マンションの水回りクレームを減らす|管理視点で見た実態

マンションの水回りクレームを減らす|管理視点で見た実態

この記事の結論

マンションの水回りクレームのうち、排水口のぬめりやにおい、浴室の汚れがすぐ戻るといった「汚れの付き方」が原因のものは、元栓直下に付ける水の設備で減らせる見込みがあります。元栓直下に UFB DUAL® を付けると、水がウルトラファインバブルを含んだ水になり、その泡が汚れの付着力を弱めて水で流れやすくするので、詰まりで呼ばれる回数と、退去時の原状回復の範囲が小さくなることが期待できます。

まずは過去のクレームを原因で分けて、設備で減らせる件数を数えてみてください。

管理の負担を下げたいオーナーさま・管理会社さま向けに、水回りのクレームを原因ごとに分け、設備で変わるところと変わらないところをまとめました。

目次

管理で上がる水回りの声を、原因で分ける

入居者から上がる声は、内容が近くても原因が違います。原因が違うと、対応する相手も費用の出どころも変わります。まず分けるところから始めます。

分けると、設備で変わるのは「汚れの付き方」に属するものだけだと分かります。故障と感じ方は、別の手当てが要ります。

上がる声 現場で起きていること 設備で変わること 変わらないもの
排水口のぬめりと臭い 皮脂や石けんかすが排水口の内側に残っている 汚れが付きにくく、流れやすくなることが期待できる すでに堆積した分は清掃が要る
浴室の汚れがすぐ戻る 床や壁に皮脂汚れが再付着している 再付着が緩やかになることが期待できる 換気不足によるカビは換気側の手当て
シャワーの勢いが弱い もともとの給水圧か、器具の詰まり 減水率は約5%にとどまる 建物の給水圧そのもの
水が赤い、白い固まりが出る 給水管の錆、スケールの付着 付着のしかたが緩やかになることが期待できる 進んだ錆は配管側の工事
「なんとなく気持ちよくない」 特定の故障ではない 建物全体の水が同じ状態になる 一人ひとりの感じ方

汚れが付きにくくなると、管理の何が変わるか

設備に起きることを、現場で見える変化、管理の数字の順に置き換えると、導入するかどうかの判断材料になります。

設備に起きること 現場で変わること 管理の数字で変わること
給排水管の内側に汚れが付きにくくなる 詰まりや赤水で呼ばれる回数が減ることが期待できる 緊急対応と巡回の工数が減り、ほかの物件へ人を回しやすくなることにつながります
排水口のぬめりが出にくくなる 退去時に「汚れがひどい」と言われる材料が減ることが期待できる 原状回復の範囲が小さくなり、次の募集に出せるまでの日数が短くなることにつながります
元栓型1台で建物全体が対象になる 各戸への設置・交換・紛失対応が要らない 設備台帳への記載が1件で済み、入退去のたびの確認項目が増えないことにつながります

給水方式で、取り付け位置と対象範囲が変わる

同じ装置でも、建物の給水方式で付ける場所が変わります。付ける場所が変わると、対象になる範囲と、工事のあいだの断水の扱いも変わります。

増圧直結方式の場合

水道メーターの二次側に取り付け、そこから先の全戸が対象になります。工事の日は建物全体で1〜2時間水が止まります。受水槽のある建物では、工事のあいだも、受水槽に貯まっている水があるうちは、入居者さまはふだんどおり水を使えます。配管を切ってつなぎ込むとき、接着剤が固まるまで水を通せないためです。

掲示で時間帯を先に知らせておけば、在宅の方の予定に合わせられます。各戸への立ち入りはありません。

受水槽方式の場合

受水槽方式では、水道メーターから受水槽へ向かう配管の途中に取り付けます。各戸には工事中も槽から給水が続くので、入居者さまへの断水の案内は要りません。

マンション1棟で受水槽方式なら、工事全体も3時間程度で終わることがあります。パイプスペースが露出している建物も同じくらいで終わります。

工事のあいだ、入居者さまに何を伝えるか

伝えることを決めておくと、工事そのものが新しいクレームの種になりません。掲示1枚に4点だけ書きます。

最後に共用部で通水確認を行い、お引き渡しまで当社が責任をもって行います。掲示は、管理会社さまと分担を決めておきます。

  • 工事日と、水が止まる時間帯(1〜2時間)
  • 各戸への立ち入りがないこと
  • 水が止まる理由(配管をつなぎ込み、接着剤が固まるまで水を通せないため)
  • 受水槽のある建物では、各戸では止まらないこと

費用と、そのあとにかかるもの

口径は戸数ではなく、建物への引き込みの太さで決まります。管理の負担を下げる目的で導入するなら、そのあとに手間が増えないことが条件になります。

  • 25Aの建物なら総額650,000〜680,000円(本体600,000円〈メーカー希望小売価格850,000円〉と、工事費50,000〜80,000円)
  • 40Aの建物なら総額2,650,000円(本体2,500,000円〈オープン価格〉と工事費150,000円)
  • 50Aの建物なら総額3,650,000円(本体3,500,000円〈オープン価格〉と工事費150,000円)
  • 電源も薬剤もフィルターも使わないため、毎年かかるものはありません。点検の予算も発注の手間も増えません
  • 保証の期間は計10年(メーカー2年、筆頭正規特約店 株式会社ライヴスの延長8年)で、管理会社さまからのお問い合わせも当社がお受けします

金額を出すのに要るもの

UFB DUAL® の金額は、引き込みの口径が分かれば決まります。給水方式と口径、メーターまわりの仕上げをお問い合わせのときにお知らせいただければ、製品代と工事代を分けたお見積もりをお出しします。写真や図面は、お問い合わせのあとに担当からお送りするメールに添付してご返信ください。

よくあるご質問

クレームはどれくらいで減りますか

数か月から1年ほどの単位で見てください。配管の内側の変化は通水した日から一気に進むものではなく、食品工場の排水管では6か月を過ぎた頃から清浄化が進み、台所の配管では1年で正常な状態に戻った記録があります。

管理会社にはどう説明すればよいですか

対象範囲、各戸への立ち入りがないこと、水が止まる時間帯、そのあと保守の対象になる設備が増えないことの4点で足ります。設備台帳への追加も1件だけです。

赤水の苦情が続いている建物でも、効果はありますか

進んだ錆による赤水を止める設備ではありません。赤水が常態化している建物では、先に配管の更新の可否を確かめてください。更新までのあいだ、汚れの付着を緩やかにする目的なら、併せて検討する意味があります。

入居者から「効果が分からない」と言われませんか

対象になった範囲を伝えていないと、そう言われることがあります。掲示と更新の案内で、対象になる水の範囲を書いておくと伝わります。

故障したときの窓口はどこですか

当社です。お見積もり、工事の手配、立ち会い、引き渡しから10年間のお問い合わせまで、当社が窓口としてお受けします。

アリージェンス合同会社 代表 沼倉孝秀

沼倉 孝秀(ぬまくら たかひで)

アリージェンス合同会社 CEO。UFB DUAL®・emiiR®(エミール)・α-HT® の正規一次販売店として、製品の選定から設置、設置後の窓口までを担当しています。

アリージェンス合同会社

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