この記事の結論
ナノバブルで変わるのは、台所・浴室・洗面・洗濯などで水を使うときの汚れの落ちやすさと、配管の内側の汚れの付きにくさです。
直径1マイクロメートル未満の泡が汚れと配管や器具の表面の間に入り込み、付く力を弱めるためで、マンションの元栓直下に1台取り付ければ全戸の水が対象になります。
年単位で記録を取ると、変化を確かめられます。
ナノバブル(ウルトラファインバブル)という言葉を見かけて、マンションで何が変わるのかを知りたい方へ。専門用語を使わず、水を使う場面の順に並べました。
1日のうち、水に触る場面を数えてみます
設備の説明から入ると、話が仕組みの話になってしまいます。先に、住んでいる人が1日に水を使う場面を並べてみます。
朝の洗面、歯みがき、台所の洗いもの、洗濯、浴室、そして排水口。数えると6つか7つで、どれも毎日です。ナノバブルの設備が触るのは、この場面すべてに流れている水そのものです。
だから、変わり方も場面ごとに違います。どれも同じ1つの働き、汚れが物の表面に付く力を弱めるという働きから枝分かれしています。
場面ごとに、何が変わるか
表は、場面と、そこで起きること、オーナーさまの手元で変わることを並べたものです。3列目まで見ると、設備の話が管理の話に変わります。
| 場面 | そこで起きること | オーナーさまの手元で変わること |
|---|---|---|
| 台所の洗いもの | 油や食べかすが表面から離れやすくなる | 排水管の詰まりで呼ばれる回数 |
| 浴室・洗面 | 皮脂や石けんかすが付きにくくなる | 退去のときに落とす汚れの範囲 |
| 排水口 | ぬめりの出るまでの時間が延びる | においの連絡と、緊急の手配の件数 |
| 洗濯 | 繊維の奥まで水と洗剤が届きやすくなる | 部屋干しのにおいについての相談 |
| 建物の配管の内側 | 汚れが物の表面に付きにくく、再び付くのも抑えられる | 修繕計画に載る更新の時期 |
場面が全部変わるのは、付ける場所が1か所だからです
ナノバブルの設備 UFB DUAL® は、建物に水が入ってくる最初の場所、元栓直下に取り付けます。位置は水道メーターより建物側(二次側)です。そこを通った水が、そのまま各戸の蛇口へ流れていきます。
泡がとても小さいので、水の中を浮き上がらずにただよい続けます。上に浮いて消えてしまわないため、最上階の洗面でも、いちばん奥の洗濯機でも同じ水になります。
入居者さまに何かを配ったり、付け替えをお願いしたりする必要がありません。工事の日も、作業するのは水道メーターの周りだけで、各戸に入る場面がありません。
もう少し詳しく:泡の大きさはどのくらいか
直径は1マイクロメートル未満、つまり1ミリの1,000分の1より小さい世界です。無色透明で、肉眼では見えません。
お風呂で白く濁って見える泡は、これより1つ大きい区分のものです。白く見える泡は浮き上がって消えていきますが、ナノバブルは浮かずに残ります。
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建物の側では、配管の内側が変わります
住んでいる人に見えるのは水回りですが、オーナーさまにとって金額が大きいのは配管です。内側に汚れが積もると、詰まりや水の色の相談が増え、更新の時期が近づきます。
泡はマイナスに帯電していて、汚れの側はプラスに帯電したものや油が多い。そこに吸着して、配管の内側の面に付く力を弱めます。面をおおうことで、いったん剥がれた汚れが再び付くのも抑えます。
ここは時間のかかる部分です。食品工場の排水管では、6か月を過ぎたころから清浄化が進んだ記録があります。住宅でも同じで、導入の翌月に見えるものではありません。
変わらないものも、3つだけあります
飲む水の味とにおいは変わりません。浄水器ではないので、残留塩素は残ります。飲用のためには、別に浄水器を付けることになります。
水圧と水量は、ほぼそのままです。減水率は約5%で、もともと水圧が低い建物の水圧が上がることもありません。ほかの多くの装置では、ナノバブルを生成するときに水圧が10〜30%以上下がるものも多く、UFB DUAL® とは数倍の差があります。
古くなった配管そのものを入れ替える工事とは、役目が別です。赤水が出ているなら、まず入れ替えの調査から始める段階になります。
次に調べるとよいこと
仕組みが分かったら、次に確かめるのは呼び名と費用の2つです。
呼び名は、ナノバブルとウルトラファインバブルの2つが使われていて、指しているものは同じです。正式な分類の名前で調べたい場合は、その名前で書いた記事のほうが詳しく書いてあります。
費用は口径で決まります。戸建てや1室単位なら20Aで総額400,000〜430,000円、引き込みが25Aの建物なら総額650,000〜680,000円(いずれも税抜)が目安です。戸数が増えても台数は1台のままなので、1戸あたりは軽くなります。
- 呼び名から調べる場合:ナノバブルとウルトラファインバブルの違いの記事へ
- 正式な分類の名前で調べる場合:効果と仕組みを詳しく書いた記事へ
- 金額から決めたい場合:口径と工事費の表へ
よくあるご質問
ナノバブルは何が違うのですか
泡の直径が1マイクロメートル未満という点です。この大きさになると、水の中を浮き上がらずに長くただよい続けます。そのため、元栓直下に1台取り付けるだけで、建物の端の蛇口まで、ナノバブルを含んだ同じ水が届きます。
取り付けたら、すぐに変わりますか
すぐには変わりません。先に変わるのは掃除の手ごたえで、配管の内側のように、すでに汚れが積もっている場所は数か月かかります。見る期間は1年で区切ると比べやすくなります。
各戸に工事は入りますか
入りません。作業するのは水道メーターの周りだけです。断水は1〜2時間で、配管を切ってつないだ接着剤が固まるまで水を通せないためです。受水槽のある建物では、工事のあいだも、受水槽に貯まっている水があるうちは、入居者さまはふだんどおり水を使えます。
電気代や交換部品はかかりますか
かかりません。水道の水圧だけで泡を作る構造で、可動部も消耗品もありません。コンセントも配線も不要で、フィルターの交換もありません。
費用はいくらですか
本体は口径で決まり、20Aは350,000円(メーカー希望小売価格498,000円)、25Aは600,000円(同850,000円)、40Aは2,500,000円(オープン価格)です。工事費は20A・25Aで50,000〜80,000円、40Aで150,000円程度が目安で、総額は20Aで400,000〜430,000円、25Aで650,000〜680,000円、40Aで2,650,000円です(いずれも税抜)。
保証はありますか
10年保証が付きます。メーカーの2年に株式会社ライヴスが8年を足した年数です。10年のあいだのお問い合わせは当社でお受けします。
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