わりに行う設備ではありません。関わるのは給水設備としてできる範囲、つまり水回りの汚れと水の触れ方の部分です。
同居で介助をしている方にとっては、入浴介助と浴室の掃除がセットの作業になっていることが多く、掃除の負担も含めて考える必要があります。
入浴の回数が増えると、浴室の汚れが戻る速さも上がる
浴室の排水口や床のぬめりは、皮脂や石けんかすを栄養源にする細菌の膜(バイオフィルム)が原因です。入浴の回数や人数が増えるほど皮脂や石けんかすの量も増え、掃除をしてもぬめりが戻ってくる間隔が短くなります。
UFB DUAL®は元栓に設置する装置で、家じゅうの水の濡れ性を変えます。汚れが表面に再び付着しにくくなることで、掃除の間隔を伸ばせる場合があります。仕組みは別の記事にまとめています。
肌の乾燥・かゆみについてよく言われることと、当社が言えること
高齢になると、皮膚の水分や皮脂を保つ働きが落ち、季節を問わず乾燥やかゆみを感じやすくなると言われています。対策としては、入浴時間を短くする、肌の潤いを保つケアを行うといった方法がよく挙げられます。
症状が続く、または強いときは、皮膚科での相談をお勧めします。
くわしいご案内水回りの掃除を楽にしたい|汚れが戻る速さを、家に入る水の側から遅くする
塩素を減らしたいときは、別の方式を選ぶ
UFB DUAL®は、水道の元栓に取り付けて使う給水器具です。配管の中で、水にもとから溶けている空気を細かい泡に変える仕組みで、薬剤や電気分解などで水に何かを加えるものではなく、塩素を取り除く働きもありません。
塩素の量そのものを理由に検討している場合は、UFB DUAL®とは別に、浄水器などのフィルター方式を検討する話になります。
元栓に1台で、入浴以外の家事の負担にも関わること
介護をするご家庭では、入浴だけでなく、タオルや寝間着の洗濯、食器の洗浄など、水を使う家事の総量も増えます。UFB DUAL®は元栓に1台の設置で、これらの水すべてが同じように対象になります。
入浴介助と浴室掃除だけを切り離して考えるより、家じゅうの水回りをまとめて見直す機会として検討するご家庭もあります。
変わるのは水の濡れ性|湯冷めしにくいと感じる方がいるという体感の紹介
元栓で泡を含んだ水は濡れ性が高く、肌の角層に水がなじみやすくなることが査読研究で報告されています(早坂信哉ほか、日本健康開発雑誌 44巻、2023年)。貯めたお湯でも、湯あたりがやわらかいと感じる方がいます。
この研究は成人女性16名の前腕で測ったものです。「お湯がやわらかく感じる」という体感を紹介するもので、肌の症状に対する効果を示すものではないと、先にお伝えしておきます。
肌の状態が気になるときは、皮膚科に相談する
入浴後の肌の様子に、赤み、傷、強いかゆみなど気になる点があるときは、自己判断で対応を続けず、皮膚科に相談することをお勧めします。
浴室の掃除やお湯の管理といった日々の入浴介助の負担を減らす工夫は、UFB DUAL®のほかにも介護用品や福祉用具の活用など、複数の選択肢があります。どこまでを設備で担い、どこからを人の手で担うかは、ご家庭ごとの事情によって変わります。
よくあるご質問
入浴介助の負担そのものは減りますか?
湯温の管理や体を支える作業自体は変わりません。変わるのは浴室の汚れが戻る速さと、水の触れ方です。
肌の乾燥やかゆみが気になるときは、どうすればよいですか?
皮膚科に相談するのが確実です。UFB DUAL®で変わるのは、水の濡れ性と、浴室の汚れの付き方です。
塩素は除去されますか?
いいえ。UFB DUAL®は塩素を除去する装置ではありません。塩素を減らしたい場合は、フィルター方式の別の方法を検討することになります。
浴室の掃除の手間はどう変わりますか?
汚れが表面に再び付着しにくくなることで、掃除の間隔を伸ばせる場合があります。当然ですが、掃除は続きます。
家族全員の入浴に関係しますか?
はい。元栓に1台設置するため、介助を受ける方だけでなく、家族全員の入浴・洗面・キッチンの水が対象になります。
工事はどれくらいの時間がかかりますか?
断水は1〜2時間です。配管をつなぐ接着剤が固まるまでの時間で、工事全体は3時間〜半日が目安です。受水槽のある建物では、各戸は断水しません。
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