この記事の結論
ナノバブル(ウルトラファインバブル)の装置 UFB DUAL® を元栓直下に付けた場合、水の出方の下がり方は減水率で約5%です。蛇口を全開にしてバケツに60秒かかっていた水が、63秒かかるくらいの差です。
もともと水圧が弱いと感じている家では、引き込みの口径や、同時に複数の蛇口を使うことなど、装置以外のところに原因があることが多いので、そちらを先に確かめます。
元栓直下に装置を入れると水圧が落ちるのではないか、と気になって調べている方に、どれだけ下がるのか、その数字がどこから出ているのかを書きます。
水圧はほぼそのままです(減水率 約5%)
水道の元栓直下に UFB DUAL® を挟み込んだとき、そこを通る水の減水率は約5%です。蛇口の側から見れば、水圧はほぼそのままです。
ナノバブルは、水が流路を通るときの圧力の変化で作ります。UFB DUAL® では、この仕組みで減る水の量が約5%に収まっています。
泡を増やすと水圧が落ち、水圧を保つと泡が出ない。この二律背反をどう扱うかが方式ごとの差になります。UFB DUAL® は、流路を分割してから再び合わせるデュアル構造(特許第6182715号)で、絞り込みだけに頼らずに泡を作ります。ナノバブルを実用的な量で生成する装置は、その多くが10〜40%規模の水圧低下を伴います。
減水率とは何か
減水率は、装置を通したときに、同じ条件で流れる水の量がどれだけ減るかを表す割合です。水は、曲がり、継ぎ手、水道メーター、浄水器、止水栓と、何かを通るたびに少しずつ勢いを失います。家の蛇口で感じる水の勢いは、道路側から届いた圧力から、こうした損失を全部引いた残りです。
元栓直下に何かを足すというのは、この損失の項目を1つ増やすという意味でもあります。
なぜ装置を通すと下がるのか
ウルトラファインバブルを生成する装置の多くは、生成する量を増やすほど水圧が下がります。そのため、減水率が10%を超える製品も珍しくありません。
デュアル構造は、流れを分けてから合わせる作り方で、絞り込み一本に頼りません。だから落ちる幅を小さいところで止められます。水道の水圧だけで動き、電源も薬剤も要りません。
くわしいご案内家中の水をナノバブル水にする|元栓型1台で台所から浴室まで届く
約5%は、家の中でどう出るか
約5%は、感覚の言葉にすると分かりにくいので、時間に置き換えます。バケツに水を張るのに60秒かかっていたとして、63秒になる差です。同じ蛇口で、同じ開け方をしたときの比較です。
シャワーの出方は、水圧そのものよりシャワーヘッドの穴の数と形で決まる部分が大きいところです。約5%の違いより、シャワーヘッドを替えたときの違いのほうが大きく出ます。
同時に使ったときのこと
水圧が足りないと感じる場面は、たいてい同時使用のときです。台所で洗い物をしていると浴室のシャワーの出が落ちる、洗濯機が給水を始めると洗面所が細くなる。これは1本の給水管を分け合うことで起きるので、装置があるかないかとは別の話です。
いま同時使用で困っているなら、そこを先に解くのが順番です。口径が足りていないのか、建物側の送り方なのか、器具側の詰まりなのかで、打つ手がまったく変わります。
| 口径 | 主な対象 | 最大流量 |
|---|---|---|
| 13A | 特定の水栓・洗濯機・単身の住まい | 20 L/min |
| 20A | 戸建て・ファミリーの標準 | 60 L/min |
| 25A | 小規模な建物・小さなアパート | 100 L/min |
出典:株式会社ライヴスの製品仕様(2026-09-26 確認)
もともと水圧が低い家ではどうするか
水圧が低い理由は、いくつかに分かれます。どれに当たるかを先に見ておくと、装置を設置してから「やっぱり弱い」と思うことがなくなります。ほとんどの原因は、装置とは関係のないところにあります。
口径と引き込み
水道メーターの表面に、13mmか20mmという表示があります。戸建てで多いのは20mmで、この場合は20Aの本体を選びます。13mmの家に太い本体を付けても、引き込みが13mmである以上、流れる量は増えません。
口径そのものを上げる工事は、水道局への申請を含む別の工事です。道路から敷地までを引き直すことになるため、装置の工事とは分けて、お見積もりを取ってください。
ポンプで圧力を足している建物
直結増圧の方式をとるマンションでは、ポンプで圧力を足して各戸へ送っています。この方式でも取り付けはできますが、取り付ける場所が共用部分にあたることが多く、決めるのはご自身ではなく管理組合です。
各戸の水道メーターが玄関脇のパイプスペースにある建物なら、その二次側に1台という形も成り立ちます。水道メーターの表示が13mmなら13A、20mmなら20Aで、対象はその部屋の水だけです。
| 気になっていること | 調べるところ | 装置と関係があるか |
|---|---|---|
| 朝と夕方だけ弱い | 同じ時間帯に近所でも使われている。道路側の配水管の圧力 | 関係ありません |
| 2階・3階だけ弱い | 引き込みの口径と、建物の高さ | 関係ありません |
| 昔からどの蛇口も弱い | 水道メーターの口径表示(13mmか20mmか) | 口径に合った本体を選びます |
| ある日から急に弱くなった | 止水栓の開き具合、器具側のフィルターの詰まり | 関係ありません |
| 同時に使うと落ちる | 1本の給水管を何系統に分けているか | 関係ありません |
付ける前に見ておく3点
次の3つが分かれば、約5%という数字が自分の家で問題になるかどうかは、その場で判断できます。写真を撮っておくと、お見積もりの話も1回で済みます。
- 水道メーターの口径表示(13mmか20mmか)を読む
- いま水圧で困っている場面があるか。あるなら、表のどれに当たるか
- マンションなら、水道メーターの位置と、そこが専有部分か共用部分か
もう少し詳しく:工事のあとに自分で確かめる方法
設置の前に、洗面台の蛇口を全開にして、1リットルの容器が満たされるまでの秒数をスマートフォンのタイマーで測っておきます。設置のあと、同じ蛇口・同じ開け方で測り直せば、自分の家での変化が数字で残ります。
工事は水道メーターの周りだけで終わり、断水は1〜2時間です。配管を切って UFB DUAL® をつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためで、この時間は短縮できません。工事全体は3時間から半日を見ておきます。
よくあるご質問
水圧はどれくらい下がりますか
減水率は約5%です。蛇口を全開にしたときの量で言えば20分の1ほどで、バケツに60秒かかっていたものが63秒になる差です。設置の前後で同じ蛇口を測れば、ご自身の家での数字が残ります。
2階のシャワーが弱い家でも付けられますか
付けられます。ただし弱い理由が引き込みの口径や建物の高さにある場合、装置を入れてもその弱さは変わりません。先に原因を切り分けて、そのうえで判断してください。
水圧が下がるということは、節水になるのですか
節水を目的とした装置ではありません。水圧を大きく落として量を減らす作り方もありますが、UFB DUAL® は水圧を保つほうを優先しています。約5%は、そのために抑えた結果の数字です。
増圧ポンプのあるマンションでも入りますか
入ります。取り付ける位置が共用部分になることが多いため、決めるのは管理組合です。各戸の水道メーターが専有部分側にある建物なら、その部屋だけを対象にする形も選べます。
付けたあとに外して元に戻せますか
外すこともできますが、配管を切ってつなぎ直す工事になるので、取り外しにも工事費がかかります。賃貸で原状回復が要る場合は、この費用を先に確認しておいてください。
工事のあいだ、水はどれくらい止まりますか
1〜2時間です。配管を切って本体をつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためです。工事全体は3時間から半日で、作業は水道メーターの周りだけです。
この記事に書いていないことは、直接お聞かせください。
お気軽にお問い合わせください。


